丁寧に焙煎されたコーヒーにChocolat des Princesのチョコレートはいかがでしょうか。当店自慢の、Grêlons du pilatは1976年にフランスのベストチョコレートに選ばれ、120年以上続く伝統のレシピで作られたガナッシュの口溶けと、工場で挽いたヘーゼルナッツをさくらんぼのブランデーに漬けた芳醇な香り、さらにガナッシュを包むミルクチョコレートが口の中でカランと砕ける幸せが絶品です。今回のCoffee x は、私がポップアップストアの店長をつとめる小さなチョコレート屋さんを紹介します。
1897年SaintーEtienne市に創業したショコラトリーChocolat des Princesでは、現在9人のショコラティエが丁寧に手作りしています。仕事を受けるにあたって、私は1泊2日でチョコレート工場に研修に行きました。チャーリーがいたら、、、と心はずむ工場見学では、朝早くから煎ったアーモンドやヘーゼルナッツを挽くいい香りと、プラリネやガナッシュを伝統的なレシピで作っていく工程、おばちゃんたちが最後の仕上げの粉砂糖のお化粧を手作業で進める様子にうっとりです。プラリネひとつとっても、素材の味と塩梅良く加えられたカカオバターと砂糖でツヤツヤ。全ての工程で味見をさせてくれて、フランス語がぎこちない私にも伝えようとしてくれるレシピと素材への自信とチョコレートに込められた想いに感動したのでした。また先代のオーナーはあのポールボキューズの甥にあたり、自分が美味しいものを繋ぐことに誇りを感じていることもなんだか素敵なストーリーです。