旅の扉

  • 【連載コラム】【厳選旅情報】編集部がみつけた、旅をちょっぴり豊かにするヒント
  • 2014年11月20日更新
リスヴェル旅コラム
Editor:リスヴェル編集部

世界でたった50kgしか生産されない究極の紅茶

全世界でたった50kgしか生産されない、シーズナルフラッシュzoom
全世界でたった50kgしか生産されない、シーズナルフラッシュ
世界有数の紅茶生産国、スリランカ。年間総生産量はおよそ33万トンで、山岳地帯から低地まで、様々な味わいの紅茶を栽培しています。

その中で、年間たった50kgしか生産されない、特別な紅茶があるのをご存知ですか?

一年を通して温暖な気候に恵まれたスリランカ。茶葉は年間を通じて収穫できますが、ウバなら夏、ヌワラエリアなら冬が旬というように、銘柄毎に一番美味しい時期というものがあります。

このシーズナル・フラッシュを作るために、何ヶ月も前から茶園を選定し、その茶園の天候パターンをシミュレーションし、日々収穫される紅茶をテイスティングして味わいの条件が整う日を待ちます。

しかし、様々な条件が重なり合った時に収穫された茶葉でも、収穫時に雨が降ったり、ちょっとした気温の変化、風向きの変化で、少しでもその個性が失われれば、シーズナル・フラッシュとは呼ばれません。


年間50kgしか採れないという、スペシャルな紅茶は、その適期を極限まで見定めたもの。例えば、風向きとその強さ、日照時間、土壌の性質・・・それらの条件が絶妙に重なり合って、一年のうちの一瞬だけ茶葉が強い個性を放つ、まさにその瞬間を狙って収穫された究極の茶葉=シーズナル・フラッシュなのです。
2014年は、幸いにして、2つのシーズナル・フラッシュが生まれました。

1つは、「トトゥガーラ・エステート オーガニック・セイロン・オレンジ・ペコー・スペシャル」。
名産地として知られるウバ地域の茶園で2014年7月21日に収穫されました。茶摘み開始は午後2時。この季節独特の涼しく乾燥した風が吹いた後、新芽と双葉のみを丁寧に人の手で摘み取ります。収穫開始から2時間後の午後4時から乾燥を開始、翌朝7時から乾いた茶葉をローラーで揉みほぐし、7時20分から発行を開始します。通常の茶葉の発酵時間は2~3時間ですが、今回の茶葉はわずか10分。7時45分から、90℃の高温で乾燥し、発酵を止めます。こうしてできあがったのが、今年最高にして究極の紅茶、「トトゥガーラ・エステート オーガニック・セイロン・オレンジ・ペコー・スペシャル」です。生産量はわずか50kg。ほのかなオリーブ・グリーンを帯びた紅茶は、ライチやオリーブを感じさせる柔らかな香りとほのかな苦み、クリアで洗練さされた、優しい味わいの紅茶です。

もう1つが、「ウバ・ハイランズ・エステート」。こちらは収穫量500kg。ミントやライムのような青々とした香りと華やかさ、そして適度な渋みのある、素晴らしい茶葉です。

これらの紅茶は、11月30日までの期間限定で、シャングリ・ラ・ホテル東京のザ・ロビーラウンジ「ホワイト アフタヌーンティー」で味わうことができます。
ディルマ認定を受けたマスター・ティー・ガストロノミー・シェフでもある総料理長アンドレア・フェレーロが作る、ホワイトトリュフを贅沢に使ったアフタヌーンティーを、ディルマの究極の紅茶と共に楽しんでみてはいかがですか?

シャングリ・ラ・ホテル東京 ザ・ロビーラウンジ

期間:2014年11月1日(土)から11月30日(日)まで
料金:3,850円
※期間外は、年間を通してディルマの紅茶18種類を味わうことができます。
くわしくはこちら


問合せ:ディルマ紅茶日本総代理店/ワルツ株式会社
TEL:0532-33-3517
URL : http://www.dilmah.jp
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アフタヌーンティー(イメージ)
東京の眺望を楽しみながらアフタヌーンティーを楽しんでzoom
東京の眺望を楽しみながらアフタヌーンティーを楽しんで
Editor:リスヴェル編集部
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