旅の扉

  • 【連載コラム】トラベルライターの旅コラム
  • 2017年12月10日更新
よくばりな旅人
Writer & Editor:永田さち子

わくわくが止まらない! 初めてのドバイ(8)ドバイではアフタヌーンティー・タイムが欠かせない!

ドバイでは、気になるホテルのアフタヌーンティー巡りも楽しんでみたい。zoom
ドバイでは、気になるホテルのアフタヌーンティー巡りも楽しんでみたい。
スイーツ大好き!な女性にドバイでぜひ体験してほしいのが、アフタヌーンティー・タイム。かつて英国の統治下にあったこの国では、本格的なアフタヌーンティー・メニューも楽しみのひとつです。ドバイの旅コラム第8回は、ちょっとユニークなメニューを提供するホテルのカフェをご紹介します。

アフタヌーンティーは、五つ星ホテルのもうひとつの楽しみ方

ドバイで人気の五つ星ホテル。そのホテルに泊まらなくても楽しめるのが、アフタヌーンティーです。ほとんどの高級ホテルで、それぞれに趣向を凝らしたメニューを提供しています。
24時間営業の『La Farine』。ホテルの外からでも気軽に訪れることができます。(Photo: JW Marriott Marquis Hotel Dubai)zoom
24時間営業の『La Farine』。ホテルの外からでも気軽に訪れることができます。(Photo: JW Marriott Marquis Hotel Dubai)
前回のコラムで紹介したホテル『JWマリオット・マーキス・ホテル・ドバイ』のロビーフロアにある『La Farine(ラ・ファリーヌ)』は、自家製のパンやスイーツが人気のカジュアルなカフェ&ベーカリー。ホテルの外からも出入りしやすいロケーションにあり、しかも24時間営業! 地元の人がティータイムや打ち合わせに利用したり、テラス席でノマドワーキングにいそしむ人の姿も見かけます。

ヘルシーなスーパーフードから、芸術的なプレートへ

アフタヌーンティーといえば三段のティースタンドがおなじみですが、この店のメニューはルックスがユニーク。まず、グラスに入った小さなデザートからスタートします。スーパーフードとして知られるキノアにベリー類とフルーツジュレをミックスしたもので、甘酸っぱさが食欲をそそります。
キノアとベリーのつぶつぶ感と甘酸っぱさに、キュン!とくるはず。zoom
キノアとベリーのつぶつぶ感と甘酸っぱさに、キュン!とくるはず。
続いて、ガラスのプレートに並べられたサンドイッチとペストリーが登場。波の模様に飾られたサンドイッチのキュウリ、ペストリーにのせたフルーツ、クリームのデコレーションなど、食べるのがもったいなくなるほどの美しさ。時間を忘れて写真を撮るのに夢中になってしまいました。
ガラスのプレートに盛り付けられたサンドイッチとペストリー。zoom
ガラスのプレートに盛り付けられたサンドイッチとペストリー。
ケーキのように見えるのは、キュウリとパストラミのフィンガーサンドイッチ。zoom
ケーキのように見えるのは、キュウリとパストラミのフィンガーサンドイッチ。
カラフルなマカロンと焼きたてのスコーンは別腹!?

最後に、かわいらしいマカロンと温かいスコーンが届けられます。サンドイッチとペストリーですでにお腹がっぱいになるほどのボリュームですが、スコーンから立ち上るバターのふくよかな香りに、つい手が出てしまいます。食べきれなかったスコーンは、持ち帰りもできるのでご心配なく。
アフタヌーンティー・メニューの提供は15~18時、2名分で250ディルハム(約7,600円)。飲み物はコーヒー、紅茶、ハーブティーのほか、グリーンティーもチョイスできます。
※1AED(ディルハム)=約30.50円、2017年11月現在

●La Farine(ラ・ファリーヌ)
(JWマリオット・マーキス・ホテル・ドバイ ロビーフロア)http://www.jwmarriottmarquisdubailife.com/dining/lafarine


街中の気軽なカフェで楽しむティータイム

昼間の気温が高くなることが多いドバイで、暑い時間をさけるためにも午後のティータイムは欠かせません。ホテルよりもっと気軽に利用できるのが、第4回のコラムでご紹介したアル・ファヒディ歴史地区にあるカフェです。入り口が小さいため建物の外からではわかりにくいのですが、中をのぞいてみると思いがけず広々とした空間が広がる店が多いのです。
アル・ファヒディ歴史地区で見つけた涼し気なカフェ。zoom
アル・ファヒディ歴史地区で見つけた涼し気なカフェ。
このエリアには小さなホテルも何軒かあり、ロビーフロアにカフェが併設されています。オールド・ドバイ散策の合間に気に入ったカフェを見つけてくつろぐのも楽しいもの。ドリンクにはレモン果汁に生のミントを混ぜた冷たいミントレモネードや、茶葉にミントをたっぷり混ぜて淹れるモロッカンティーをぜひ試してみてください。

【取材協力】
●ドバイ政府観光・商務局
https://www.visitdubai.com/ja
Writer & Editor:永田さち子
スキー雑誌の編集を経て、フリーに。旅、食、ライフスタイルをテーマとし、記事を執筆。著書に、「自然の仕事がわかる本」(山と溪谷社)、「よくばりハワイ」「デリシャスハワイ」(翔泳社)ほか。最近は、旅先でランニングを楽しむ、“旅ラン”に夢中!
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