旅の扉

  • 【連載コラム】地球に優しい旅しよう!
  • 2019年3月17日更新
自然と動物好きなトラベルジャーナリストの旅コラム
travel journalist:平野 美紀

アートとグルメを満喫!ローカル気分でメルボルン散策。地元っ子に人気の㊙スポット巡り2

メルボルンの中でも極めてクオリティの高いストリート・アートzoom
メルボルンの中でも極めてクオリティの高いストリート・アート
中心部からほど近く、トラムに乗ればサクっと行ける「フィッツロイ」&「コリンウッド」をご案内している『メルボルン散策シリーズ』。

今回は、芸術の街メルボルンならではの見どころスポットと、ランチやディナーにもおすすめのクールでユニークなお店をご紹介します!
マット・アドネイト氏による20階建てビルの壁画アートzoom
マット・アドネイト氏による20階建てビルの壁画アート
■メルボルンらしさ全開のクオリティの高いストリート・アート

流行に敏感なメルボルンをリードする「フィッツロイ」&「コリンウッド」エリア。ぶらぶらと歩いていると、そこかしこで、クオリティの高いストリート・アートに出会えます。

住居ビルディングに描かれた壁画アートとしては、南半球で最も高いと話題になった20階建てマンションも、このエリアにあります。

この作品は、地元の壁画アーティスト マット・アドネイト氏によるもの。

アジア人の女の子、スカーフを被った年配の女性、男の子といった実際の住民たちを生き生きと描き、様々な人種が同じ場所で暮らすメルボルンの多様性を表現しています。

このほかにも、1984年に描かれ、現在ではビクトリア州の遺産にも登録されているキース・ヘリングの壁画(復元)も、この地区にあります。

メルボルンの中でも極めてクオリティの高いストリート・アートが見られる「フィッツロイ」&「コリンウッド」エリア。

ぜひ、のんびりと散策しながら、素晴らしいストリート・アートを見つけてみてください。

マット・アドネイト氏による20階建てビル壁画の詳細とマップ
ビルの屋上に電車が3台?!zoom
ビルの屋上に電車が3台?!
■ビルの屋上に3台の電車が?!インスタ映えスポットとして人気急上昇のハンバーガー屋さん

ストリート・アート散策で疲れてきたら、ちょっと風変わりなハンバーガー・レストラン「イージーズ」でランチ休憩。

この店に到着したら、すぐに中へ入らずに、まずは上を見上げてみる・・・すると、店のあるビルの屋上には、なんと、本物の電車が3台!

なぜあんなところに・・・?!と思わずにはいられない、奇妙な光景がそこにあります。

この店をオープンしたのは、ジミーとフィル、ジェレミーという男友達3人組。ビルの屋上から突き出た3台の電車は、3人のオーナーたちを表しているとか。

オーナーの一人であり、ストリート・アーティストでもあるジミーさんが、電車や店内に斬新なアートを施し、どこをとってもユニークで思わず笑みがこぼれてしまう、素敵なお店に仕上げました。
ハンバーガーもボリュームたっぷりでおいしい♪zoom
ハンバーガーもボリュームたっぷりでおいしい♪
店内へ入ると、目の前に広がっているのは、テーブルと椅子がある、よくあるタイプのハンバーガー・ショップ・・・とはいえ、この空間もコンセプトのひとつである「トランスポーテーション(交通機関)」のイメージで統一されています。

ですが、ここはひとまず通り過ぎて、“謎の屋上電車”を目指してGo!

屋上の電車へ行くためには、階段を昇るか、猛烈にゆっくりとしたスピードで上昇するエレベーターに乗らなくてはなりません。

エレベーターが到着し、ドアが開くと、そこは電車の中そのもの。客車であった当時のままに椅子が残されており、それらを利用してテーブルを配したダイナー風のレストランになっています。

トイレなどもそのままトイレとして利用するなど、見どころ満載!一体どうなっているのか、隅々まで見て回りたくなってしまうかも?

天気のよい日は、メルボルン中心部が見えるデッキもおすすめです。

ユニークな電車アートとおいしいハンバーガーが楽しめる「イージーズ」は、地元っ子たちの隠れ家的スポット。

よく冷えたビールと共に、手作り感たっぷりのボリュームあるハンバーガーを頬張る、最高のランチタイムを楽しめます。

Easey's  
48 Easey St, Collingwood VIC 3066 Tel: (03) 9417 2250
営業時間:日~木11:00-22:00, 金土11:00-23:00
メルボルン生まれの様々なクラフトビールが楽しめるzoom
メルボルン生まれの様々なクラフトビールが楽しめる
■メルボルン生まれの絶品クラフトビールで乾杯!老舗的地ビール醸造所のおしゃれビアホール

イージーズで満腹になった後は、再びストリート・アートを探しながら、再びぶらぶら散歩。

ちょっと喉が渇いてきたなぁという頃に立ち寄ってみたいのが、メルボルン生まれのクラフトビールの中でも老舗的な蒸留所のひとつ「ストンピング・グラウンド」。

素材にこだわり、ビールをこよなく愛する仲間で作り上げてきた自慢のビールは、メルボルンにおけるクラフトビール・ブームを常にリードしてきました。

倉庫を利用した広々とした空間は、まるでアウトドアのような明るくて開放的なビアホールになっていて、週末の午後はとくに、仲間同士で集まる地元っ子でいっぱい!
アウトドアのような明るくて開放的なビアホールzoom
アウトドアのような明るくて開放的なビアホール
より飲みやすく、軽やかな味わいのビールは、地元で大人気。

エールやラガー、スタウトなど、種類も豊富で、店内で飲めるフレッシュな生ビールは、常に12~20種類と、ビール好きには天国のような場所かもしれません。

おつまみ風の一品はもちろん、皆でシェアできるお料理もありますので、仲間とのちょっとしたディナーにもぴったりです。

Stomping Ground Brewery & Beer Hall
100 Gipps St, Collingwood VIC 3066 Tel: (03) 9415 1944
営業時間:日~木11:30-0:00, 金土11:30-1:00


次回は、メルボルンからさらに足を延ばして、リゾート気分が満喫できる海辺の街ジーロングへ!あまり知られていないジーロングの美しい景色や見どころスポット、地元グルメをご紹介します。


Special Thanks to: Visit Victoria 日本語サイト
travel journalist:平野 美紀
人工物よりも自然に魅せられ、6年半暮らしたロンドンからオーストラリアへ移住。
トラベル・ジャーナリストとして各種メディアへの執筆やラジオ出演などの傍ら、
旅行情報サイトも運営。目下の関心事は、野生動物とエコ。
個人ブログ:http://tabimag.com/blog/
海外旅行情報サイト「@-Waveたびまぐ」:http://www.tabimag.com/
オーストラリア旅行情報サイト「オーストラリアNOW!」:http://australia-now.info/
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