旅の扉
- 【連載コラム】ナンバーワンよりオンリーワン
- 2022年4月6日更新
- 旅の道中、「愛すべき変なもの」を見つけたら、書かずにはいられない!
- トラベルジャーナリスト:松田 朝子
2022年をコーヒーで占う!奥深いトルココーヒーの伝統と文化
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- トルコの街角には、旅情をくすぐるおしゃれなカフェがあちこちに(c)Zon
- 世界中で親しまれているコーヒーですが、トルコでは2013年に「トルココーヒーの文化と伝統」が世界無形文化遺産に登録されているほど、長い歴史があるのです。今回は、飲むだけではなく人々の生活に密着した、トルココーヒーの世界をご紹介します。
トルコのコーヒー文化は16世紀中頃のオスマン帝国時代に始まったと言われています。当時の人々はカフェに集い、コーヒーを楽しみながらコミュニケーションをとっていました。トルコ最大の都市、イスタンブルには16世紀に開業した世界最古の喫茶店も残っています。
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- 熱したコーヒーは沸騰寸前に火を止め、専用のカップでいただきます。
- トルココーヒーは、フィルターを通さずカップに注いで、その上澄みを飲みます。淹れ方も独特で、粉状に挽いたコーヒー豆と水を、ジェスヴェと呼ばれる長い取っ手のついた小鍋で熱します。熱し方も砂の上、炭の上、灰の上など様々。現代ではコンロにかけたり、トルココーヒー専用のサーバーマシーンを使って作られることもあります。
ちなみにトルコの家庭には必ずコーヒーセットが常備されているそうです。
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- カフェでは、トルコならではの1杯を楽しんで!(c)トルコ共和国大使館・文化広報参事官室
- コーヒーの種類は多様で、代表的なものをあげると、
ディベキ
ディベキコーヒーは、石臼挽きのトルココーヒー。
軽めのタイプが好きな人に。
メネンギチ
メネンギチコーヒーは、コーヒー豆以外の木の実から作られる。カフェインが含まれなく、フルーティーな味わい。トルコ以外ではなかなか手に入らない特産品なので、トルコに行ったらぜひ試してみてください。
ダムラサクズルコーヒー
アロマコーヒーの一種で、香りを楽しむコーヒー。松や杉の風味を持つマスティック(ダムラサクズル)が人気。
ムッラ
豆を2度焙煎しており、苦味の強いコーヒー。一般的にはカルダモンなどのフレーバーを加えて苦味を抑えてある。
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- コーヒーを飲んだ後は、今日の運勢を!
- 「一杯のコーヒーには40年の想いが宿る」という、トルコの有名なことわざがあるほど、
トルコでは、コーヒーは友情のシンボルとして、社交の場に不可欠な飲み物なのです。
街角のコーヒーハウスでは、「コーヒー占い」が現在も行われております。
飲み終わったカップにソーサーをかぶせて、願い事をしながら床と平行に3回回します。裏返し、冷めるまで待ちます。そしてカップの底に残った粉の模様で運勢を占います。
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- コーヒーブレイクに試してみよう!
- そんなユニークな文化の一端が、このほどWebブラウザ上で楽しめるようになりました。
ネスレ日本がトルコ共和国大使館監修の下、展開するのは「ネスカフェ ゴールドブレンド 大人のご褒美 コーヒー占い」という、トルコのコーヒー占いが楽しめるデジタルコンテンツ。
まず、トルコの伝統衣装を着た、ネスカフェのオリジナルキャラクター「ふわくん」が登場し、コーヒーを淹れます。このコーヒーは、世界最大のヘーゼルナッツ生産国であるトルコ産のものを使用した、「ネスカフェ ゴールドブレンド 大人のご褒美 ヘーゼルナッツプラリネラテ」。ナッツの風味が香ばしいおしゃれなコーヒーです。
約3秒間、願い事を思い浮かべながら画面上でカップをまぜる動作をします。
そうすると、モコモコとコーヒーが泡立っていきます。
混ぜるスピードや混ぜ方によって模様が変わり、全25種類の模様から「ふわくん」が今日の運勢を占ってくれます。
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- 占いの結果の表示画面には、トルコのことわざや絶景の写真なども表示されます。
- コロナ禍が明けたら、トルコの本場のカフェで占ってもらいたいですね。
その日が来るまで、デジタルコンテンツで疑似体験を楽しんでみましょう。
取材協力:
ネスレ日本:
https://nestle.jp/
トルコ共和国大使館・文化広報参事官室
www.tourismturkey.jp