旅の扉

  • 【連載コラム】トラベルライターの旅コラム
  • 2018年10月10日更新
よくばりな旅人
Writer & Editor:永田さち子

ユナイテッド航空だからできること。フライトをカスタマイズして、もっと快適な旅へ! 【連載】建築&アート、音楽と食を巡るシカゴの旅 Vol.7

成田空港第1ターミナル内にあるユナイテッド航空のラウンジ『United Club(ユナイテッド・クラブ)』。zoom
成田空港第1ターミナル内にあるユナイテッド航空のラウンジ『United Club(ユナイテッド・クラブ)』。
今回、初めて訪れたシカゴでは、往復のフライトにユナイテッド航空(UA)を利用しました。シカゴに本社を持つUAは、アメリカ第3の都市・シカゴへ、成田空港から毎日直行便を運航しています。所要時間は片道約12時間。
連載コラム第7回では、シカゴへのフライトがより楽しく快適になる、UAならではのポイントをご紹介します。

旅の始まりはラウンジから。one-time pass(ワンタイムパス)で過ごす贅沢時間
チェックイン後の空港での過ごし方は食事、ショッピングなどそれぞれですが、誰でも憧れるのが各航空会社がビジネスクラス以上のチケット購入者や上級クラス会員の資格保持者に提供するラウンジサービス。颯爽とラウンジに入っていく人たちの後姿を、羨望のまなざして見つめたことがある人は少なくないでしょう。

UAの場合、エコノミークラスの搭乗者でも専用ラウンジ『United Club(ユナイテッドクラブ)』を利用できる裏技があるんです。それが59ドルで購入できる『one-time pass(ワンタイムパス)』。利用は1回のみですが、成田空港だけでなく世界中のUnited Clubで利用できるので、知っておくと便利です。
では、そのラウンジ内をのぞいてみると…
United Clubの内部。ゆったりとしたスペースで搭乗までの時間を思い思いに過ごせます。zoom
United Clubの内部。ゆったりとしたスペースで搭乗までの時間を思い思いに過ごせます。
ご覧のように、壁や照明の一部に和のテイストを取り入れたインテリア。いくつかのエリアに分かれていて、ゆったりとしたソファのほか、グループやファミリーに便利なスペースやボックス席、おひとり&PC利用に使いやすいカウンター席も。人気が高いのはやはり、滑走路を一望する窓際の席。搭乗1時間前に着いた時には既に埋まっていましたが、シカゴ行きの1本前のフライトの出発時間が近づき空席ができたので、機体が目の前に迫る特等席をキープすることができました。

充実のドリンクとフードで、旅の気分が盛り上がる!
ラウンジでのお楽しみは、アルコールのラインナップとフード類。まずはビールでのどを潤します。この生ビールのサーバーがとても優秀。ホルダーにグラスをのせてスイッチを押すだけで、まるでプロが注いだかのような美しい泡が完成します。
ほかに、洋酒、日本酒や日本のワイン、ウイスキー、もちろんノンアルコールドリンクも充実。2カ所あるフードコーナーには、枝豆、サラダ、スナック、チーズやサラミに、お寿司が並びます。目の前の機体に荷物が運び込まれ、着々と出発準備が進む様子を眺めていると、「いよいよ出発するんだな」と、旅の気分が盛り上がってきます。
充実のフード&ドリンク類。搭乗時間を知らせてくれるアナウンスがあるので、乗り遅れる心配はありません。zoom
充実のフード&ドリンク類。搭乗時間を知らせてくれるアナウンスがあるので、乗り遅れる心配はありません。
12時間のフライトがより快適に楽しくなる、エコノミープラス&機内エンタテインメント
シートは、エコノミークラスより足元のスペースが少し広い『エコノミープラス』を利用しました。数センチの差ですが、そのゆったり感は想像以上! お隣がかなり体格がいいアメリカ人男性でしたが、窮屈さは全く感じませんでした。
機内エンタテインメントのプログラムもお好み次第。新作の邦画・洋画はもちろんのこと、過去の名画、アカデミー賞受賞作品も揃っていて、見逃していた作品をいくつか楽しむことができました。

もうひとつのポイントが、スマホ、タブレットなど手持ちのデバイスで機内Wi-Fiを利用できること。料金は、1時間4.99ドル、2時間8.99ドル、フライト中つなぎっぱなしだと21.99ドル。マイルを使うことも可能で、それぞれ770、1,390、3,990マイル。中途半端に残っているマイルがあれば、ここで利用するのもいいかもしれません。あらかじめ、UAのアプリをダウンロードしておくと接続がスムーズ。空港でのチェックインも、アプリに表示される搭乗券を自動チェックイン機にかざすだけで手続きできます。
エコノミープラスの足元は、身長164cmの私でこんな感じ。機内エンタテインメントとWi-Fi利用で、12時間のフライトもあっという間です。zoom
エコノミープラスの足元は、身長164cmの私でこんな感じ。機内エンタテインメントとWi-Fi利用で、12時間のフライトもあっという間です。
建築とアートの街のゲートウェイに到着!
機内食とともに、ビールやワインをいただき、機内エンターテインメントを楽しんでいるうちに、シカゴ・オヘア国際空港に到着。さすが建築とアートの街。空港内のインテリアにも、ミュージアムのような志向が凝らされています。このときは日本が猛暑に見舞われていた7月の終わり。空港ターミナルの建物を出た瞬間、感じた夕刻の風の涼やかさが今でも蘇ります。
シカゴ・オヘア国際空港に到着! 空港ターミナル前の芝生では、可愛らしい野ウサギが歓迎してくれました。zoom
シカゴ・オヘア国際空港に到着! 空港ターミナル前の芝生では、可愛らしい野ウサギが歓迎してくれました。
旅の締めくくりに、帰国のフライト前にもシカゴ・オヘア国際空港の『United Club』を利用しました。ここは、圧倒的にビジネスマンが多かった印象です。空港でラウンジを利用できるのと、そうでないのとでは、気分がまるで違います。特にロングフライトを控えている場合、ラウンジでゆったり過ごす時間があると空港での時間がとても楽しみだし、機内でもよりリラックスして過ごせる気がします。
帰りのフライトでも、ワンタイムパスでUnited Clubを利用。旅の名残を惜しみながら過ごしました。zoom
帰りのフライトでも、ワンタイムパスでUnited Clubを利用。旅の名残を惜しみながら過ごしました。
シカゴの旅コラムも、折り返し地点に到達しました。今回の旅のメインテーマでもある『食』、『音楽』の話題を次回以降、引き続きお届けしていきます!

●協力
シカゴ観光局

http://choosechicago.com/jp
ユナイテッド航空 
www.united.com
Writer & Editor:永田さち子
スキー雑誌の編集を経て、フリーに。旅、食、ライフスタイルをテーマとし、記事を執筆。著書に、「自然の仕事がわかる本」(山と溪谷社)、「よくばりハワイ」「デリシャスハワイ」(翔泳社)ほか。最近は、旅先でランニングを楽しむ、“旅ラン”に夢中!
risvel facebook