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トラベルコラム
涼しい秋を先取り! 夏疲れを癒す「スマイルリゾート」の高原グランピング&アクティビティ
旅の扉
【連載コラム】トラベルライターの旅コラム
2025年8月7日更新
よくばりな旅人
Writer & Editor:永田さち子
涼しい秋を先取り! 夏疲れを癒す「スマイルリゾート」の高原グランピング&アクティビティ
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アウトドアの開放感を味わいながら、リゾートホテル並みの快適な滞在ができる「舞子グランピング」。
ヨーロッパ発祥で、贅沢なアウトドアスタイルとして日本にもすっかり定着したグランピング。まだ、体験していない人も少なくないと思います。その一人である私がグランピング・デビューに選んだのは、新潟県・南魚沼エリアにあり、関越道・塩沢石打ICからわずか2分の高原リゾート「舞子グランピング」です。
都心から約2時間。“日本一、高速のインターから近い”「舞子リゾート」でグランピング・デビュー!
「舞子グランピング」がある舞子リゾートは、車はもちろん、JR上越新幹線・越後湯沢駅から宿泊者専用シャトルバス(要予約)で約20分というアクセスの良さが魅力です。“舞子”と聞いて、スノースポーツをたしなむ人なら、ピンとくるでしょう。ウィンターシーズンは「舞子スノーリゾート」として人気のゲレンデが、グリーンシーズンはグランピング施設とオートキャンプ場に加え、ディスクゴルフ、グラウンド・ゴルフなどのアクティビティを楽しめる高原リゾートに早変わりします。
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上/見晴らしのいいゲレンデに設置されたドーム型テント。下/ドーム型テントよりコンパクトなベルテント。
新潟県内随一の人気を誇るグランピング施設は、とんがり帽子の形をしたベルテントと、ドーム型テントの2タイプ。全室にエアコンを完備し、テント内にはフワフワのベッドに、ソファ、ティーセットのほか、アメニティもホテル並み。テラスデッキにはダイニングテーブルとBBQコンロ、ハンモックやガーデンソファ、焚き火台も備えています。デッキで高原の風に吹かれてのんびり過ごすのはもちろん、リゾケーションにもおすすめ。周囲には人工の灯りが少ないので、天気がいい日の夜は満天の星も期待できます。
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アウトドアディナーは前菜からデザートまで全8品。地元産の野菜やブランド肉のほか、食事は土鍋で炊く南魚沼産コシヒカリ。スタッフがセットしてくれるから、デッキでビールでも飲みながら、のんびり待ちましょう。(写真は2人分)
アウトドアディナーと温泉を満喫し、高原アクティビティで心地よい汗を
お楽しみのディナーは、アウトドアのテーブルにスタッフがすべてセッティングしてくれるから手間いらず。さらに敷地内に併設する「舞子高原ホテル」の温泉と朝食ブッフェを利用可能。アウトドアの開放感と、リゾートホテル並みの快適さのいいとこどりの滞在ができるというわけなのです。
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上/隣接する「舞子高原ホテル」では、ブッフェの朝食や温泉浴場を利用できます。下/ディスクゴルフとグラウンド・ゴルフもぜひ!
広々としたゲレンデで体験できるアクティビティも見逃せません。国内最大級のスケールを誇るのが、フライングディスクをバスケット型のゴールに何投で投げ入れられるかを競う「ディスクゴルフ」。もう一つは、木製のクラブと専用のボールを使ってホールポストにホールインする打数を競う「グラウンド・ゴルフ」。年齢を問わず楽しめ、グループやファミリーでプレイすれば盛り上がること間違いなし。ちなみに、ひとりでラウンドしても、なかなか楽しいですよ。
◆舞子グランピング
新潟県南魚沼市舞子2056-108
TEL 025-783-3511(舞子高原ホテル)
料金:1泊2食付き15,000円~
営業期間:2025年10月14日まで
https://www.maiko-resort.com/summer/glamping.html
ひんやり涼しい水上アクティビティにトライ!
