旅の扉

  • 【連載コラム】「“鉄分”サプリの旅」
  • 2019年9月4日更新
共同通信社ワシントン支局次長・鉄旅オブザイヤー審査員:大塚圭一郎

「夢の鉄道旅行」のアイデア募集中! 鉄旅オブザイヤー、本コラム執筆者も審査

△「鉄旅オブザイヤー」2018年度の授賞式での受賞者と関係者(2019年2月6日、さいたま市の鉄道博物館)zoom
△「鉄旅オブザイヤー」2018年度の授賞式での受賞者と関係者(2019年2月6日、さいたま市の鉄道博物館)

 あなたの「夢の鉄道旅行」のアイデアをお寄せください!鉄旅(てつたび)オブザイヤー実行委員会は2019年8月30日、日本一の鉄道旅行を選ぶ賞「鉄旅オブザイヤー」の2019年度の一般の方や団体から企画を募る一般部門の募集を始めた。応募の締め切りは19年10月18日金曜日。最高賞となる「ベストアマチュア賞」1点には、賞金5万円とJR協賛による記念品が贈られる予定だ。

△鉄道イベントでの鉄旅オブザイヤーのブース前で、左から事務局の鹿取さん、筆者と息子(18年10月、東京・日比谷公園)zoom
△鉄道イベントでの鉄旅オブザイヤーのブース前で、左から事務局の鹿取さん、筆者と息子(18年10月、東京・日比谷公園)

 ▽群馬、広島と周辺地域、京都への旅行企画が対象
最終選考する外部審査員は、「旅と鉄道」名誉編集長で日本旅行作家協会専務理事の芦原伸・審査委員長、旅行サイト「Risvel(リスヴェル)」で本コラム「“鉄分”サプリの旅」を連載し、共同通信と全国の新聞でつくるニュースサイト「47NEWS」などに連載されている鉄道コラム「汐留鉄道倶楽部」「汐留鉄道倶楽部(しおどめてつどうくらぶ)」執筆者でもある大塚圭一郎・共同通信社福岡支社編集部次長の大塚圭一郎ら計13人・団体が務める。
受賞作品は、20年2月5日水曜日に鉄道博物館(さいたま市)で開かれる鉄旅オブザイヤーの19年度授賞式で発表する。
 募集するのはJR旅客6社と地元自治体が開催する大型観光企画「デスティネーションキャンペーン」(DC)が20年度に開催される群馬県(DC開催期間は20年4~6月)、広島県と周辺地域の山口県岩国市・愛媛県今治、松山両市、岡山県倉敷市など(DC開催期間は20年10~12月)、京都市(DC開催期間は21年1~3月)のいずれかを訪問する鉄道旅行ツアー企画。1泊2日以上のプランを提案する場合、宿泊地域も記入する。
 応募者は、「鉄旅オブザイヤー応募要項」に設けた応募用フォームからエントリーする。

△鉄旅オブザイヤーの審査員(19年2月6日、さいたま市の鉄道博物館)zoom
△鉄旅オブザイヤーの審査員(19年2月6日、さいたま市の鉄道博物館)

 ▽応募作品が商品化される可能性も
 受賞作品が、今後の旅行商品に生かされる可能性もある。応募者は著作権を放棄し、利益還元を求めないことが応募条件となる。18年度は72点の応募があった。
 併せて旅行会社が19年10月までの1年間に催行決定予定の旅行商品から最高賞の「グランプリ」などを選ぶ旅行会社部門も、9月13日~10月21日に募集する。グランプリ1点のほかに2位の「準グランプリ」1点、審査員特別賞(最大6点)、DC開催地への旅行を対象にしたDC賞1点、これまでに受賞していない旅行会社を対象にしたルーキー賞1点を選ぶ。18年度は16社から計104点の応募があった。

△JR九州の旧国鉄製ディーゼル車両キハ47に乗って鉄道旅行を楽しむ筆者(19年5月)zoom
△JR九州の旧国鉄製ディーゼル車両キハ47に乗って鉄道旅行を楽しむ筆者(19年5月)

 ▽「公正中立な姿勢で、“グローカル目線”から審査」と執筆者
 本コラム「“鉄分”サプリの旅」の執筆者の大塚圭一郎は外部審査員に就任してから19年度で7年目となり「鉄道および旅行好きとして審査員を務めさせていただくのはとても光栄であるとともに、大変な重責で身の引き締まる思いです。誠に微力ながら公正中立な姿勢に則って個人的な知見を生かすとともに、東京と大阪、米国の首都ワシントンとニューヨークで長年暮らしたグローバルな視点と、現在は九州で勤務している地方生活者の立場という両方を駆使した“グローカル目線”から、地方創生にも一役買う秀逸な鉄道旅行を高く評価して鉄旅のさらなる発展に貢献できれば幸いです」とコメントした。審査員は「就任時から全くの無報酬で引き受けています」と説明している。 
(連載コラム「“鉄分”サプリの旅」の次の旅をどうぞお楽しみに!)

△鉄旅オブザイヤー18年度の授賞式で紹介された筆者のコメント(19年2月6日、さいたま市の鉄道博物館)zoom
△鉄旅オブザイヤー18年度の授賞式で紹介された筆者のコメント(19年2月6日、さいたま市の鉄道博物館)
共同通信社ワシントン支局次長・鉄旅オブザイヤー審査員:大塚圭一郎
1973年4月東京都杉並区生まれ。国立東京外国語大学外国語学部フランス語学科卒。1997年4月社団法人(現一般社団法人)共同通信社に記者職で入社。松山支局、大阪支社経済部、本社(東京)の編集局経済部、3年余りのニューヨーク特派員、経済部次長などを経て、2020年12月から現職。アメリカを中心とする国際経済ニュースのほか、運輸・観光分野などを取材、執筆している。

 日本一の鉄道旅行を選ぶ賞「鉄旅オブザイヤー」(http://www.tetsutabi-award.net/)の審査員を2013年度から務めている。東海道・山陽新幹線の100系と300系の引退、500系の東海道区間からの営業運転終了、JR東日本の中央線特急「富士回遊」運行開始とE351系退役、横須賀・総武線快速のE235系導入、JR九州のYC1系営業運転開始、九州新幹線長崎ルートのN700Sと列車名「かもめ」の採用、しなの鉄道(長野県)の初の新型車両導入など最初に報じた記事も多い。

共同通信と全国の新聞でつくるニュースサイト「47NEWS」などに掲載の鉄道コラム「汐留鉄道倶楽部」(https://www.47news.jp/culture/leisure/tetsudou)の執筆陣。連載に本コラム「“鉄分”サプリの旅」(https://www.risvel.com/column_list.php?cnid=22)のほか、47NEWSの「鉄道なにコレ!?」がある。

共著書に『平成をあるく』(柘植書房新社)、『働く!「これで生きる」50人』(共同通信社)など。カナダ・VIA鉄道の愛好家団体「VIAクラブ日本支部」会員。FMラジオ局「NACK5」(埼玉県)やSBC信越放送(長野県)、クロスエフエム(福岡県)などのラジオ番組に多く出演してきた。東京外大の同窓会、一般社団法人東京外語会(https://www.gaigokai.or.jp/)の元理事。
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