ニュージーランド航空オークランド空港のラウンジは、2015年9月にリニューアルオープンしましたので、今回はとても楽しみにしていました。
出国手続きを終え、ゲートが展開するターミナルビルの根元にエスカレーターがあります。この場所は目の前が駐機場ですので、機体がすぐ真横の手の届くような位置に見え、エスカレーターの上昇とともに、見え方が変わっていくので目が離せません。
当日は、ニュージーランド航空のボーイング787-9が駐機しており、その特徴ある主翼のしなりが目の前にあり、迫力を感じます。
エスカレーターを昇りきると、Air New Zealandの文字が迎えてくれます。ここが2,000㎡超、375席以上のスペースを持つニュージーランド航空のインターナショナルラウンジです。
受付を済ませて中に入ると、洗練された広々とした空間が広がっていました。
仕切りの無い広いスペースには、様々な形態のテーブル、座り心地の良さそうなソファー、バーカウンターやブッフェコーナーなどがあり、どこもかなりセンスの良さを感じます。
また、窓が大きいので眺めが良く、非常に開放感があります。空港のラウンジらしく、展望デッキにいるように航空機を眺めることができるのが最高です。
窓の先には管制塔が見え、航空機の離発着もうかがえるのでわくわくします。
ダイニングエリアでは、卵料理をはじめとしたちょっとしたホットミールなどをその場で作って貰えます。パニーニをオーダーしましたが、パンは香ばしく、チーズがとろりとしていて非常にレベルの高い物でした。
ブッフェコーナーには、様々なデニッシュやパンケーキなどもあり、サラダやフルーツもかなり充実していましたので、キウイをはじめとした美味しいフルーツもたくさん食べることができ、大満足の朝食になりました。
ドリンクバーでは、ソフトドリンクだけでなく、さすがはワイン王国のラウンジという感じで、ニュージーランドワインが非常に充実した品揃えになっていました。また、ビールもニュージーランド産の物が何種類も揃えられていました。
一番奥の自動ドアの向こうには、壁一面に立体的に植物が植えられている部屋があります。中に入ってみると、部屋の隅にはハンモックチェアーなどもあり、空間コーディネイトの面白さを感じます。童心にかえった気分で座ってみると、とても心地よくいつまでもここにいたいような安らいだ気分に。
この部屋は2面が大きなガラス窓ですので、自然光がたっぷりと降りそそぎます。ちょうど朝日が上るところが見え、植物の緑と相まってとても気持ちのいい癒しの空間になっているように感じました。
この日は朝の便でしたので利用しませんでしたが、シャワールームも7室ありました。
また、ドリンクやフードの持ち込みを制限し、大きな画面で映像を見ることに集中できる部屋もありました。ニュージーランドで盛んなラグビーの試合中継なども見ることができるようです。
エリアごとに座席の種類は非常に豊富で、スツールやゆったりと座れるソファーに加え、横になれるシートもあり、その時々の気分に合わせて選べるのが素晴らしいです。
全体的にかなり広くゆったりとしているので、イスを探してウロウロしなければならないようなこともなく、非常に優雅な気分になれるラウンジです。
ダイニングエリアで、いくつかの機内用カートが置かれているのを見ました。シルバー地に黒のカートは、お洒落なラウンジの雰囲気を壊すことなく馴染んでいます。ここが空港であり、これから日本への11時間の楽しいフライトが待っていることを連想させてくれます。
ニュージーランド航空は、2015年に創業75周年を迎えました。
通路に掲げられたニュージーランド航空のレトロな写真を見て、昔の飛行機旅に思いを馳せることができます。時の流れを感じながら、この先に始まる機内での時間がさらに楽しみになりました。
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