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  • 2012年7月12日更新
リスヴェル編集部トピックス
Editor:リスヴェル編集部

本場ドイツ ビアガーデン誕生200周年

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Copyright: GNTB/Pasdzior, Michael
やはりビールと言えばドイツ!
ビールの本場ドイツでは、今年でビアガーデン誕生200周年を迎えました。200年前にバイエルン州で始まったこの伝統は、現在もドイツ全国に広がっています。
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Copyright: GNTB/Merten, Hans Peter
日本のビアガーデンは?
今年の日本の夏は、全国的に電力消費を抑える節電のため、広く大衆に好まれている夏の風物詩「ビアガーデン」が復活しています。日本でのビアガーデンは、1875年に横浜の山手で始めた「スプリング・バレー・ビヤ・ガーデン」が起源です。
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Copyright: GNTB/Kiedrowski, Rainer
本場ドイツのビアガーデンの歴史
もともとバイエルン州ミュンヘンとその周り地域で始まりました。その歴史は長く、200年前、防火対策のためビールの醸造は冬の間のみ許されていたため、夏までビールの品質を維持させる必要があり、どうしてもビールは地下室で保存する必要がありました。温度を下げるため、保存室外壁側に栗の木が植えられたり、小石を撒いたりしました。当時の醸造家は、ビアガーデンを自社製造したビールと料理を売るために利用していました。そのためレストラン経営者は声を上げて反対し、1812年以降は客が自らの食事を持ち込む条件の上で、ビアガーデンの存在が法律的に認可されることになりました。これが伝統の始まりであり、現在もビアガーデンはバイエルン州のアット・ホームでゆったりとしたライフスタイルを象徴しています。
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Copyright: GNTB/Kiedrowski, Rainer
ビアガーデン誕生200周年のイベント
2012年、陽気なブラス音楽やダンスといったビアガーデン誕生200周年記念イベントは、ミュンヘンとバイエルン南東部全体で行われます。この記念祭を機に、ビールとオクトーバーフェスト博物館で特別展が開催されます。
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Copyright: GNTB/BAYERN TOURISMUS Marketing/Greune, Jan
ドイツ全国に広まったビアガーデン
ビアガーデンはもうバイエルン州だけで見かけられる施設ではなく、ドイツ全体まで広まっています。発祥の地ミュンヘンには総数110軒ものビアガーデンがあり、8,000席を持つ「ヒルシュガルテン」を始め、アルヌルフ通りの「アウグスティーナー」(5,000席)やノッケルベルクの「パウラーナー」(4,000席)はミュンヘンでも最大規模のビアガーデンです。現在では、ハンブルクを始め、ドレスデン、デュッセルドルフとドイツの各都市でも地元の人と観光客がビアガーデンで楽しい時間を過ごしています。
ドイツ観光局の最新の調査によると、ドイツを訪れる外国人旅行者の93%は名物料理や飲み物を味わう目的でドイツを訪ねることが明らかになったそうです。飲み物と言えばやっぱりビールですね。この記念すべき年にドイツを訪れる方は、是非、ビアガーデンに足を運んでください。今年の夏の海外旅行の予定がまだの方、ドイツには観光する場所が沢山ありますが、ビールのためにドイツを訪れてもきっと素晴らしい旅行になるのでは...。

情報提供: ドイツ観光局
http://www.germany.travel/jp/
Editor:リスヴェル編集部
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