毎年春の恒例行事となった「東京モーターサイクルショー」。国内最大規模のオートバイ、部品、用品などの見本市として今年で51回目を迎えるこのイベントは、2024年3月22日(金)から24日(日)までの3日間、東京ビッグサイト西展示ホールで開催中です。
今回のテーマは「#バイクでココロがオドル!」。バイクに乗る喜びのメッセージと共に、ホンダ、カワサキ、スズキ、ヤマハなどの国内主要メーカーをはじめ、ハーレーダビッドソンやトライアンフ、BMWなどの外国車ブランドの最新モデルが一堂に集い、実際にバイクに触れたり、跨ったりしてみると、感動と同時にそれぞれのメーカーのバイクの違いもよくわかります。また、パーツやバイクファッション用品などのバイクライフを楽しむための出展者も多く、バイクの楽しみ方の多様性をこの体感型のイベントを通して感じました。
旅をテーマとしているRISVELとしては、バイクによるマイクロツーリズムを推奨したいと思います。マイクロツーリズムとは、自宅から1時間から2時間程度の移動圏内の地元または近隣への近距離旅行を指します。新型コロナウイルス感染症の感染拡大をきっかけに、感染防止の観点からコロナ禍で広まった旅行形態のひとつですが、一般的にコロナ禍では公共交通機関の利用を避けた自家用車による移動を中心として、近隣地域の魅力の再発見と消費による地域経済への貢献を念頭に置いています。
日帰りでも1泊してもどちらでも良いのですが、バイクによるマイクロツーリズムでは、1〜2時間の移動だと日帰り旅行の方が気軽ではないでしょうか。それも高速に乗らずに下道でのんびりとツーリングをしながら、目的地での観光や食事だけでなく、バイクなら途中で面白そうな場所に立ち寄ったり、道の駅で休憩したり、より気軽なマイクロツーリズムを楽しむことができると思います。
日帰りのマイクロツーリズムでも、突然の天候の変化やお土産を購入した時の荷物入れなど、必要となってくるのがバイクに装着するバッグ類。東京モーターサイクルショーでは、洗練されたデザインのアルミ製ケースから、機能性を備えた完全防水の全天候型ツアラーバッグまで、あるいはもっとカジュアルにカブ系バイクに似合う専門バッグであったり、犬と一緒にバイク旅行をするための犬専用バッグであったり、多様性のあるバッグの出展者も多く、バイクでの旅行の可能性を広げてくれます。
車同様に、バイクにも電気の波が押し寄せており、電動バイクの展示も数多くありました。オーストラリア発の電動バイクブランド「VMOTO TS Street Hunter Pro」(原付二種クラス)のバッテリーを2つ搭載した場合、走行距離がおよそ140kmですので、日帰りのマイクロツーリズムにも対応できそうですし、持続可能な地球環境に優しいバイクで旅行ができるようになります。
このイベントでの必見は、屋外ステージで行われる警視庁女性白バイ隊クイーンスターズの「警視庁ドリル走行」と、警視庁白バイ隊の「ワンポイントレッスン」です。クイーンスターズの華麗なドリル走行のデモンストレーションは訓練の賜物。そしてワンポイントレッスンでは、車両の取り回しから無駄なアクセルを使わない走行まで、安全にバイクを運転するための基本とマナーを学べます。
東京モーターサイクルショーは、バイク業界の最新情報が一堂に集まる年に一度のビッグイベント。明日24日が最終日ですのでお見逃しなく!
第51回 東京モーターサイクルショー
開催日時:2024/3/22(金)〜3/24(日)
3/22(金) 10:00〜13:00(特別公開)/13:00〜18:00(一般公開)
3/23(土) 10:00〜18:00(一般公開)
3/24(日) 10:00〜17:00(一般公開)
当日券:大人2,400円(高校生以下入場無料 ※小学生以下は保護者同伴のみ入場可)
会 場:東京ビッグサイト(西1・2・3・4ホール、アトリウム、西屋上展示場)
東京都江東区有明3-11-1
電車 ゆりかもめ「東京ビッグサイト」駅より徒歩約3分
りんかい線「国際展示場」駅より徒歩約7分
主 催:一般社団法人 日本二輪車普及安全協会
公式サイト:https://www.motorcycleshow.org/index.html
取材レポート:MO(RISVEL編集部)
取材協力:「第51回 東京モーターサイクルショー」広報事務局