旅の扉

  • 【連載コラム】旅は続くよ、いつまでも
  • 2017年10月16日更新
Travel goes on
トラベルライター:渡辺裕希子

滞在時間27時間! 香港1泊2日弾丸ひとり旅に行ってきました!

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週末旅行といえば台湾の人気が高まっていますが、香港も負けてはいません。最近は羽田発の深夜便が充実しており、1泊2日の超弾丸旅で十分楽しめちゃいます。街自体がコンパクトで交通機関が充実しているので、効率良く周れるのもうれしいポイント。見どころ・遊びどころがいっぱい詰まった香港弾丸ひとり旅をさくっとレポートします。
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ホテルに荷物を置いたら、まずは両替所へ!
レートがいいのはやはり、「重慶大厦(チョンキンマンション)」。
沢木耕太郎の「深夜特急」の舞台となった観光名所で、中には安宿や飲食店、両替所などが並んでいます。
少々怪しい雰囲気に怖気付きそうになりますが、無視して歩けば怖くはないのでご安心を。

より良いレートで両替するコツは、入り口近くの両替所は避けて少し奥に行くこと。
私が利用した両替所では、1万円=697香港ドルと、空港の両替所(1万円=667香港ドル)よりお得でした。
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弾丸旅では、「自分が一番やりたいことからやる」のが基本。
モタモタしていると、あっという間に帰国の時間になってしまいます。

香港で私が真っ先にやりたかったのは、九龍島と香港島をつなぐスターフェリーに乗ること。
九龍島=香港島はMTR(地下鉄)で行く方が早いのですが、やはり風情があるのはスターフェリー。
たった数分のショートクルーズですが、波の音を聞きながら香港の摩天楼や山を眺めて、非日常の気分が味わえます。

夜のスターフェリーも、また格別。
デッキに立って頬に風を浴び、間近にビルの光を眺める。そんな贅沢な船旅が50円程度で楽しめます。
音と光のショー「シンフォニー・オブ・ライツ」の時間に合わせて乗船するもおすすめ。
近くには巨大なショッピングモール「ハーバー・シティ」もあり、夜遅くまでブランドショッピングや食事が楽しめますよ。
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香港名物といえば、ビクトリア・ピークからの夜景。
弾丸旅とはいえ外せないスポットですが、頂上へと向かうトラムが混雑するのが難点です。
私はまだ明るい17時頃(9月中旬)に駅に到着し、30分弱の待ち時間で乗車。
山頂にある「ピーク・タワー」に直行し、夕暮れから夜景へと変化する街並みを鑑賞できました。
この日はあいにく霧が多く100万ドルとまではいきませんでしたが、それでも十分に美しい!
ピーク・タワーにはショッピングやレストランなどの施設もありますが、とくに気になったのはコーヒーショップ「パシフィック・コーヒー」。
店内は一面窓ガラスで、コーヒーを飲みながら香港の街並みや行き交うトラムを眺められます。
時間があれば、ぜひ行きたかった!

なお、ビクトリア・ピークへはバスやタクシーも運行しているので、トラムにこだわらないならそちらもおすすめ。
とくに帰路は混むので、サクッとバスで(人数が多ければタクシーでも)帰るのがおすすめです。
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香港に行ったら、もちろん食にも妥協できません。
短い滞在時間で欲望を満たすには、1日3食なんて言ってられない!
私は27時間の滞在時間で7つの店を巡り、ワンタン麺やマンゴースイーツ、飲茶などを楽しみました。
食べ歩きのコツは、ひとつの店で食べすぎないこと。
ワンタン麺が有名な店ならワンタン麺を、パイコー飯の店ならパイコー飯というように、その店の名物を1品だけを注文しています。
香港のお店はひと皿のボリュームが少なめなので、1品だけならそれほど満腹にはなりません(大食いな私の場合ですが)。
ほかにも、満島ひかりのPVを撮影したことで有名になった「益昌大厦」に足を運んだり、旺角の市場を散策したりと、盛りだくさんの1泊2日。
今回は羽田空港を利用したので、国内旅行感覚でひょいっと行けた旅でした。
今回の費用はチケット代が8000円( LCC利用・税込み)、ホテル代が1万円、現地での交通費・食費・観光費が1万2000円で総額3万円!

たった3万円でこれだけ楽しめるのだから、行かない手はありません!
トラベルライター:渡辺裕希子
学生時代に初めてのひとり旅をしたモロッコで、「どこに行くのも、何をするのも、すべては自分次第」な旅の魅力に目覚める。ライターとして独立→結婚→出産と人生のステージが移り変っても、人生の中心は常に旅。トラベルライターとして「JAL CARD NEWS」の旅コラムを連載しているほか、2011~2016年の「旅行完全ガイド(晋遊舎)」で旅行記やお得技などを担当している。他にもマイルを使った旅や親子旅などのトピックスを各媒体で執筆中。
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