旅の扉

  • 【連載コラム】空旅のススメ
  • 2021年3月19日更新
あびあんうぃんぐ
航空ライター:Koji Kitajima

旅の気分で楽しむホテルメトロポリタン川崎のブッフェ「宮崎フェア」

南国のテラスを思わせる「Terrace and Table」の外観zoom
南国のテラスを思わせる「Terrace and Table」の外観

川崎と宮崎で「さきさき」
JR川崎駅に隣接するホテルメトロポリタン川崎のオールデイダイニング「Terrace and Table」では2月1日から3月末まで「宮崎フェア」と名付けられたブッフェが行われています。川崎市が行政連携する宮崎の新鮮な野菜や果物の他、アルコール類も豊富に用意され、宮崎の魅力が詰まったフェアになっていました。

明るい日差しの差し込むレストラン
駅の西口からミューザデッキを通り、まず目に入るのはテラスダイニングです。窓に宮崎フェアの大きなオレンジ色のステッカーが貼られています。太陽の中心に宮崎フェアと書かれ、KAWASAKIとMIYAZAKIの文字が太陽の光線を表すように取り囲んでいるデザインで、燦燦と輝く太陽に育てられた自然の恵みを感じさせてくれます。

万全な感染症対策
3方向の窓から光が差し込む明るいダイニング。入口で手指のアルコール消毒と検温を行い、人数を制限して席に案内されます。ブッフェの際にはマスクをし、使い捨ての手袋も用意されています。手袋は料理を取りに行く際、都度新しいものに取り換えるよう案内がありました。テーブルにはマスクホルダーも置かれています。

料理台には飛沫防止の為のビニールロールカーテンが設置され、手元だけが料理に届くような工夫がされています。サラダバーには、スニーズガードも設置され、しっかりとした感染症対策が取られていると感じます。

明るい店内とブッフェの列zoom
明るい店内とブッフェの列

ライブキッチン
オープンキッチンでは生地から手作りしているピッツァを窯で焼く様子を見ることができました。ふんだんにかけられたパルミジャーノ・レッジャーノチーズが香ばしい香りを放ちます。すぐ隣りでは大きなローストビーフを切り分けており、その豪快さと臨場感にワクワクします。さらに出来立ての特製きのこリゾット入りスフレオムライスが。出来立てを食べてみると、溶けてなくなるようなふわっふわな初めての食感に驚きます。さらにオムレツの中にはリゾットが隠れており、デミグラスソースとトリュフの香りにも包まれ幸せな気分になりました。

サラダバーには宮崎から運ばれた、見るからに新鮮そうで色鮮やかな野菜が並びます。宮崎野菜の生産者さんの手作りだというオリジナルのドレッシングが日替わりで用意されているそうで、この日は人参と青じそのドレッシングでした。

デトックスウォーター、都農ワインと新鮮なサラダzoom
デトックスウォーター、都農ワインと新鮮なサラダ

宮崎の名物を存分に
たっぷりのタルタルソースが濃厚なチキン南蛮。宮崎県産あまくち醤油と宮崎焼酎で煮込んだスペアリブと大根。冷や汁に、かつおのたたき、めひかりの天ぷらと飫肥天。宮崎県産エビスブロイラーのスパイシーからあげなどに加え、刺激的な辛みとうま味が味わえる辛麺まで。思う存分宮崎を味わっていると、以前出かけた青島神社や高千穂峡など宮崎の緑豊かな風景が浮かんできます。

スフレオムライスとシェフの皆さんzoom
スフレオムライスとシェフの皆さん

お酒が豊富
料理に合わせて楽しめるようアルコール類も豊富に用意されていました。夜の飲食店時短制限の今、ランチタイムには飲みたくなります。焼酎日本一の宮崎ならではの地域別の4種に加え、九州と川崎のクラフトビールの飲み比べができる飲み比べセットも人気だとか。

女性に人気が高いのは地元産ぶどう100%を使った4種の「都農ワイン」。白の辛口の「白水アンフィルタードシャルドネ」、ロゼのやや甘口はキャンベルアーリー、赤の辛口ミディアムボディの「プライベートリザーブ マスカット・ベリーA」、赤の甘口スパークリングは「キャンブルスコレッド」がありました。また宮崎フェアにあわせて作られた日向夏を使ったホテルメトロポリタン川崎だけのオリジナルカクテルも用意されていました。

デザートも充実
太陽の光が降り注ぐ宮崎では、果物が充実しており、スイーツも楽しみのひとつ。なかでも今が旬の「日向夏」と完熟きんかん「たまたま」を使ったフルーツコンポートは、絶対に食べて頂きたい一品です。これがきんかん?と驚くほど皮も実も甘みが強い「たまたま」と、白皮がふわふわの爽やかな酸味の日向夏をあますところなく味わえます。他にも宮崎の卵を使ったクリームブリュレも濃厚で、お土産にしたいほどの美味しさでした。

デザートとパティシエzoom
デザートとパティシエ

マルシェで食材を購入できる
週末にはホテルロビーで、ソラシドマルシェも開催されています。宮崎から陸便では中一日掛かるところ、ソラシドエアの空輸であっという間に届けられた宮崎の新鮮で美味しい野菜を購入することができます。

お勧めは、野菜セット(佐土原なす、ズッキーニ、ミニトマト、リーフレタスなど税込¥1,800)と、ひなたいちご園の「ひなた姫」(1トレイ税込¥800)。「ひなた姫」は糖度が通常より高い15度もある甘くみずみずしい、ひなた県と言われる宮崎ならではの美味しいいちごです。

ソラシドマルシェの様子(提供:ソラシドエア)と宮崎料理zoom
ソラシドマルシェの様子(提供:ソラシドエア)と宮崎料理

レストランの入口には、宮崎の観光ガイドや、ソラシドエアのパンフレットも用意されています。宮崎の美味しい食材に舌鼓をうちながら、また自由に旅行に出掛けられる日に備えて、具体的な旅行のプランをたててみるのも楽しいかもしれません。

大人気の宮崎フェアも今月末まで。その後は世界の料理が並ぶVoyage Buffetが待っています。宮崎の旅を満喫した後は、イタリア、フランス、アメリカ、ベトナム、中国など世界の食の旅に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。


宮崎フェア ランチブッフェ  平日大人3,500円 土日祝4,000円
      ディナーブッフェ 平日大人5,000円 土日祝6,000円

ソラシドマルシェ日程
開催日:3月13・14・20・21・27・28
開催時間:11:30~16:00 ※なくなり次第終了

ソラシドエアは3月28日から羽田⇔宮崎線は6往復12便で運航致します。


取材協力:
ソラシドエア       ⇒ https://www.solaseedair.jp/
ホテルメトロポリタン川崎 ⇒ https://kawasaki.metropolitan.jp/

航空ライター:Koji Kitajima
大阪府出身。幼少期より空への憧憬の念を持ったまま大人になった、今や中年の航空少年。
本業のかたわら情報を発信しています。週末は航空ライター兼ブロガーとして活動中。
旅のモットーは、「航空旅行を楽しまないと旅の魅力は半減です。旅の楽しみは空港から始まる」です。

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