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- 2024年10月24日更新
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Editor:リスヴェル編集部
トラベル&フードライターが行く、はじめてのハワイ❤️前編 【寄稿:高山裕美子】
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- 地元民からも愛される「アラモアナビーチパーク」。美しさに加えて、訪れている人たちの笑顔に癒される。
- 訪れたらすぐにわかる、ハワイが特別な場所なわけ
公私問わず、通算40か国近く旅をしていますが、実はハワイには行ったことがありませんでした(と、いうとかなり驚かれる)。親しい友人たちは毎年のように行っていたし、その魅力についても聞かされていましたが、なんで今まで行かなかったのか。ハワイの旅から帰国した今、その疑問が頭をぐるぐるし、もっと早く行くべきだったと後悔の念に苛まれています。
今回、ハワイ・ホノルルを訪れて最初に思ったのは、「なっ、なんて平和的なの❤️」という点。ちょうど前週がインド出張だったということもあるのですが、強引なタクシーや物売りの勧誘はない、日本語が通じるところが多い、人が優しい、暑すぎない、そして全体に漂うおっとりとした空気感、とすべてがピースフル。
地元の人の憩いの場でもあるアラモアナビーチパークを散歩すると、フラダンスを練習している女の子2人や、ビーチで楽しんでいる子供たち、サーフィン帰りの渋かっこいいシニアのカップル、ウエディングの撮影をしている新婚さんなど、老若男女さまざまな人たちがそれぞれ楽しんでいて、見ている私もうきうきと楽しくなります。
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- NY在住のアーティスト、ケヴィン・ライオンズの「アロハモンスターズ」。日本で個展が行われたことも。
- 街に根付いたハイセンスなグラフィティアートに驚き!
カカアコエリアの倉庫街では、グラフィティアートを鑑賞。毎年2月に世界中からアーティストがやってきて壁にペインティングをするそうで、50以上のさまざまなグラフィティがずらりと並ぶ様は圧巻。2011年に行われたアートイベント「POW! WOW! Hawaii(パウワウ・ハワイ)」がきっかけとなり、地域とアートシーンの活性化プロジェクトにつながっていったそう。レベルの高いものが数多くあり、見ていて飽きない!
写真は日本でもファンの多いNY在住のアーティスト、ケヴィン・ライオンズの「アロハモンスターズ」のもの。このエリアは近年おしゃれなカフェやレストランなどが続々オープンして開発が目まぐるしく、高級コンドミニアムも建設ラッシュとか。
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- 「クアロア・ランチ・ハワイ」の入口。さまざまなアトラクションがある。
- 「クアロア・ランチ・ハワイ」での広大な自然のなかでのアクティビティに感激!
次の日の朝はワイキキから車で50分ほどの「クアロア・ランチ・ハワイ」へ。古代は王族しか立ち入ることができなかったという聖なる土地で、壮大なコオラウ山脈の山並みは神々しい雰囲気を醸し出している。霊感ゼロの私でも、この場所がパワースポットだと感じるほどのオーラ! 4000エーカー(東京ドーム約347個の広さ!)もの敷地のなかには、草原やプライベートビーチ、農場、ジャングルなどがあり、映画やTVドラマの撮影地としても有名で、『LOST』や『ジュラシックパーク』『ジュマンジ』『ゴジラ』のロケもここで行われたそう。映画ロケツアーや乗馬ツアー、4WDツアーなどいろんなアトラクションがあるけど、今回は海をクルーズする「オーシャンボヤージュツアー」と農場を見学する「クアロアグロウンツアー」を体験。
「オーシャンボヤージュツアー」はウミガメが見られるとのことで、「そこにいるよ!」といわれて振り向いたときには時すでに遅し。でも透き通った海とコオラウ山脈を眺めながらクルーズするのは贅沢な時間。プライベートビーチの貸し切りもできるみたいで、次回来るときは貸し切って『LOST』ごっこしたいと思います(実は全シリーズ見たほどのファン)。
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- クルーズ船から見た、コオラウ山脈。まさに聖なる山の名にふさわしい存在感。
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- 敷地内ではいろんな作物が育てられており、循環型農業を実践。気のいい場所では作物がよく育つ気がする。
- 「クアロア・ランチ・ハワイ」敷地内の農場見学ツアーでハワイの食文化を知る
「クアロアグロウンツアー」では敷地内の農場を車で回って、バナナやマンゴー、アボカド、グァバ、カカオ、ジャックフルーツなどいろんな作物を観察したり、タロイモからつくる伝統料理「ポイ」を試食したり(古代ハワイ神話ではタロイモは神聖な食べ物だとか。ポイは蒸してすりつぶし、発酵させて作るペースト状のもの)。
作物やフルーツは約60種類、グラスフェッドの牛や子羊のほか、豚、鶏を育て、エビ、牡蠣を養殖し、養蜂も行っているなど、循環型農業を実践。売店で旬の食材の購入が可能で、私はアップルバナナを購入しましたが、めちゃくちゃおいしかった!
エントランス併設のカフェでは、ここで育った食材を使った軽食も食べられ、グラスフェッドビーフを使ったハンバーガーを頼んだところ、ジューシーでパイナップルとの相性が最高。ダイナミックな自然を感じさせる景観はどこにいても美しく、「クアロア・ランチ・ハワイ」にすっかり魅せられました。
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- カフェで提供しているハンバーガー。敷地内で育てられているグラスフェッドビーフを使用。
- ◆POW WOW Hawaii
https://www.powwowworldwide.com
◆Kualoa Ranch Hawaii
クアロア・ランチ・ハワイ
49-560 Kamehameha Hwy. Kaneohe, HI 96744
TEL 808- 237-7321 https://www.kualoa.jp/
取材協力: ハワイ州観光局 全日本空輸(ANA)
Writer & Editor :高山裕美子
エディター、ライター。ファッション誌やカルチャー誌、インテリアや食の専門誌の編集者を経て、現在フリーランスに。国内外のローカルの食文化を探求することがライフワーク。