旅の扉

  • 【連載コラム】ヘルシー目線でアジアの旅をスナップ!
  • 2021年12月14日更新
Asian Wellness Journey アジアン・ウェルネス・ジャーニー
ライター・エディター:河辺さや香

茨城県の奥久慈で、季節を感じるサイクリング旅①【絶景編】

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県庁所在地の水戸駅まで都心から1時間と、アクセスの良い茨城県。

実は世界に誇るナショナルサイクルルートをもつ“サイクリング王国”ということをご存知でしょうか。

 

ロードバイクを乗りこなすサイクリストからも絶大な人気を誇る理由は、県内に4つのモデルルートを設定しているから。

今回筆者はそのうちの一つ、「奥久慈里山ヒルクライムルート」という中・上級者コースの一部を走ってきました。

しかし、何を隠そう私は、“サイクリング初心者”にも満たないただの素人です。

 

でも大丈夫!レンタルしたe-bikeのおかげで、快適なサイクリング旅を楽しみながら数々の絶景と至極のグルメに巡り会うことができました。

 これから2回に渡り、選りすぐりの絶景と奥久慈グルメをご紹介します。

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茨城の県北に位置する奥久慈エリアには、山々と久慈川が織りなす美しい景観が広がっています。

壮大な里山風景は圧巻!自転車でくぐり抜けるだけで、心身がまるごと浄化されるような清々しさを感じます。

 

「奥久慈里山ヒルクライムルート」は、北は県内最高峰の八溝山から、南は水戸市まで、全長200kmのサイクリングルートです。



今回筆者が巡ってきたのは、県境の大子町を中心とするエリア。JR常陸大子駅から徒歩15分の位置にある、「道の駅奥久慈だいご」を起点としました。

こちらでは、e-bike13000円でレンタルすることができます。※レンタサイクル情報は文末へ。

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[奥久慈絶景スポット1]県内屈指の紅葉スポット 永源寺“もみじ寺”

起点から約1.8km10分)



1446年に創建された曹洞宗の寺院。通称“もみじ寺”と呼ばれているだけあり、シーズンには見事な紅葉のコントラストが望めます。

それほど大きくない境内ですが、どこを歩いても真っ赤に萌える紅葉を見られます。おすすめは正面の階段から高台に登るルート。高台にある境内からは大子町全体の紅葉を一望できるのが魅力です。帰り道は左方から緩やかな坂を降りながら、最後にもう一度鮮やかな紅葉を楽しんでください。秋の奥久慈を訪れたら、外せないスポットです。

 

永源寺(弁財天)

https://www.daigo-kanko.jp/spot-0020.html

 

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[奥久慈絶景スポット2]マイナスイオンたっぷり!月待の滝

起点から約5.4km30分)



マイナスイオンを浴びられるスポットとして有名な「月待の滝」。幻想的な夫婦滝は、水量が増すと三筋の親子滝になることから、安産や開運を祈る人々たちに信仰されています。

また、水に濡れることなく滝の裏に入ることができるため、別名「裏見の滝」とも呼ばれています。そこからの景観は、まるで優しい水のカーテンに包まれているかのよう!

冬には滝全体が氷結する氷爆が観られるとあって、季節ごとに違った絶景に出合えます。

 

月待の滝

https://www.daigo-kanko.jp/spot-0004.html

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[奥久慈絶景スポット3]竜神峡の渓谷美を五感で感じるカヌー体験

起点から約26km150分)



茨城県の北部にある、風光明媚な奥久慈県立自然公園。竜神峡に広がるV字型の渓谷には竜神川が流れ、川をせき止めた竜神ダムの上に竜神大吊橋が掛けられています。観光スポットとしてはこの大吊橋が有名ですが、あえてのオススメは、大吊橋を下から望む竜神川でのカヌー体験です。

カヌーでしか行けない場所で目にする非日常の世界や、パノラマの渓谷美、紅葉の時期には湖面に映るコントラストもキレイです。

 竜神大吊橋へは既に行ったことがあるという方は、ぜひ一度カヌーを体験してみてはいかがでしょうか。

 

竜神湖カヌー (Storm Field Guide)

https://storm.cx/

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e-bikeを指名すれば、快適なサイクリング旅に!



自転車は、「奥久慈道の駅だいご」内の「奥久慈サイクルステーション」でレンタルすることができます。

電動アシスト付きのe-bikeなら、体力に自信がない方でも安心!ヒルクライムというだけあり、確かに坂道は多いのですが、コツを掴めば自力よりずっとラクに登ることができます。

e-bikeをご指名なら、前日の1200までにインターネットで予約をしておくと安心です。

 

奥久慈サイクルステーション

http://michinoeki-daigo.com/cycle/index.html

 

「奥久慈里山ヒルクライムルート」に関する詳しいパンフレットも常備しています。地元の方が、ルートの相談に応じてくれますよ。

 

次回は【グルメ編】をお届けします。

ライター・エディター:河辺さや香
出版社勤務、北京・上海・シンガポールでの生活を経て、現在は東京を拠点にフリーランスとして活動中。アジア女性ならではのヘルシー&ビューティーなライフスタイルに関心を持ち、漢方養生指導士(漢方スタイリスト)や養生薬膳アドバイザー、他にジュニア野菜ソムリエの資格も持つ。各媒体に旅、食、料理、健康にまつわるトピックスを執筆中。“アジアを旅するライターユニット”Tom☆Yam(http://www.team-tomyam.com/)のメンバー。
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