旅の扉

  • 【連載コラム】旅行が大好きやか!
  • 2019年11月30日更新
亜細亜大学 経営学部 ホスピタリティ・マネジメント学科:小倉ゼミ生

「五感で和を感じるご縁の国、島根県出雲市」~自然と歴史を感じる旧大社駅~

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今回私は、島根県の旧大社駅に行ってきました。旧大社駅を皆さん知っていますか?
私は今回初めて旧大社駅というものがあるということを知りました。実際に私が旧大社駅を訪れて感じた魅力を紹介します!

まず、旧大社駅とは1912年(明治45年)、西日本旅客鉄道(JR西日本)により出雲市今市町から大社町を結ぶ大社線が開通し、それに伴い開業した「大社駅」の旧駅舎です。出雲大社の表玄関口として参拝客など多くの人で賑わい、一時期は東京・大阪・名古屋から直通列車が運行されていたほどだったそうです。
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現在ではあまり見ることのできない木造建築で、とても美しかったです。出雲大社を意識した左右対称の社殿風な造りや、屋根などにも様々な工夫がされています。ぜひ行った際は注目してみてください。なんと駅舎は「日本の建築200選」や近代化産業遺産、国の重要文化財にも指定されているそうです!
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駅舎の中に入ってみると、昔のまま残された待合室や出札室を見ることができました。細かくデザインされた出札室は本当に美しく、ジブリなどにも出てきそうだなぁと感じました。窓口の前に立って写真を撮ると、実際に切符を購入しているような写真を撮ることができました。

出札室の中には、実際に昔使用されていた制服や机、切符収納棚などが当時のまま残されているそうです。中をのぞいて探してみるのも面白そうですよね!その他にも奥に進むと待合室があり、当時使われていたものがたくさん展示されていました。今ではなかなか見ることのできないものばかりでとても面白かったです。

天井や壁には灯篭型のシャンデリアが取り付けられていて、駅を照らしていました。和風と洋風の2つの雰囲気を感じて、温かみを感じることができる駅でした。毎日利用する駅がこんな風に工夫された駅だったら、わくわくした気分で駅を利用できるのになぁなんて思いました。
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運賃表も平成2年の廃線当時そのままとなっていて、当時はこんな感じだったのだなと想像することができて面白かったです。当時の面影がいたるところに感じることができるため、駅舎が利用者で賑わっていた頃の様子を思い出して懐かしく感じる人も多いみたいです。
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ホームの方にも出ることができました!とても長いホームになっていて、当時運行していた列車の長さを感じることができました。ベンチに座ると、実際に駅を利用しているかのような写真を撮ることができて、まるでタイムスリップしたようでした。

その他にも木製の改札口や当時の信号機、珍しい石製の改札口などを見ることもできます。長いホームの下には今も線路が残されており、一番奥の線路には通称「デゴイチ」と呼ばれるSL、D51774号機が保存されていて、当時の光景を実際に感じることができました。

線路に降りることができるので、線路の上で写真を撮って楽しむこともでき、周りの自然を全身で感じることができる場所でした。
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旧大社駅には、私は出雲大社から歩いていきました。徒歩15分くらいで行くことができます。道の途中には、有名な出雲そばが食べることのできるお店や食べ歩きのできるものを売っているお店がたくさんあってとても楽しむことができました。行く途中に色々と寄ってみるのもおすすめです!お土産が買えるお店もあるので利用してみてください。

写真の白い鳥居も、旧大社駅に向かう途中にありました。鳥居の間から、小さく出雲大社の入り口が見ることができました。鳥居の間は、車も通っていてなかなか見ることのできない光景でした。ぜひこの鳥居も見に行ってみてください!とても奇麗な写真が撮れるおすすめスポットです。

旧大社駅は、あまり多くの人にはまだ知られていない場所ですが、歴史や自然を感じることのできるとてもおすすめな場所です!出雲大社に訪れた際は、少しの空いた時間でも楽しむことができると思うのでぜひ訪れてみてください!

出雲観光ガイド http://www.izumo-kankou.gr.jp/4609

小倉通孝ゼミ二期生 Ichika
亜細亜大学 経営学部 ホスピタリティ・マネジメント学科:小倉ゼミ生
亜細亜大学 経営学部 ホスピタリティ・マネジメント学科 小倉通孝ゼミ生による旅のコラム。ゼミの授業を通して訪れた国内外の観光地をフレッシュな学生の視点でレポートします。

亜細亜大学 経営学部 ホスピタリティ・マネジメント学科
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