旅の扉

  • 【連載コラム】トラベルライターの旅コラム
  • 2024年9月16日更新
よくばりな旅人
Writer & Editor:永田さち子

パンケーキも景色もひとり占め! 60周年を迎えたハワイのホテル「ザ・カハラ・ホテル&リゾート」で、とびっきり贅沢なブレックファストタイム

ラグジュアリーホテルでインルームダイニング(ルームサービス)の朝食を味わう幸せを体験♡zoom
ラグジュアリーホテルでインルームダイニング(ルームサービス)の朝食を味わう幸せを体験♡
オアフ島のラグジュアリーホテルとしてまっ先に名前が挙がるのが今年、開業60周年を迎えた「ザ・カハラ・ホテル&リゾート」。記念すべきアニバーサリーイヤーに、ちょっと・・・いえいえ、かなり贅沢なブレックファストタイムを過ごしてきました。

1964年の開業から60年間、世界中のVIPをもてなしてきたホテル
各国の首脳や王室関係者、ハリウッドスターなど、このホテルを愛し定宿にしてきた著名人は数知れず。ワイキキのオーシャンフロントにも素敵なホテルはたくさんありますが、高級住宅街のカハラに位置し、ワイキキからは車で10数分のロケーションにありながら、離島のリゾートのようなゆったりとした雰囲気は唯一無二。今回は、「どこにも出かけず、ホテル内をじ~っくり満喫して過ごすのだ!」と、心に決めて訪れました。
ホテル前のビーチは週末でも混雑とは無縁。プライベートビーチのようにのんびり過ごせる。zoom
ホテル前のビーチは週末でも混雑とは無縁。プライベートビーチのようにのんびり過ごせる。
ゴルフコースのグリーンが眩しいゴルフルマウンテンビューの客室
今回、選んだのは、バルコニー付きのゴルフマウンテンビュー。世界屈指のゴルフコース「ワイアラエカントリークラブ」が眼下に広がる客室です。
「えっ、オーシャンビューじゃないの?」と思われるかもしれませんが、ちゃんと理由が。ビーチの景色はロビーからも、プールサイドからもたっぷり楽しめるけれど、マウンテンサイドにはここカハラにしかない魅力があるのです。プールやビーチで過ごした後、部屋に戻ってくると、この景色と静けさ、しっとりとした雰囲気にとても癒されます。そのため、静かに過ごしたい旅や、おひとりハワイ旅にはこちらの方がおすすめ。
しかも、オーシャンビューよりかなり割安なこともポイント。ゴルフ好きの人や、リピーターのなかには好んでこちらを選ぶゲストも少なくないそう(ただし、全米ツアーのひとつソニーオープンが開催される1月中旬は、オーシャンビューよりゴルフマウンテンビューのほうが高くなります)。
“カハラシック”と呼ばれる落ち着いたインテリア。眼下にゴルフコースが広がる「ゴルフマウンテンビュー」は、リピーターにも人気。zoom
“カハラシック”と呼ばれる落ち着いたインテリア。眼下にゴルフコースが広がる「ゴルフマウンテンビュー」は、リピーターにも人気。
朝食の看板メニュー「薄焼きパンケーキ」をインルームダイニングで味わう幸せ♡
オールデーダイニングの「プルメリアビーチハウス」の名物メニューが、朝食の「薄焼きパンケーキ(Thin Pancake)」。「カハラ・ヒルトン」として誕生した当時、初代料理長が考案したメニューは60年間、朝食のテーブルを彩ってきました。プルメリアの木陰のテーブルで朝のビーチを眺めながら味わうのもいいのですが、滞在中の1日はインルームダイニング(ルームサービス)をチョイス。前日の夜に時間を指定し、ビーチの朝散歩を楽しんだ後に届くよう、時間もちゃ~んと計算しておきました。
開業時からの人気メニュー「薄焼きパンケーキ」。まずはそのまま味わった後、シロップをたっぷりかけて。zoom
開業時からの人気メニュー「薄焼きパンケーキ」。まずはそのまま味わった後、シロップをたっぷりかけて。
このパンケーキ、ごくごく薄~く焼きあげた生地をくるくるっと巻いてあり、香りのよいメープル・バターソースが添えられています。薄焼きにもかかわらず、しっとりした食感が時間がたっても失われないことが特徴。目に眩しいグリーンを眺めながら、モーニングコーヒーとともに味わう気分は最高です。すると、ゴルフコースの上にうっすらと虹が架かっているではありませんか。一生忘れられない、贅沢なブレックファストタイムになりました。
ザ・カハラでの滞在を祝福してくれるかのように、ゴルフコースの上にうっすらと虹が! zoom
ザ・カハラでの滞在を祝福してくれるかのように、ゴルフコースの上にうっすらと虹が! 
リゾートクレジット&限定アイテム付きの「60周年記念パッケージ」でお得にステイ
現在ザ・カハラでは、さまざまな特典付きの「60周年記念パッケージ」を実施中。その内容は、“ホノルル一、贅沢な朝食”と称されることが多い「プルメリアビーチハウス」での朝食ビュッフェに加え(これだけで、ひとり55ドル!)、ホテル内のショップやレストランで利用できるリゾートクレジットが1泊につき60ドル付きます。さらに60周年を記念して数量限定でデザインされたロゴ入りのトートバッグとキーチェーンがプレゼントされるというもの。
2024年も残り少なくなってきた今、円安が少し落ち着いてきたタイミングで出かけてみてはいかがですか。
左/ロビーに掲げられた開業60周年の記念するロゴ。右/宿泊パッケージを利用したゲストにプレゼントされるバッグとキーリング。zoom
左/ロビーに掲げられた開業60周年の記念するロゴ。右/宿泊パッケージを利用したゲストにプレゼントされるバッグとキーリング。
◆The Kahala Hotel &Resort
ザ・カハラ・ホテル&リゾート

5000 Kahala Ave., Honolulu
TEL 808-739-8888
料金:オーシャンフロント815ドル~、ゴルフマウンテンビュー446ドル~ 全338室
チェックイン15:00/アウト12:00
https://jp.kahalaresort.com/
Writer & Editor:永田さち子
スキー雑誌の編集を経て、フリーに。旅、食、ライフスタイルをテーマとし、記事を執筆。著書に、「自然の仕事がわかる本」(山と溪谷社)、「よくばりハワイ」「デリシャスハワイ」(翔泳社)ほか。最近は、旅先でランニングを楽しむ、“旅ラン”に夢中!
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