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  • 2022年11月4日更新
リスヴェル旅コラム
Editor:リスヴェル編集部

【岐阜県中津川観光】② 名物「栗おこわ」の大黒屋

かつての造り酒屋の名残りの杉玉が飾られているzoom
かつての造り酒屋の名残りの杉玉が飾られている
中山道の43番目の宿場町「馬籠宿」は、今も江戸時代の面影が残り、文豪・島崎藤村のゆかりの地としても有名で、馬籠宿旧本陣跡であり、島崎藤村の生家の跡地には藤村記念館が建っています。

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隣は「藤村記念館」
その藤村記念館の隣には、馬籠宿の老舗「大黒屋」があります。明治時代までは造り酒屋として生計を立てていたことから、お店の玄関には今もその名残として杉玉が飾られています。現在は、食事・喫茶処「大黒屋茶房」、地元などの民芸品を扱い、木曽の伝統的建築の重厚な佇まいの奥にはギャラリーも併設されています。
思わず手に取って見てしまう可愛らしい民芸品zoom
思わず手に取って見てしまう可愛らしい民芸品
地元のものを中心とした民芸品コーナー
大黒屋茶房zoom
大黒屋茶房
この大黒屋は、島崎藤村の初恋の人で歌にも詠まれた、「おゆふ」さんの生家でもあります。大黒屋に残されている「大黒屋日記」は、島崎藤村が『夜明け前』を執筆する際に参考にしたことで知られています。
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名物「栗こわめし」の定食
大黒屋茶房の名物が島崎藤村の小説「夜明け前」にも登場する「栗こわめし」。ホクホクした優しい甘味のある栗ともち米の相性がとてもよく、馬籠宿でも人気のメニューです。オススメは栗こわめしも入った郷土料理を少しずつ食べられる定食。3種類あり品数によって料金が異なります。そのほか、種類の豊富なお蕎麦、栗ぜんざい、栗きんとんと抹茶のセットなど、地元の料理を楽しめます。
大黒屋茶房
住 所: 岐阜県中津川市馬籠4255-1
電 話: 0573-69-2504
営 業: 午前9時〜午後4時30分(ラストオーダーは午後4時)
定休日: 冬季12月上旬~3月中旬休業。民芸店は冬季不定期営業 ※行く前に電話で確認


取材協力:岐阜県 商工労働部 観光国際局 観光誘客推進課
https://www.kankou-gifu.jp

森林浴と名水の付知峡へと続く…(11月5日)
Editor:リスヴェル編集部
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