旅の扉

  • 【連載コラム】旅行が大好きやか!
  • 2018年12月2日更新
亜細亜大学 経営学部 ホスピタリティ・マネジメント学科:小倉ゼミ生

大学生が高知県の観光振興部、おもてなし課に突撃してみた!

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私は観光とホスピタリティを学ぶ普通の大学生。

トラベル専攻のゼミに所属し、今回縁あって高知県にゼミ合宿に行くことになりました。

各自、自分なりの課題を見つけ、高知県の魅力を発見するというテーマのもと、いざ高知県へ。
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とはいうものの、正直、恥ずかしい話だが高知県に対する私のイメージというのは“坂本龍馬”一択で、それしか出てこなかったのです。

名産や観光地についての知識はゼロに等しく、いったい何があるのだろう、私にとっては未知の世界。

そこで、まずは自分なりに高知県について調べてみました。
名産や観光地を知るのは勿論ですが、調べているうちに、ある高知県についての記事を見つけました。どうやら観光に力を入れているという内容で、またそれに並行してどこかで聞いた、おもてなし課の存在があるのです。
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おもてなし課というのはドラマにもなっており、耳にしたことがある人も少なからずいるのではないでしょうか。

私もその一人。
調べていくうちに、外国人訪問者数の莫大的な増加や、どうしてこうなったのだろうと疑問に思う部分がたくさんあり、好奇心が揺さぶられてしまい、いてもたってもいられず「せっかくの機会だし、直接お話を聞きに行こう!」とゼミの仲間であるデッキ―と一緒に高知県庁へ乗り込んだのです…。
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高知県観光振興部国際観光課おもてなし課は高知県庁の中にあります。とても立派な建物で、まるで商談に行くような気持に!?

国際観光課、おもてなし課の部所の前に着き、大きく深呼吸をして中に入ると、事前に名前を伺っていた国際観光課の宮尾さん、おもてなし課の岡野さんが笑顔で迎えてくれました。

事前に質問をいくつか用意し、1時間半程、高知県について様々な角度から、とても丁寧に教えてくださいました。

どれも魅力的だったのですが、特に気になったのは外国人訪問者数の史上2位である年度が、龍馬伝が放送された年であるという事。増えたのは“外国人訪問者数”であり、“国内”ではないのです。坂本龍馬は確かに国内では有名ですが、海外で有名というのはあまり聞いたことがなく…。また、アジア系の訪問者数が群を抜いて多いというのです。何故なのだろう…。
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その答えは、実は「龍馬伝」が海外でも放送され、特に台湾などで高い人気を誇ったことにあったそうです。なるほど、と気持いいほど合点がいくのでした。

また、アジア系の旅行者数が多いのも、高知市内の地元の方と観光客が双方ひしめく不思議な空間である「ひろめ市場」が一つのポイントになっているのです。

地元の人が集まる場所に、観光という言葉はあまり似つかわしくない気もしますが、そこには高知県の魅力がギュッと詰め込まれていることに、ひろめ市場を訪れて気が付きました。
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話はもちろんなのですが、宮尾さんも岡野さんも、あとから駆けつけてくださった今井さんも笑顔でとても親しみやすく、親切に、また真剣に高知県の魅力を教えてくださいました。

ここでは私はふと気づいた。私の考える高知県の魅力をここで魅力を発見したのです。そう、高知県の魅力とは、人であるのです。

確かに観光資源や、美味しいご飯、お酒、なんでもあるのですが、しかし、そこには必ず人が関わっており、心地のよさを同時に提供されていたのです。

高知県にはホスピタリティがあるということです。インタビューの申し入れを快く受け入れていただき、たくさんの事を教えて頂いた観光振興部の方々をはじめ、ひろめ市場で快く相席を受け入れてくださった方もいました。

高知県の魅力、心地よさの秘密は、この受け入れてくれる懐の大きさにあるのだと実感しました。

また行きたい、そう思える高知県。ぜひ体感して頂きたく思うのです。

小倉ゼミ一期生 ゼミ長 Sally
亜細亜大学 経営学部 ホスピタリティ・マネジメント学科:小倉ゼミ生
亜細亜大学 経営学部 ホスピタリティ・マネジメント学科 小倉通孝ゼミ生による旅のコラム。ゼミの授業を通して訪れた国内外の観光地をフレッシュな学生の視点でレポートします。

亜細亜大学 経営学部 ホスピタリティ・マネジメント学科
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