パリでスポーツの祭典が始まりました。オリンピックとパラリンピックのマスコット「フリージュ」をテレビで見かける機会も増えてきました。パリでは今年1月の時点で公式ショップや観光地のお土産屋さんでもぬいぐるみなどが並べられていましたが、その赤くて三角のフォルムから、パリでは「(最近はやっているからか)おにぎりみたい」「(赤いからか・・)血栓ぽい」など、さまざまなナナメ意見を耳にしましたが、「そう?可愛いよ」という意見もチラホラ。 ぱっちり目やトリコロールカラーふくめ、個人的にかなりの肯定派です。可愛いし、フランスっぽいし、そして、フォトジェニックだと思うのです。
オリンピックのサイトによると、フリージュはおにぎりでも血栓でもなく、自由の象徴である赤い帽子「フリジア帽」をモチーフにしていて、フランス国旗の色である青、白、赤を身にまとい、胸にはパリ2024の金色のロゴがあしらわれているとのこと。そして、パラリンピックのフリージュは胸にパラリンピックのロゴを付け、右足が義足になっており、パラアスリートをイメージしている。目の横のトリコロールが、オリのほうは右目、パラのほうは左目横、履いている靴はオリが白ベース、パラが赤ベース、靴下はオリが青、パラが白というディテールの違いも。そう、細部まで凝っていて、見ればみるほど可愛いのです。
開幕を控えた6月にパリを訪れた際は、街中でフリージュを見かける機会がさらに増え、天気も良く緑が美しかったこともあり、フォトジェニックなフリージュを手に、街中で小さな撮影会をしてみました。
まずはエッフェル塔を見わたせる立地で人気のシャイヨー宮。開会式の会場となったトロカデロ広場が眼下に広がり、6月の時点ですでにスタンド等の工事が始まっていました。ここで手のひらサイズのフリージュ2体のショットを。
凱旋門の横から、数多くの観光客の皆さんの合間からクイックに撮影。パリのシックな街並みの中で赤いフリージュはひときわ目立ちます。
パリらしいところでグリーンが多いところ、ということで、左岸の癒しスポット、リュクサンブール公園でも撮影してみました。緑に囲まれたフリージュもフォトジェニックです。ちなみに、いつも独自のキュレーションでアートファンに人気の高いリュクサンブール美術館では8月11日までスポーツのデザインの歴史を紹介する展覧会「Match - Design & Sport - A Story Looking to the Future」が開催されています。
フリージュは黄色い色のビビッドなポストにも描かれていました。お手紙を手に持つフリージュもかわいらしいです。ルーブル美術館のモールなど、パリのあちこちにある公式ショップ以外にも、街角のお土産屋さんでも見かけます。
空港のショップには、ぬいぐるみやTシャツをはじめ、タンブラー/水筒や、除菌ジェル、ミントなど小さいお土産にぴったりのグッズも。
パリに観戦に行く方も、お土産狙いのかたも、パリ色たっぷりのかわいいフリージュたちと共にパリ大会を観戦してみてはいかがですか。
参考サイト
オリンピック情報サイト
https://olympics.com/ja/olympic-games/paris-2024/mascot
リュクサンブール美術館
https://museeduluxembourg.fr/en/agenda/evenement/match