旅の扉

  • 【連載コラム】トラベルライターの旅コラム
  • 2019年12月3日更新
よくばりな旅人
Writer & Editor:永田さち子

台湾・台中に誕生した温泉渓谷の楼閣『星のやグーグァン』 【アクセス編】『マンダリン航空』なら乗り換えなしで台中までひとっ飛び!

成田空港(第2ターミナル)から台中へ、ダイレクトにアクセスできる『マンダリン航空』。zoom
成田空港(第2ターミナル)から台中へ、ダイレクトにアクセスできる『マンダリン航空』。
『星のやグーグァン』がある谷關(グーグァン)温泉が位置するのは台湾・第二の都市、台中市の郊外。日本からのアクセスは空路で台北へ、さらに高速鉄道で台中を目指し、そこから路線バスかタクシー(または送迎車)を利用するのが一般的です。でも、2018年から成田~台中路線が就航している『マンダリン航空』を利用すれば、台中まで約4時間のフライトでひとっ飛び。今回はそのフライトを体験しました。
台中線に導入された『エンブラエル190』型機は居住性のよさが評判の小型機。革張りのシートで、足元のスペースも比較的ゆったり。zoom
台中線に導入された『エンブラエル190』型機は居住性のよさが評判の小型機。革張りのシートで、足元のスペースも比較的ゆったり。
『マンダリン航空』は、日本と台湾を最多のフライトネットワークで結ぶ『チャイナエアライン』のグループ会社。成田~台中線では毎日1往復を就航しているほか、沖縄の那覇からの直行便もあります。運航機材は103人乗りの小型機『エンブラエル190』。すべてエコノミークラスという仕様ですが、この機種はコンパクトな機体にもかかわらず天井が高く、居住性のよさが評判。搭乗中、食事が1回、ビール、ワインなどのアルコール類も無料で提供されます。ほかに有料スナックの用意もありました。
機内食と台湾ビール、ワインなどのアルコールドリンクは無料で提供。zoom
機内食と台湾ビール、ワインなどのアルコールドリンクは無料で提供。
成田からは約4時間のフライトで台中空港に到着。zoom
成田からは約4時間のフライトで台中空港に到着。
今回、初めて利用した台中空港はコンパクトな施設ながら最新設備が導入され、免税店と数軒のブランドショップ、カフェなどが揃っていて、とても機能的に作られていると感じました。驚いたのはトイレの清潔さ。また、搭乗口近くに地元・台湾の雑誌や日本の美容雑誌が置かれた「ミニ図書館」のようなスペースがあり、パラパラと眺めていると地元・台中での流行りものが何となく伝わってきて、なかなか楽しめました。
コンパクトながら免税店、ブランドブショップ、お土産物屋も備えた台中空港の出発ロビー。zoom
コンパクトながら免税店、ブランドブショップ、お土産物屋も備えた台中空港の出発ロビー。
ラウンジはチャイナエアライン、マンダリン航空ほか数社の共用。チャイナエアラインのマイレージクラブ『ダイナスティフライヤー』の上級会員、またはプライオリティパスでも利用できます。点心、麺類、チャーハン、中国や台湾の人が大好きなカップ麺、焼き芋など台湾らしいフードのほか、アルコールドリンクも用意されています。
日本ではまだなじみが薄い『マンダリン航空』ですが、台中への所要時間がぐんと短縮されることを実感。今後、台湾へのアクセス方法のひとつとして利用できそうです。
駐機場を一望できる『プレミアムラウンジ』では点心、焼き芋、麺類など台湾らしいフードメニューを提供。zoom
駐機場を一望できる『プレミアムラウンジ』では点心、焼き芋、麺類など台湾らしいフードメニューを提供。
●マンダリン航空(Mandarin Airlines)
https://www.mandarin-airlines.com/
●チャイナエラライン(China Airlines)
https://www.china-airlines.com/jp/jp
Writer & Editor:永田さち子
スキー雑誌の編集を経て、フリーに。旅、食、ライフスタイルをテーマとし、記事を執筆。著書に、「自然の仕事がわかる本」(山と溪谷社)、「よくばりハワイ」「デリシャスハワイ」(翔泳社)ほか。最近は、旅先でランニングを楽しむ、“旅ラン”に夢中!
risvel facebook