トラベルコラム

  • 【連載コラム】【厳選旅情報】編集部がみつけた、旅をちょっぴり豊かにするヒント
  • 2014年5月6日更新
リスヴェル旅コラム
Editor:リスヴェル編集部

セレブが押しかける、インド洋のモーリシャスってどんなところ?

モーリシャスの場所を、地図上で即座に指せる人はそう多くないかもしれません。

インド洋の西側、バオバブで有名なマダカスカルの東約1000㎞に浮かぶ島国です。島の大きさは東京都とほぼ同じ。火山でできた島ですが、全体的になだらかで、最高峰は828m。マダガスカルの2876m、マダガスカルとモーリシャスの間にある島国、レユニオンの3069mと比べると、モーリシャスが際立って平坦な島国だということが分かります。

日本からは2013年5月現在、直行便が飛んでいないということもあり、まだ旅行者も多くありませんが、ヨーロッパ人の間では、セレブの訪れるリゾート地としてメジャーな避寒地です。クリスマス休暇明けに、モーリシャスでこんがり焼けた肌を披露するのが、ヨーロピアンの自慢だとか。

南半球に位置するモーリシャスは11~4月が夏。気温はぐっとあがり、ビーチで過ごすには絶好の季節です。雨季なので時折スコールも降りますが、大地は深い緑に輝き、マンゴーやライチなど果物も旬。いたるところ火焔木が真っ赤な花をつけ、島を鮮やかに彩ります。
一方7~8月の平均気温は20度前後、朝晩は薄手の長袖が必要となり、海で泳ぐにはちょっと寒い季節ですが、ヨーロピアンの中には、全く意に介さずマリンアクティビティを満喫しているゲストも。リゾートでは温水プールを用意しているところもあるので、マリンアクティビティがメインでなければ、値段も下がるし、空いているし、照りつけるような暑さもないし、気持ち良い季節です。
島は大きく4つのエリアに分かれます。

首都、ポートルイスがあるのは島の西側。政治、経済の中心地で、マーケットやショッピングモールもありますが、街全体としては半日もあれば観光できる広さです。北部は、早くからリゾートエリアとして発展した地域。その中心となるグラン・ベの街は、高級リゾートからも近く、街歩きとリゾート両方が楽しめます。

東部には高級リゾート地が点在。リゾートと街との間はかなり離れているため、リゾートライフをじっくりと楽しむスタイルがメインです。そのため、各リゾートは広大な敷地に様々な施設を整え、ゲストを飽きさせない工夫をしています。また、モーリシャス一美しいといわれるビーチ、イル・オ・セルフがあります。白砂にクリアブルーの水を湛えた美しいビーチは、モーリシャスでは絶対に訪れた場所のひとつです。
南部は、近年開発されてきた地域。広大なさとうきび畑の向こうに海が広がる開放的な土地に、カジュアルなオールインクルーシブリゾートやスパをメインとしたウェルネスリゾートなど、個性的なリゾートが増えつつあります。また南部には、モーリシャスのもうひとつの見所、ブラック・リバー渓谷と、7色に輝く大地シャマレルがあります。

北部、東部、南部、どこに滞在しても首都ポートルイスまでは1時間~1時間半程度。たいてい1つのリゾートに滞在することになるので、予算とリゾートの雰囲気(カップル向け、ファミリー歓迎など)を考慮しながらリゾートを選びましょう。
さて、モーリシャスへの行き方ですが、日本からは、香港乗り継ぎ、エア・モーリシャスでモーリシャスへ行くか、ドバイ乗り継ぎ、エミレーツ航空で入るのが主な手段。いずれにしても、片道15時間~かかります。

モーリシャスの通貨単位はモーリシャス・ルビー。Rs.1=約3.3円(2014年5月現在)
日本国内では両替ができないので、現地空港で両替をします。リゾートではほぼクレジットカードが通用するので、リゾート滞在がメインならばチップ程度を両替すれば良いでしょう。街中にはATMもあります。
Editor:リスヴェル編集部
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