旅の扉
- 【連載コラム】オススメ情報を編集部がピックアップ!
- 2017年1月14日更新
- リスヴェル編集部トピックス
- Editor:リスヴェル編集部
パラオ伝説の白い泥をたっぷり使って美しくなる!
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- 天然の美肌成分たっぷりの白泥パックを贅沢に使って全身しっとり
- ユネスコ複合世界遺産に登録されているパラオ南西部に浮かぶ「南ラグーンのロックアイランド群」。珊瑚礁が海に浸食されてできたマッシュルーム型の445にもおよぶ島々は、独特の地形景観をみせている。そのロックアイランドの一角に、その周辺だけ海の色が違うところがある。
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- 白濁色のブルーが美しいミルキーウェイ
- 海の透明度は世界有数といわれているが、ここだけは別。コロール島からボートで南へ約30〜40分。世界遺産に登録されたロックアイランドの中にあり、ウルクターブル島の入江にあるマリンレイクは白濁色していることから“ミルキーウェイ”と呼ばれている。
白濁色の海は、海水に浸食された石灰岩が海中でプランクトンによって分解された石灰質の泥が沈殿したためで、まるで入浴剤をいれたかのように神秘的な乳白色ブルーが美しい。景観を眺めるだけでもここまで来る価値はあるが、やっぱりここへきたら美容成分が豊富で、美白と保湿効果があると言われている泥パックを贅沢に体に塗りたい。
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- ガイドさんが何度も潜って泥を取ってきて、不純物を取り除いてくれる
- 満潮時は水深3mの海底まで潜らないと泥がすくえない。ガイドさんが何度も潜って泥を取ってきてくれる。泥には落ち葉や石なども混じっているため怪我しないように取り除いてくれるので安心して塗れる。そして、自ら体に泥を塗ってデモンストレーション!
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- 日本の化粧品会社が許可を受けて商品化しているという海底の白泥
- まず、泥が体につきやすいように体の水分を拭き取り、泥をたっぷり手にとって優しく脚や腕など体に、頭や顔に塗って乾くのを待つ。ここで注意したいのは、乾かしすぎないこと。乾くと深いしわが入ってしまうそう。長くても10分程度がおすすめ。乾いたら海に入って泥を落とす。この時は満潮時だったので当然海底に脚はつかないが、干潮時には水深1mくらいになるらしいので、干潮時に行ったら海底の白泥に立つことができるだろう。
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- パラオでは無人島への上陸やシュノケール、釣りなどをする際に、コロール州政府が発行する各種許可証の携行を義務づけられている。許可証を発行することで、無人島の環境維持管理、シュノーケルポイントのボート係留ブイの設置、観光資源の保護などに努めているという。ミルキーウェイへ立ち寄るロックアイランドのツアーに参加する場合は、ロックアイランド許可証として一人50米ドル(6歳以上が必要)で有効期間は10日間。
波音ひとつ聞こえない、静かな森に囲まれたミルキーウェイにいると、まるで時間が止まったよう。海面に浮かび空を眺めていると、尾の長い白い鳥がやってきた。White-tailed tropicbird(シラオネッタイチョウ)という海鳥で鳩より少し小さい。この白い鳥がミルキーウェイを低空飛行すると、水面のブルーが反射してお腹が青く光って見えて、まるで幸せの青い鳥のようにため息がでるほど美しい。
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- 美しい2羽の青い鳥!?
- 残念ながら白い鳥が青くみえた写真は撮影できなかったので、下記サイトを参照してほしい。
https://en.wikipedia.org/wiki/White-tailed_tropicbird
そのかわり、お腹が青く塗られたデルタ航空の写真をどうぞ(笑)!
取材協力:
デルタ航空 delta.com
ベラウツアー http://www.belautour.com
ロックアイランドツアーカンパニー http://palauritc.com
パラオ・パシフィック・リゾート https://www.palauppr.com/jp