旅の扉

  • 【連載コラム】旅行が大好きやか!
  • 2019年12月3日更新
亜細亜大学 経営学部 ホスピタリティ・マネジメント学科:小倉ゼミ生

「五感で感じるご縁の國、島根県松江市」〜出雲の国の箱庭〜

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絶好のドライブ日和の1日
松江市から30分車を走らせて「大根島」という小さな島に向かいました。大根島は松江市と鳥取県の境港市のちょうど間に位置しています。この島の面積は約6.78㎢で、今から約19万年前に火山の噴火によって出来た火山島です。「派手なテーマパークも大きな商業施設もない、ここにあるのはただ静かにすべてを受け入れる美しい自然」というコンセプトの通り、島全体が緑豊かで、車で走っていてとても心地よかったです。
落ち着きのある園内の様子zoom
落ち着きのある園内の様子
そんな自然豊かな大根島にある「由志園」にお邪魔しました。由志園は、出雲地方の豊かな地形を凝縮した箱庭のように八岐大蛇伝説が息づく奥出雲の大渓谷や斐伊川、宍道湖や中海、日本海の美しい水景を感じる池泉回遊式日本庭園です。

由志園の中には食事処が3箇所あり、外の景色を堪能しながら食事を楽しめる空間になっています。私も年を重ねたらここでゆっくりお茶でも飲みたいなぁなんて思える、そんな落ち着く場所でした。
牡丹の館では希少な牡丹の花を1年中堪能できるzoom
牡丹の館では希少な牡丹の花を1年中堪能できる
由志園の1番の魅力は「牡丹」の花でしょう。300年前にとある住職さんが静岡からもちかえって種を植えたのが始まりといわれている牡丹は、島根での牡丹栽培最盛期の明治時代以降少なくなり、現在牡丹を栽培産地は大根島だけと聞きました。

「牡丹の館」では1年中牡丹を堪能できる場所になっています。室内は牡丹が育つような環境が整っていて、9月であるにも関わらずとても寒かったです。

牡丹の館をプロデュースしているのは、あのイギリスのエリザベス女王から「緑の魔術師」と称された世界的デザイナー石原和幸氏であり、おしゃれな空間が広がっていました。
この風景が堪らなかった!!!zoom
この風景が堪らなかった!!!
室内には由志園の歴史や、大根島の特産物である高麗人参のミュージアムがあったり、外の空間では味わえないような作りだったり、とても勉強になりました。この写真はそんな由志園での私のお気に入りの場所です。休憩処がありそこで少し休んでいた際、まるで絵の背景のような光景が広がっていて感動しました。落ち着いた場所が好きな人、違う景色を見たい人などにお勧めしたくなる場所でした。

由志園
所在地: 〒690-1492 島根県松江市八束町波入1260-2
営 業: 午前9時〜午後5時 車椅子での見学可 車椅子の貸し出しあり
電 話: 0852-76-2255
料 金: (一般)800円 ベストシーズン1000円 ライトアップ900円
     (70歳以上)700円 ベストシーズン900円 ライトアップ800円 
     (小中高生)400円 ベストシーズン500円 ライトアップ450円
     (年間パスポート)スタンダード1400円 スウィート2000円
公式サイト:https://www.yuushien.com/


小倉通孝ゼミ二期生 Amon
亜細亜大学 経営学部 ホスピタリティ・マネジメント学科:小倉ゼミ生
亜細亜大学 経営学部 ホスピタリティ・マネジメント学科 小倉通孝ゼミ生による旅のコラム。ゼミの授業を通して訪れた国内外の観光地をフレッシュな学生の視点でレポートします。

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