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- 2019年10月7日更新
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Editor:リスヴェル編集部
コミカルで心温まる映画『イエスタデイ』から見るビートルズの聖地
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- ©Universal Pictures
- もしも自分以外にザ・ビートルズを知らない世界になってしまっていたとしたら!?というユニークな設定で展開していく壮大な映画『イエスタデイ』が10月11日(金)に全国で公開される。
主な撮影ロケ地はイングランド東部サフォーク州の小さな田舎町。撮影は、クラクトン=オン=シーから始まり、北上してゴールストン=オン=シーまで行われた。ゴールストン=オン=シーには「ピア・ホテル」があり、映画でも主要な2つのシーンが撮影された。サッカーの聖地ウェンブリースタジアム、音楽のメッカであるロサンゼルス、豪邸が海沿いに並ぶマリブビーチも舞台になっている。そして、当然の事ながらザ・ビートルズの聖地リヴァプールもロケ地である。映画の撮影シーンを含め、ちょっとリヴァプールに触れてみよう。
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- ©Universal Pictures
- リヴァプールでは、主人公のジャックがデビュー前日にLAから逃げ出し、ビートルズの故郷を訪れて彼らの魂とつながろうとするシーンの撮影が行われた。
リヴァプール(Liverpool)は、イギリス・イングランド北西部マージーサイド州の中心都市。人口は約57万人。18世紀よりイギリスの主要な港湾都市であったが、世界的ロック・バンド「ザ・ビートルズ」の出身地であることから、現在ではザ・ビートルズの所縁の場所や建物のある聖地として知られている。
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- ©Universal Pictures
- “Penny Lane”(ペニー・レイン)
“Eleanor Rigby”(エリナー・リグビー)
“Strawberry Fields Forever”(ストロベリー・フィールズ・フォーエバー)
映画の中でこの3曲は、記憶に頼るしかないジャックにとって思い出すのが難しかった曲。どれも有名な名曲だが、曲を知っていても、歌詞を完璧に思い出すのは難しいということを伝えたかったと言う。
ペニー・レイン(Penny Lane)はリヴァプールにある通りの名前。かつては銀行や床屋もあった。街で唯一の自動車所有者であるペニー・レイン銀行の男が大雨なのにレインコートを着ないことを子ども達が笑い、自動車を所有する銀行家のことを「おかしいね」とあざ笑うかのような歌詞。
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- ©Universal Pictures
- エリナー・リグビーは、エリナー・リグビーという身寄りのない老女と、誰からも相手にされないマッケンジー神父という架空の人物を悲劇的に書いた物語調の歌。リヴァプールのセント・ピーターズ教会(ジョンとポールが初めて出会った場所でもある)のウールトン共同墓地に、実在のエリナー・リグビー(1895年-1939年)の墓があることがわかり、リヴァプールを訪れるビートルズファンの「聖地」となった。ただし歌詞に出てくるキャラクターとは関係ないと言われている。
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- ストロベリー・フィールズ・フォーエバーは、リヴァプール郊外にあるジョン・レノンが幼少期に暮らしていた家の近くにあった救世軍が運営する戦争孤児院「Strawberry Field」をモチーフにしている。ビートルズファンの訪問が絶えない場所であったが2005年に閉鎖。しかし、その後もビートルズファンの訪問は絶えず、正門及び赤い鉄製のゲートは残されていた。2011年にゲートはリヴァプールにある「Beatles Experience Centre」に保管されることとなる。
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- 《ものがたり》
ジャックはイギリスの小さな海辺の町に住む悩めるシンガーソングライター。幼なじみで親友のエリーから献身的に支えられているもののまったく売れず、音楽で有名になりたいという夢に限界を感じていた。そんな時、世界規模で瞬間的な停電が起こり、彼は交通事故に遭う。昏睡状態から目を覚ますと、この世には史上最も有名なバンド、ザ・ビートルズが存在していなかったことになっていることに気づくが・・・。
『イエスタデイ』 (原題)YESTERDAY
公 開 日: 2019年10月11日(金) 全国でロードショー
監 督: ダニー・ボイル
脚 本: リチャード・カーティス
出 演: ヒメーシュ・パテル、リリー・ジェームズ、ケイト・マッキノン、エド・シーラン(本人役)
配給宣伝: 東宝東和
公式サイト:https://yesterdaymovie.jp/
©Universal Pictures