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  • 2021年4月10日更新
リスヴェル編集部トピックス
Editor:リスヴェル編集部

ドバイの神聖なラマダン期間の過ごし方や食事メニューを紹介

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イスラム教徒にとって重要な行事のひとつ「ラマダン」が始まる。2021年は4月12日(月)の夜に始まり、5月12日(水)の夜に終わる予定。ラマダンは、イスラム教社会で使用される暦法および紀年法のイスラム暦(ヒジュラ暦)の第9月に、日の出から日没までの間、ムスリムの義務のひとつ「断食(サウム)」として飲食を絶つことが行われる。ドバイ政府観光・商務局では、ラマダン期間のイスラム教徒の過ごし方や食事メニューについて紹介しているので共有したい。

ラマダンの基礎知識
https://www.visitdubai.com/ja/sc7/articles/guide-to-ramadan
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ラマダンの過ごし方:
ラマダン期間中イスラム教徒は、夜明けから日没まで断食を行う。謙虚さ、忍耐強さ、精神性を身につけるために、信者は断食期間中、飲食や喫煙を控え、貞節を守る。ラマダンは慈悲の月でもあり、高潔な意思と善行が一年のうちで最も大きな報酬をもたらす月とされるため、慈善活動やコーランの読解などを中心に過ごす。

また、イスラム教徒は、寛大さ、家族の絆、精神性、自制心を実践することで、心と体の静けさを確保し、平和、静けさ、自身に満足する心を築くとされている。そこには事前活動として、貧しい人や困っている人に手を差し伸べることも含まれている。
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ラマダン中に断食することの4つのメリット:
1.断食をすると脳がストレス状態になり、脳幹細胞の若返りを促す“脳由来神経栄養因子”というタンパク質が生成され、脳の力がアップする

2.代謝をリセットする。断食期間中は、体を使うだけ脂肪も使い、体内の毒素を排出する

3.インスリン抵抗性を低下させるため、血糖値のコントロールを促進する

4.体内の消化器官を強化する。エネルギーを維持するために必要な栄養素を摂取することを促し、健康的な食生活を促進する
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ラマダン中の食事メニュー:
ラマダン期間中、イスラム教徒の食事は、日の出前の「スフール」という食事で始まり、日没後の「イフタール」という食事をするまで食事を節制する。日没後は、家族や友人と共に、喜びを分かち合い、料理と共に楽しい時間を過ごす。

ラマダン期間中の断食明けにまず食べるのは、疲れた体の血糖値を上げる効果のあるデーツ。デーツには、柔らかくてとても甘いバーリやハラウィから、マジョールや乾燥したホドリーまで様々な品種がある。

日没後のイフタールの食事の始まりにはレンズ豆のスープ。スープは体に吸収されやすいので、断食明けには最適。このスープのベースとなる赤レンズ豆に、フレッシュなレモン汁が加えられ、ピタパンで作ったカリカリのクルトンがトッピングされる。

前菜の「メッゼ」には、温かいメニューと冷たいメニューの2種類。温かいメッゼは、キッベ(ブルグル小麦とひき肉のケバブ)、ファラフェル(ひよこ豆と空豆のパテを揚げたもの)、サンブーセック(インドのサモサに似たもの)、ファターヤー(肉やほうれん草、チーズなどを詰めたお菓子の盛り合わせ)などが一般的。冷たいメッゼには、タブーレー(細かく刻んだパセリにトマト、ブルグル小麦、ミントを加えたもの)やファトゥシュ(ミックスベジタブル、トマト、ラディッシュをトーストしたピタパンにのせたもの)などのサラダ、フムス(ひよこ豆のペースト)やモタッベル(ナスのペースト)などのディップ、ワラク・エナブ(つる性の葉に米を詰めたもの)などがある。
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メインディッシュには、スパイスで味付けした子羊をじっくりと焼き、米やナッツを混ぜたものを添えた「ウージー」という料理。他にもハリース(砕いて茹でた、または粗く挽いた小麦に肉を混ぜたもの)やテリード(モロッコのタジンに似た、肉をベースに野菜を加えたシチュー)といったエミラティ料理を食べる。

食事の最後には、エミラティのスイーツ “ルゲイマート”(揚げたボール型生地を、デーツシロップに浸したエミラティドーナッツ)や、中東で人気のクナーファ(細い麺のようなペストリー、またはセモリナの細長い生地を、チーズと一緒に焼き、砂糖のシロップに浸したもの)を食べる。

ラマダンの定番ドリンクは、ブドウの糖蜜とローズウォーターをブレンドし、オプションで松の実やレーズンをトッピングしたジェラブや、乾燥アプリコットペーストを使用した濃厚なアプリコットドリンク、クァマルディーンなど。

ドバイ政府観光・商務局
https://www.visitdubai.com/ja
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