旅の扉

  • 【連載コラム】ナンバーワンよりオンリーワン
  • 2018年7月15日更新
旅の道中、「愛すべき変なもの」を見つけたら、書かずにはいられない!
トラベルジャーナリスト:松田 朝子

部屋のプールの中で!ザ・リッツ・カールトン バリのフォトジェニック朝ごはん

部屋のリビングルームから、スライドガラスを開けるとウッドデッキになっています。デイベッドやダイニングテーブルが置かれた先には、プライベート・プールが!zoom
部屋のリビングルームから、スライドガラスを開けるとウッドデッキになっています。デイベッドやダイニングテーブルが置かれた先には、プライベート・プールが!
日常から離れた旅行先での朝ごはんは、どんな内容なのか期待もひとしお。それがファイブスター・リゾートならば前夜から食事を控えたくなってしまうかも。ザ・リッツ・カールトン バリでは、プールヴィラに宿泊すると、フローティング・ブレックファーストといって、プール内に朝食を運んでもらう追加オーダーもできるのです。これこそ旅ならではの朝ごはん、そして非日常の極み!

ザ・リッツ・カールトン バリのあるヌサドゥア地区は、バリでもゴージャスなリゾートが立ち並ぶエリア。ほとんどのリゾートがエントランスにセキュリティゲートを設けていて、外からは緑の森しか見えません。なので、チェックイン前からセレブな気分になります。
ザ・リッツ・カールトン バリの部屋数はスイートとヴィラをあわせて313室。お部屋のカテゴリーはオールスイートで、ヴィラは部屋というよりも一戸建ての集合体のよう。広大な敷地内はバギーと呼ばれるドライバー付きの電動カートで移動します。部屋は木々に囲まれていて、外からは全く様子がわかりませんが、木立の合間からは時折、水を湛えたプールの水面が垣間見られます。
トレーはプール内に置くか、テーブルに置くか聞かれますが、結構重いので、一人でプールに下すことは厳しいかもしれません。なのでプール内に置いてもらったほうがいいでしょう。zoom
トレーはプール内に置くか、テーブルに置くか聞かれますが、結構重いので、一人でプールに下すことは厳しいかもしれません。なのでプール内に置いてもらったほうがいいでしょう。
プライベートプールはしっかり泳げるサイズなので、夜中でも朝でも、好きな時に泳いでエクササイズができます。そして、フローティング・ブレックファーストは、このプール内に運ばれるのです。

朝、ホテルスタッフが重そうに担いで来たのは、フロートがついた大きなトレー。見るとそこには彩り鮮やかなブレックファーストが! てっきり、パンとフルーツなどのコンチネンタルスタイルかと思ったら、エッグベネディクトもありのフルブレックファースト!
水深1,2mくらいなので、足はつきますが小さい人はフロートなどがあると楽かもしれません。zoom
水深1,2mくらいなので、足はつきますが小さい人はフロートなどがあると楽かもしれません。
プール内にセットしてもらったら、トレーは固定されていないため、まさにプール内をフローティングしながらの朝食となります。スプーンで食べられるものはいいですが、浮いているため、ナイフを使うものは事前にカットしておくことが、非日常的なフローティング・ブレックファーストを100倍楽しむコツです。
リゾートの目の前は、白砂のビーチと青い海がどこまでも続きます。zoom
リゾートの目の前は、白砂のビーチと青い海がどこまでも続きます。
また、非日常朝ごはんとしては、ビーチに運んでもらうシーサイド・ブレックファーストもオーダー可能です。1日のスタートに、インド洋の大海原を間近に感じながらの食事は、心身ともにパワーチャージができるでしょう。
このレストランはとにかく広くて、メニューも多種多様なので、着席したらまず1度下見をしてから選ばないと、食べきれないかもしれません。zoom
このレストランはとにかく広くて、メニューも多種多様なので、着席したらまず1度下見をしてから選ばないと、食べきれないかもしれません。
その他定番の朝食ビュッフェは、和・洋・中華、バリスタイルとバラエティに富んだメニューのレストラン、Sensesで。朝日に輝くトロピカル・ガーデンを眺めながら朝食が楽しめます。

和食のコーナーには朝食からお寿司が。日本食が恋しくなったら、味噌汁や納豆といった和メニューもあるので、長期滞在でも安心です。また、アジアンのコーナーでは、好みの麺を選んでシェフがその場で作ってくれるヌードルステーションが人気です。
フードステーションの随所には、バリらしいお面が。バリの文化と伝統を感じさせられます。zoom
フードステーションの随所には、バリらしいお面が。バリの文化と伝統を感じさせられます。
日頃、慌ただしく済ませている朝ごはんも、ここでは映画のワンシーンのような楽しみ方もできます。身も心も、朝から非日常を楽しんで、一生の思い出に残る旅をしてみませんか?

ザ・リッツ・カールトン バリ
http://www.ritzcarlton.com/jp/hotels/indonesia/bali
トラベルジャーナリスト:松田 朝子
頭の中は、旅と猫とアルゼンチンタンゴで占められているトラベルジャーナリスト。日本旅行作家協会所属。大好きな地層と砂漠と赤い岩山のあるアメリカに良く出没。

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