旅の扉
- 【連載コラム】オススメ情報を編集部がピックアップ!
- 2015年12月8日更新
- リスヴェル編集部トピックス
Editor:リスヴェル編集部
台湾の由緒あるホテルの文化歴史を巡るツアー
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- 威風堂々とした圓山大飯店
- 台湾のランドマーク的存在のホテル「圓山大飯店」では、ホテルの文化や歴史、建設に至る秘話などを聞きながらホテルを巡るツアーを行っている。一般には中国語でのガイドツアーだが、10名以上の団体には、日本語での対応も可能だ。
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- ロビーの藻井は、天から龍が今にも降りてきそう
- 「藻井」
圓山大飯店のロビーの天井にある梅の花の形をした「藻井」は、梅の花の中央に5匹の金龍が丸くなり龍の珠を囲んでいる。これは、すべての福を入口に集める「五福臨門」という意味が込められている。周囲には23匹の金龍と16匹の鳳凰がデザインされ、23の「3」の中国語の発音が「升」に似ていることから、「歩歩高升(一歩一歩出世していくこと)」を意味し、16は「一路」と発音が似ており、大きな梅の花の「花」と「発」の発音が似ていることから、全体で「一路発(財が増えますように)」という意味を表している。
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- 格式ある国宴庁
- 「国宴庁」
1963年に圓山大飯店のプレジデントスイートとして利用されていた。最初にここに宿泊した外国の元首は、タイ王国のラーマ9世プーミポンアドゥンラヤデート国王とシリキット王妃で、蒋介石総統と夫人の宋美齢女史がここでおもてなしを行った。
その後、1995年に高級宴会ホールとして国宴庁と名付けられ、世界各国から訪れる国賓クラスの方々を接待する場になった。備え付けられている家具類は、かつて蒋介石総統と夫人の宋美齢女史が使用していたもので、龍鳳椅子、屏風、花瓶、大理石の椅子、ソファーセットなど、歴史的意義と文化的価値を感じる。
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- 蒋介石総統と夫人が愛用した龍鳳椅子
- 「龍鳳椅子」
1963年に圓山大飯店が蒋介石総統と夫人の宋美齢女史のために、堅い黒檀を彫刻して「龍鳳椅子」を制作した。1組は国宴庁に収蔵し、もう1組は12階のプレジデントスイートにある。
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- かなり奥深い避難用口
- 「避難用滑り台」
圓山大飯店の国宴庁の近くに、避難用の滑り台がある。万が一の際には、ここから蒋介石総統と夫人の宋美齢女史が避難するようになっていた。
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- 美しさと力強さを感じる金龍は、金運・財運に恵まれる!
- 「金龍」
日本統治時代、剣潭山の上には「台湾神社」があり、神社の前には銅竜があった。台湾神社も戦時中の空襲を受け破損してしまうが、銅竜は無傷で残っていた。戦後、蒋介石総統と夫人の宋美齢女史が国賓を接待する場所としてこの地を選び、1952年に圓山大飯店が建てられるが、無傷で残った銅竜もここに設置され、銅竜を拝みにくる人も後を絶えず、1987年に金のメッキを施し、金龍が生まれた。この地は風水でもっとも良い場所とされ、金運・財運に恵まれていると言われている。
圓山大飯店ホテル視察ツアー(中国語)
ホテルの文化歴史、建造秘話などを巡る
集合時間: 午前10時、午後3時
所要時間: 約40分
料 金: 1人110元
(10名以上の団体の場合は英語・日本語ツアーのリクエスト可能)
圓山大飯店 Grand Hotel Taipei
住 所: 〒10461台北市中山区中山北路四段一号
電 話: +886-2-2886-8888
公式サイト: http://www.grand-hotel.org/ja-jp/