アクセス便利な場所にありながら、周辺では自然環境を生かしたアウトドア・アクティビティを体験できることも、このエリアの魅力です。ブナ林に囲まれた人工湖でSUPやカヤックを楽しめるのが、「大源太キャニオンキャンプ場」です。その名称からして、大自然に囲まれたキャンプ場がイメージできますよね。ここは越後の名峰・大源太山麓の渓流沿いにあるネイチャースポット。「舞子グランピング」からは車で30分ほどなので、グランピングのチェックイン前後に立ち寄れます。また、キャンプサイトには通常サイトのほか常設テントサイト、グランピングサイトがあり、レンタルも充実。キャンプ上級者はもちろん、初心者やキャンプデビューにもおすすめです。
湖で体験できる水上アクティビティがSUPとカヤック。浅瀬が多く、流れがない湖なので初心者も安心。初めての人にはスタッフがていねいに操作方法を教えてくれます。SUPにはこれまで海でチャレンジして何度も“沈”している私ですが、今回は一度もボードから落ちることなく、周囲の景色を楽しむ余裕もありました。
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上/清涼感たっぷりの水上アクティビティを楽しめる「大源太キャニオンキャンプ場」。下/場内にある「農家レストラン縁」で、地元食材をふんだんに使ったランチやソフトクリームを。
南魚沼エリアは、いわずと知れた米どころ。キャンプ場の管理棟近くにある「農家レストラン縁(えん)」では、地元産のコシヒカリをはじめ、地域の農家さんが育てた野菜や自家製味噌など、地場食材をふんだんに取り入れた料理を味わえます。
◆大源太キャニオンキャンプ場
新潟県南魚沼郡湯沢町大字土樽3064-17
TEL 025-787-3536(キャンプ場管理等)
TEL 025-787-6700(YOCアウトドアセンター)
営業期間:2025年10月下旬まで
https://daigenta.net/
◆農家レストラン縁(えん)
TEL 025-788-0290
https://www.noukarestaurant.com/
※休業日、団体貸し切り日があるので、事前に営業カレンダーを確認すること。
童心に帰って森の中で遊ぶ、フランス発祥のアウトドア・アクティビティ「フォレストアドベンチャー」
もう一つのおすすめが、フランス発祥で今や世界中で人気となっているアウトドア・アクティビティを新潟県内で唯一体験できる「フォレストアドベンチャー・湯沢中里」。「フォレストアドベンチャー」とは、森の中の自然をそのまま生かし、体を動かして遊べるアウトドアパーク。森の木々に揺れる橋やロープ、ネットなどが設置してあり、アイテムをクリアすると最後にジップラインの爽快な滑空体験を味わえます。フィールドアスレチックとジップラインを組み合わせたアクティビティをイメージするとわかりやすいでしょう。
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「フォレストアドベンチャー・湯沢中里」では、ジップラインのスリリングな滑空でストレス発散。久しぶりの筋肉痛も心地よし。
ゲレンデサイドの森の中に設置されたコースは、身長110cmから楽しめる「キャノピーコース」と、より難易度が高い「アドベンチャーコース」の2種類。今回、「アドベンチャーコース」の5コースにチャレンジしてみました。最初は余裕だったものの、徐々に難易度が上がり、ロープにしがみついたり、ネットに張り付いたり。コースを追うごとにアイテムの難易度が高くなり、腕や足がプルプルしてきます。けれど、ジップラインだけのコースより達成感が大きく、アイテムをクリアした後、ご褒美のような空中滑空が気持ちよいこと! 全身筋肉痛になりましたが、ストレスも吹き飛ぶ爽快なアトラクションでした。
一方、ゲレンデにはゴルフ経験がない人も気軽に楽しめる「ファミリーショートコース」と「ゴルフ練習場」があり、ゴルフデビューを目的に訪れる人も多いとのことです。
◆フォレストアドベンチャー・湯沢中里
新潟県南魚沼郡湯沢町土樽5044-1
TEL 025-787-3301
営業期間:2025年10月19日までの土・日曜、祝日(8月24日までは毎日営業)
※完全予約制
https://www.yuzawa-nakazato.com/summer/forest-adventure/
猛暑が続く今年の夏。厳しい残暑が予想されますが、高原にはそろそろ涼しい風が吹き始めています。8月下旬以降は、夏休みの混雑も落ち着き始める時期。ひと足早く秋の気分を味わう高原グランピング&アクティビティへ、夏疲れを癒しに出かけてみてはいかがですか。
協力:スマイルリゾート
https://www.smile-resort.com/