旅の扉

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  • 2013年2月8日更新
リスヴェル編集部トピックス
Editor:リスヴェル編集部

ラグジュアリーホテルが提供する魅惑のチョコレートは愛のキューピッド

Hotel Sacher Wienzoom
Hotel Sacher Wien
宿泊客を取り囲む甘いチョコレートの魅惑は、ひとつの方法だけではないという事を「ホテル・ザッハー・ウィーン」は“ケーキ”を選択したことで文字通り証明しています。オーストリアを代表する古典的なチョコレートケーキ「ザッハートルテ」は、1832年にこのホテルで生まれ、そのレシピは門外不出とされています。毎年36万個以上のザッハートルテが作られ、ウィーン、ザルツブルク、グラーツ、インスブルックにある4軒のザッハー・ショップや菓子店で購入することができます。また、オンライン販売を利用すれば世界中どこからでも購入でき、国際宅急便で配送してくれます。ホテル・ザッハー・ウィーンは、ザッハートルテだけでなく、種類豊富な菓子を作っています。特にミニ・ザッハートルテと称される「ザッハーワッフル」は、客室でのターンダウン時にギフトとして宿泊客に提供しています。同じチョコレートでも少々体重が気になる宿泊客向けに、独自のチョコレートを使ったザッハースパのボディーケア「タイム・トゥ・チョコレート」は高級チョコレートに全身を包まれる贅沢なトリートメントです。カカオバターを使ったクリーミーなチョコレート・ケアはすぐにその効果が現れ、皮膚を正常に整えて長く効果を維持するため晴れやかな表情になります。チョコレートを食べていませんのでノンカロリーです。
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Baur au Lac
スイス人は実に真剣にチョコレートと向き合っています。それは、チューリッヒにある伝説的なホテル「ボー・オー・ラック」が作る独自の特別なブランド“チョコレー1844”に、経営者アンドレア・クラークト氏が個人的に169年前に建てられた設立年を名称に入れていることからも見事にそのことを立証しています。クラークト氏は、世界最大のチョコレート製造会社「バリーカレボー」の協力を仰ぎ、数多くのカカオを選定しブレンドしながら“カレノワール70%”チョコレートを独自のブランドとして最初の製品を作りました。カカオ含有率70%の“カレノワール70%”はスイスで生産され、主にその強いカカオの風味、程よいフルーティなアクセントと、かすかに香ばしさを後味に感じる特徴があります。最初の一連の製品は、“チョコレー1844”のブランド名で近日発売されます。このチョコレートは、ホテルのギフトショップ、ホテル内3ヵ所のワインショップ、チューリッヒ市内のワイン専門店「ボー・オー・ラック・ワイン」で購入できます。ボー・オー・ラック・ワインのポートワインのコレクションとのペアリングは絶妙なハーモニーを生み出すことでしょう。
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Rocco Forte Hotel Amigo
ベルギーと聞くと自動的に“チョコレート”を思い浮かべますが、ベルギーのチョコレートを口にするまで、にわかに信じがたいと思う人もいるかも知れません。ブリュッセルのホテル「ロッコ・フォルテ・ホテル・アミーゴ」は、この地元の名物を存分に宿泊客が楽しめるように、「ローラン・ゲルボー」のようなショコラティエと協力しています。ローラン・ゲルボー氏は、アプリコット、洋ナシ、ジンジャーなどのドライフルーツとスパイスを組み合わせ、甘さを抑えたチョコレートでコーティングしたり、チョコレートにゆずの風味を利かせたり、自由な発想で独自の世界観を作り出す話題のチョコレート職人です。また、ホテルでは、チョコレートの製造技術法を学びながらチョコレート作りの体験ができる宿泊パッケージを用意しています。宿泊パッケージは1泊259ユーロから提供しており、朝食、カカオ・チョコレート博物館入館料が含まれます。
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Excelsior Hotel Ernst
ドイツもまたチョコレートの美味しい国として知られています。ケルンのホテル「エクセルシオール・ホテル・エルンスト」のシェフパティシエ、リー・ホルツアプフェル氏は、ホテル内の東アジア料理レストラン「タク」のためにレモングラスと生姜を浸出したプラリネを作ったり、独創的なフランス料理レストラン「ハンス・シュトゥーベ」ではより伝統的な味を表現したプラリネを作ったり、ホテルのレストランの異なる料理スタイルに合わせた最適なチョコレートを提供する概念を持ち合わせています。このホテルでは、型にチョコレートを流し込む作業から独特なプラリネの盛り付け作業まで、ホルツアプフェル氏が作り出す芸術的な作品ができる過程を間近で見ることができる特別なワークショップを宿泊客に提供しています。また、アーモンド、チリ、オレンジなどの材料を使い、ホルツアプフェル氏自ら参加者に合った菓子の作り方を伝授し、自分で作った作品を持ち帰ることができます。ただし、その場で食べてしまいたいという誘惑に抵抗することができたらですが。
The Windsor Hotel TOYA Resort & Spazoom
The Windsor Hotel TOYA Resort & Spa
北海道のホテル「ザ・ウィンザーホテル洞爺」は、プライベートまたはセミ・プライベートの料理教室 – スイーツ・ファクトリー - を宿泊客向けに用意しています。ホテルのシェフパティシエの技を学びながらガトーショコラのようなチョコレート菓子を作ることができます。甘い物を口にするのはちょっと控えたいと思っている人のために、ウィンザーがプロデュースする癒しの空間「ブルーム・スパ洞爺」では、チョコレートをテーマにした特別なトリートメントをバレンタインデー期間中に提供します。カカオを贅沢に使用したチョコレートのスクラブとフェイシャル、またはアップルとブラックベリーのフェイシャル、ボディスクラブ、チョコレートを使ったボディトリートメントなど、ウエストラインを気にすることなく、好きなだけチョコレートの癒しの効果を味わうことができます。
Bernardus Lodgezoom
Bernardus Lodge
美しい葡萄畑と雄大なサンタ・ルチア山脈の景色を望むカリフォルニア州カーメルバレーのホテル「バーナーダス・ロッジ」のペストリーシェフ、ベン・スパンジン氏は、地元の食材やエッセンスをチョコレート菓子の味付けに使うチョコレート愛好家です。彼が作るチョコレートは、ガーデンミント、シナモンスティック、レモンバーベナ、地元ビック・サーの塩など、ユニークなフレーバーが特徴です。ホテル内のレストラン「マリナス」では、皿に盛られた数種類のチョコレートデザートに加え、パリッとした食感のあるポン菓子とチョコレートソルベや、自家製マシュマロに濃厚でスパイスの利いた熱いチョコレートかけのように、毎晩異なるカカオの味を楽しむ3コースのデザートを出しています。またこのホテルでは、3時間の実践的な菓子作り教室を宿泊客向けに用意しています。例えば3月9日には、お弁当、グルメレシピ、お土産が付いた菓子作り教室が125米ドル、また12月7日には、カクテル、バーナーダス産ワイン、チョコレートブッフェを含む2時間のチョコレート作り教室が95米ドルで参加することができます。

情報提供:ザ・リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールド
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