旅の扉

  • 【連載コラム】トラベルライターの旅コラム
  • 2017年12月1日更新
よくばりな旅人
Writer & Editor:永田さち子

わくわくが止まらない! 初めてのドバイ(5)世界一の噴水ショー、どこから観る?

最高約150mの高さまで水が舞う『Dubai Fountain(ドバイ・ファウンテン)』。zoom
最高約150mの高さまで水が舞う『Dubai Fountain(ドバイ・ファウンテン)』。
”世界一”、そしてキラキラと目立つことが大好きなドバイ。ドバイの旅コラム第5回は、水と光、音楽が織りなすダイナミックで幻想的な噴水ショー『Dubai Fountain(ドバイ・ファウンテン)』をご紹介します。

ダウンタウン・ドバイの夜のお楽しみ。これを観ずには帰れない!

世界一の噴水ショーが催されるのは、第1回のコラムでもご紹介した『Burj Khalifa(ブルジュ・ハリファ)』がそびえる、ダウンタウン・ドバイ。世界一の高層タワーの真下に広がる人工湖が舞台になります。
人工湖の周りには噴水ショーが見られるカフェやレストランがありますが、特等席ともいえるのが、湖に突き出した半島のような場所に立つホテル『The Palace Downtown(ザ・パレス・ダウンタウン)』です。
水に浮かぶ宮殿のような佇まい。背後に『Burj Khalifa(ブルジュ・ハリファ)』が迫ります。zoom
水に浮かぶ宮殿のような佇まい。背後に『Burj Khalifa(ブルジュ・ハリファ)』が迫ります。
アラビアの宮殿をイメージした五つ星ホテル

『The Palace Downtown(ザ・パレス・ダウンタウン)』は、アラビアのお城をイメージして建てられたホテル。ダウンタウン・ドバイの賑やかな通りに面していながら、クラシックなゲートをくぐるとそこはもうアラビアンナイトの世界。夜は特に美しく、背後にはBurj Khalifaが迫ります。
アラビアンナイトの世界へタイムトリップ。まるで、お姫様になった気分?zoom
アラビアンナイトの世界へタイムトリップ。まるで、お姫様になった気分?
アラブ風のデザインと、水をふんだんに取り入れた館内をぐるりとめぐると、いにしえのアラブにタイムトリップした気分です。各国料理やステーキを味わえるレストランがあり、訪れたのは朝食からディナーまでビュッフェスタイルで楽しめるオールデーダイニング。入り口では冷たいモロッカンティー(ミントティー)を手にしたフロアスタッフが、笑顔で迎えてくれました。

メニューはアラブの定番料理、フムス、タブリサラダ、ケバブを中心に、羊や鶏、魚のグリル料理や、かまどの上でじっくり焼き上げられるヤギの料理、カレーも。欧風にアレンジされたものもあり、デザートも食べきれないほど豊富。このなかから好みの料理をチョイスして味わえます。
ホテル内のレストランは、ディナータイムに噴水ショーを楽しめる格好のスポット。zoom
ホテル内のレストランは、ディナータイムに噴水ショーを楽しめる格好のスポット。
圧巻の噴水ショーを堪能できる特等席

お腹がいっぱいになったところで、お楽しみの噴水ショーの時間です。ショーは18~23時の間の30分ごとに約3分間。昼間のショーもあり、毎日13時~13時30分(金曜日は13~14時)にも催されます。レストランの客席から鑑賞するのももちろんいいけれど、食後のお散歩気分でテラスやプールサイドをぶらぶら歩きながら楽しめるのが、このホテルのいいところ。
音楽に合わせて様々な形を描きながら吹き上がる水柱は、最高で長さ275m、高さ150mまでも達します。人工湖に張り出したテラスから眺めていると、細かな水しぶきが時々流れてきて、これがまた気持ちいいのです。
目の前に迫る噴水の高さは最高150mにも! 細かな水しぶきがかかるのが気持ちいい!zoom
目の前に迫る噴水の高さは最高150mにも! 細かな水しぶきがかかるのが気持ちいい!
お姫様気分で過ごせる、ファウンテン・ビューの客室も

もうひとつの特等席が、ファウンテン・ビューの客室。ここからなら30分おきに吹き上がる噴水を何度でも楽しめるというわけ。バルコニーから噴水ショーを眺めるなんて、とびっきりの贅沢だと思いませんか? 
ファウンテン・ビューの約室。バルコニーから夜景とともに眺めるのは、とても贅沢な時間。zoom
ファウンテン・ビューの約室。バルコニーから夜景とともに眺めるのは、とても贅沢な時間。
砂漠の国では癒しとともに、富かさの象徴でもある水。その水をふんだんに使った噴水ショーは、ドバイの夜で必見のエンターテインメント。せっかくなら最高のロケーションで楽しみたいものです。

【取材協力】
●ドバイ政府観光・商務局
https://www.visitdubai.com/ja
●The Palace Downtown(ザ・パレス・ダウンタウン)
http://www.addresshotels.com/en/hotels/palace-downtown/
Writer & Editor:永田さち子
スキー雑誌の編集を経て、フリーに。旅、食、ライフスタイルをテーマとし、記事を執筆。著書に、「自然の仕事がわかる本」(山と溪谷社)、「よくばりハワイ」「デリシャスハワイ」(翔泳社)ほか。最近は、旅先でランニングを楽しむ、“旅ラン”に夢中!
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