旅の扉
- 【連載コラム】地球に優しい旅しよう!
- 2014年2月25日更新
- 自然と動物好きなトラベルジャーナリストの旅コラム
travel journalist:平野 美紀
オーストラリア最高峰・コジオスコ山へ登頂!
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- オーストラリア最高峰・コジオスコ山登頂記念の写真を撮る人々
- 昨年末に、オーストラリア最高峰へ登ってきました!オーストラリア大陸で最も高い山ですから、「セブンサミッツ」と呼ばれる「七大陸最高峰」のひとつでもあります。
コジオスコ山の周辺は、約700,000ヘクタールもの広大な『コジオスコ国立公園』になっており、ユネスコの生物圏保護区に指定されているほど、自然豊か。その山岳地帯ならではの雄大な自然を満喫してきました。
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- 清らかに流れるスノーウィー・リバー
- ■標高2,228メートルのコジオスコ山
オーストラリアの最高峰は、標高2,228メートルのコジオスコ山。日本の山と比べてみると、越後山脈の『至仏山』がちょうど同じ高さだそうです。セブンサミッツの割には、あんまり高くないよね?と思った人も多いかもしれません(笑)。
でも、この「そんなに高くない」ことと、周囲も同じレベルの高さの山がずっと連なっているため、急な斜面はほとんどなく、頂上へ登るのは比較的楽チンなのです。
頂上までは、平坦でなだらかなウォーキングコースが整備されていますので、老若男女問わず、誰でも日帰りで登ることができます。コースは本当に歩きやすく、歩きだした頃は、「な~んだ、楽々じゃないの」なんて軽くみていたのですが、日頃運動不足の身にはちょっとコタエマシタ(笑)。なんせ片道約9キロ、往復18キロですから!
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- 頂上まであとわずか!2100メートル付近
- ■登山シーズンは夏
コジオスコ山周辺は、オーストラリア国内ではスキーのメッカとして知られ、冬場は雪が降りますので、登山シーズンは夏から初秋にかけて。夏のシーズンには、かわいらしいアルパイン・フラワーが咲き乱れ、ところどころ見られる残雪と清らかなスノーウィー川を眺めながら、気持ちのいいアルパイン・トレッキングが楽しめます。
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- コジオスコ山頂からの眺め
- ところが、ひとつだけ問題が……
それは、「ハエ」!コジオスコ山の山麓では、放牧が盛んなため、大量のハエが発生していたのです。これは、降雨と気温の関係にもよるので、いつもそうとは限らないのかもしれませんが、たまたま、この夏一番の暑い日の翌日だったこともあってか、追っても追っても寄ってくるハエに悩まされました。。
しかし、涼しい山の風がさーっとハエを追い払ってくれることもあり、そんな時は気分も爽快!山のおいしい空気は、こんなところでも威力を発揮してくれるのです。
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- かわいいジンダバイン・ビレッジ
- ■山のリゾート地・ジンダバイン
今回のコジオスコ山登頂のために宿泊したのは、ジンダバインという麓の町。冬場はスキーリゾートとして有名ですが、湖畔に佇む小さな山のリゾートビレッジ(村)といった感じで、なかなかいいところでした。
かわいいパン屋さんやレストラン、カフェが集まるショッピングモールには、大きなスーパーマーケットもあって快適そのもの。宿泊施設も、ホテルからキャンプ場までよりどりみどりです。ジンダバインに数日間滞在して、コジオスコ国立公園の大自然をゆっくり楽しむのもおすすめ。たくさんの野鳥たちにも出会えて、バードウォッチャーにとっても嬉しいところです。
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- 湖畔で羽を休めるロゼラ(アカクサインコ)
- コジオスコ山登山とジンダバインの詳細については、以下の記事でご紹介しています。雄大な自然が広がるオーストラリアのアルパイン・リージョン(山岳地帯)を満喫できるコジオスコ。オーストラリアの他の地区とはまた違った風景が楽しめますよ♪
▼オーストラリア最高峰・コジオスコ山登頂で、七大陸最高峰のひとつを制覇!