アジアカップ2015、開幕！初のサッカー国際大会開催に沸くオーストラリア

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アジアカップ　日本代表の初戦、日本 vs パレスチナ戦

1月9日から、アジアサッカー連盟（AFC）が主催する、ナショナルチームによるサッカーの大陸選手権大会「アジアカップ」が、オーストラリアで開幕しました！

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美しいビーチが連なるセントラル・コースト

わずか10年程前まで、オーストラリアおいては、とてもマイナーなスポーツだったサッカー。国際大会を開催するのは、もちろん初めてです。サッカーは、2006年のサッカー・ワールドカップ ドイツ大会へ32年ぶりの出場を果たして以降、徐々にメジャーなスポーツとしての地位を確立。2004年にできた当初は、ほとんど見向きもされなかった国内プロ・サッカー・リーグ「Aリーグ」に、現在では、10のプロ・クラブが加盟するほどに成長しました。

そして、サッカー・ファン悲願の国際大会の開催。地元は静かに燃えています！
先日の12日、シドニーから車で北へ2時間程のセントラル・コーストにあるニューカッスルで、日本代表チームにとっては、この大会の初戦となる、対パレスチナ戦が行われました。現地で応援してきましたので、その様子をお伝えします！

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アジアカップ、日本の初戦地となったニューカッスル・スタジアム

■ニューカッスル・スタジアムに地元の人が続々到着

日本 vs パレスチナ戦の舞台、ニューカッスル・スタジアム（通称：ハンター・スタジアム）は、ニューカッスルの中心部から少し西側に位置するきれいなスタジアムです。

ニューカッスルは、セントラル・コーストと呼ばれる美しい海岸線沿いにある海辺の街。スタジアムには、涼やかな潮風が流れ込んできます。また、車で1時間程のところには、オーストラリア国内有数のワイン産地・ハンターバレーがあり、おいしいものもたくさん！日本代表チームも同地区のセスノックという町で、事前合宿を行いました。

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パレスチナの大応援団

正直にいうと、日本 vs パレスチナ戦なんて、マイナーだし、オージーにはどうでもいい試合だろうから、地元の人はあまり人こないのではないか？観戦に来るのは、在豪邦人とたまたま近所に住んでいるパレスチナからの移民の人たち、そして、一部の関係者くらいではないか、と思っていました。ですが、ニューカッスルに到着してびっくり！

地元のスタジアム行きのバスから、わんさか地元の人が降りてきたのです。老若男女問わず、様々な年齢、人種の人であっという間に、スタジアムの周りはいっぱいになりました。
ちなみに、アジアカップのチケットを持っていると、スタジアム行きの公共バスは無料になります。シドニー近郊エリアでは、こうした大きなイベントでの交通渋滞を回避するために、チケットに公共交通費が含まれるという措置をシドニー五輪開催時から行っています。

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日本の応援団に強力なオージー助っ人登場！

■スポーツ好きオージーと日本 vs パレスチナ戦観戦

日本 vs パレスチナ戦には、たくさんの地元サッカー・ファンが来ていました。とくに印象的だったのは、地元のプロ・サッカーチーム「ニューカッスル・ジェッツ」のサポータークラブのお年寄りたちの多さ！そして、パレスチナ系オージーの大応援団。こんなにもたくさんのパレスチナ系の人が、オーストラリアに移民していることをこれまでまったく意識していなかったため、本当に驚きました。声援も振りかざす国旗の数も日本より断然多く、最初のうちは、性格的におとなしめの日本応援団は、圧倒されてしまうほどでした。

地元のプロ・サッカーチームがあることで、サッカーに対して興味のある人が多かったことも、ニューカッスルでの開催を成功させた一因です。地元サッカー・ファンの大声援は、日本、パレスチナ、両チームに贈られ、きっと選手の皆さんも他の観客の皆さんも気持ちよく、一緒になって楽しむことができたと思います。これぞスポーツ好きなオージー精神！を実感できる試合でした。

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ニューカッスルから車で1時間ほどのワイン産地ハンターバレー

■オーストラリアでスポーツ観戦！

とにかく、スポーツ好きなオージーたち。試合を生で観戦するのはもちろん、パブでは必ずといっていいほど、スポーツの試合を大スクリーンで流し、皆で応援するのがオージー流。スポーツ観戦が目的ではない人も、時間とスケジュールがあえば、オージーと一緒に観戦してみると、思わぬ楽しい時間を過ごせるはず♪

ちなみに、アジアカップは、今月1月31日まで。31日の決勝戦は、シドニーで行われます。19日からは、ちょうど時期を同じくして、メルボルンで、テニス世界四大大会のひとつ「全豪オープン」が開催されます。

上記以外にも、スポーツ・イベントのチケットは当日入手できるものもたくさんありますし、また、わざわざチケットを買うほどではないという人も、ぜひ、近くのパブへ足を運んでみてください。思いがけず地元の人たちの盛り上がりに巻き込まれて、楽しい旅の思い出になることウケアイですよ！