トラベルコラム

  • 【連載コラム】トラベルライター岩佐 史絵
  • 2014年4月21日更新
贅沢☆旅スタイル
Writer:岩佐 史絵

福岡でおこもりステイのすすめ<その1>エグゼクティブに夜景を楽しむ

ダウンタウン中心部ではないからこそ、のこの開放感!zoom
ダウンタウン中心部ではないからこそ、のこの開放感!
豚骨ラーメンにもつ鍋、やきとんに水炊き! そんなB級グルメの食べ歩きが楽しい福岡。でも、オーバー40のおばちゃ……じゃなくて大人なあたくしにはのんびりゆったり、なんてキーワードもまた、大変に耳に心地よいわけで。あちこち移動することなく充実のステイができるホテルはかなり理想なのである。

 そんなホテルのひとつ、福岡ドーム、もといヤフオクドームを一望するロケーションに位置する「ヒルトン福岡シーホーク」へ。客室数は1000以上、ロビーやラウンジの天井の高さ、9つもあるというレストランなど、規模の大きさにおいて日本最大級の世界的ホテルチェーンである。それゆえ団体客の利用も多いが、2012年にエグゼクティブフロアが完成。まさに〝エグゼクティブ゛な大人の滞在が可能となっている。
室内のバスアメニティは米国発のセレブブランド「ピーター・トーマス・ロス」zoom
室内のバスアメニティは米国発のセレブブランド「ピーター・トーマス・ロス」
 エグゼクティブフロアは30階から33階。部屋に入った瞬間、その景色の良さにまず気分が揚がる。特にうれしかったのは、お風呂。海側の部屋なら目の前に同じ高さの建物がないので、カーテンを開け放っての「My展望風呂」を楽しむことができるのだ。エグゼクティブフロアのゲストは7階の岩風呂へのアクセスも自由なので、趣の違うお風呂が二つあるというわけだ。お風呂好きなら何度となく入りまくることだろう。

 お風呂をひととり楽しんだら、お次は33階のエグゼクティブラウンジへ。朝食、アフタヌーンティー、カクテルとスナックと時間に応じてさまざまなサービスを受けられるが、例えば一人でバーに行くのはちょっと、という人もここならごく自然に夜景を楽しみつつワイングラスを傾けることができる。ちなみに、今回もまた6歳の娘とともに滞在したのだが、子連れで飲みには行けないなぁ。なんていうシチュエーションの利用も“あり”である。大人のための空間ゆえ、子どもが騒がずにおとなしくできること、というのが条件ではあるが……。
「誕生」がテーマのドーム型チャペルでは結婚式以外のイベントもzoom
「誕生」がテーマのドーム型チャペルでは結婚式以外のイベントも
 さて、いよいよ肝心の食事の時間だ。今回選んだのは寿司割烹『ともづな』。日本海に面した福岡では実は海鮮をいただくのもかなりのMust-Doなのだ。イカが信じられないくらいやわらかくて甘い! 赤身なのにトロみたい!! と興奮の皿が続くが、35階に位置するこのレストランからの夜景もまた、見どころのひとつ。食い気に負けて見逃すことがないようにしたい。

 出張やコンサート、親せきや友人を訪ねて、となにかしら行くチャンスも多そうな福岡。1泊余分に滞在して、こんなのんびりステイを楽しむのはいかがだろう。
 
 なお、ヒルトンのポイントサービス「Hオナーズ」の上級会員になると無料でエグゼクティブフロアにアップグレードしてもらえる。通年の宿泊数に応じてポイントが貯まりステイタスが変わるのだが、Hオナーズはいくつかの航空会社とも提携しており宿泊でマイレージをも貯められるという特典が! ステイタスによっては24時間滞在(チェックインした時間の24時間後がチェックアウトの時間になる)が可能になったり、無料宿泊やレストランの割引などさまざまなサービスがついてくるのもうれしい。海外のヒルトングループで使えるので、旅行や出張でよく海外に出かける人にもおすすめだ。

https://secure.hilton.co.jp/HiWayWeb/appmanager/portals/customer?_nfpb=true&_pageLabel=pg_signin_alternate_hhonors

Writer:岩佐 史絵
旅に貴賎なし! 旅をしていないと血中旅度が下がってお腹が痛くなってしまうほどの旅好きが高じてトラベルライターに。ONもOFFも旅一色。妊娠中も子育て中も闘病中も行きたいところには必ずでかける体力自慢。著書『人生のサプリを見つける旅ガイド』(ソニーマガジンズ刊)ほか。
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