あなたの「夢の鉄道旅行」のアイデアをお寄せください!鉄旅(てつたび)オブザイヤー実行委員会は2019年8月30日、日本一の鉄道旅行を選ぶ賞「鉄旅オブザイヤー」の2019年度の一般の方や団体から企画を募る一般部門の募集を始めた。応募の締め切りは19年10月18日金曜日。最高賞となる「ベストアマチュア賞」1点には、賞金5万円とJR協賛による記念品が贈られる予定だ。
▽群馬、広島と周辺地域、京都への旅行企画が対象
最終選考する外部審査員は、「旅と鉄道」名誉編集長で日本旅行作家協会専務理事の芦原伸・審査委員長、旅行サイト「Risvel(リスヴェル)」で本コラム「“鉄分”サプリの旅」を連載し、共同通信と全国の新聞でつくるニュースサイト「47NEWS」などに連載されている鉄道コラム「汐留鉄道倶楽部」「汐留鉄道倶楽部(しおどめてつどうくらぶ)」執筆者でもある大塚圭一郎・共同通信社福岡支社編集部次長の大塚圭一郎ら計13人・団体が務める。
受賞作品は、20年2月5日水曜日に鉄道博物館(さいたま市)で開かれる鉄旅オブザイヤーの19年度授賞式で発表する。
募集するのはJR旅客6社と地元自治体が開催する大型観光企画「デスティネーションキャンペーン」(DC)が20年度に開催される群馬県(DC開催期間は20年4~6月)、広島県と周辺地域の山口県岩国市・愛媛県今治、松山両市、岡山県倉敷市など(DC開催期間は20年10~12月)、京都市(DC開催期間は21年1~3月)のいずれかを訪問する鉄道旅行ツアー企画。1泊2日以上のプランを提案する場合、宿泊地域も記入する。
応募者は、「鉄旅オブザイヤー応募要項」に設けた応募用フォームからエントリーする。
▽応募作品が商品化される可能性も
受賞作品が、今後の旅行商品に生かされる可能性もある。応募者は著作権を放棄し、利益還元を求めないことが応募条件となる。18年度は72点の応募があった。
併せて旅行会社が19年10月までの1年間に催行決定予定の旅行商品から最高賞の「グランプリ」などを選ぶ旅行会社部門も、9月13日~10月21日に募集する。グランプリ1点のほかに2位の「準グランプリ」1点、審査員特別賞(最大6点)、DC開催地への旅行を対象にしたDC賞1点、これまでに受賞していない旅行会社を対象にしたルーキー賞1点を選ぶ。18年度は16社から計104点の応募があった。
▽「公正中立な姿勢で、“グローカル目線”から審査」と執筆者
本コラム「“鉄分”サプリの旅」の執筆者の大塚圭一郎は外部審査員に就任してから19年度で7年目となり「鉄道および旅行好きとして審査員を務めさせていただくのはとても光栄であるとともに、大変な重責で身の引き締まる思いです。誠に微力ながら公正中立な姿勢に則って個人的な知見を生かすとともに、東京と大阪、米国の首都ワシントンとニューヨークで長年暮らしたグローバルな視点と、現在は九州で勤務している地方生活者の立場という両方を駆使した“グローカル目線”から、地方創生にも一役買う秀逸な鉄道旅行を高く評価して鉄旅のさらなる発展に貢献できれば幸いです」とコメントした。審査員は「就任時から全くの無報酬で引き受けています」と説明している。
(連載コラム「“鉄分”サプリの旅」の次の旅をどうぞお楽しみに!)