ドイツに新しいユネスコ世界遺産

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辺境伯オペラハウス（歌劇場）

2012年6月30日、ドイツのバイエルン州バイロイトにある「辺境伯オペラハウス（歌劇場）」が新たにユネスコ世界遺産として加わりました。これにより、現在ドイツには37ヵ所のユネスコ世界遺産が登録されています。（「辺境伯」はヨーロッパにおける貴族の称号）

辺境伯オペラハウスは、ブランデンブルク・バイロイト辺境伯のフリードリヒが夫人のヴィルヘルミーネの要望により、1744～1748年にかけて建設されました。豪華絢爛なバロック様式のこの歌劇場は、宮廷建築家であり画家のジュゼッペ・ガリ・ビビエーナが内装を担当し、建設当時のまま現存するオペラハウスとしてはヨーロッパ最古です。

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辺境伯オペラハウス内部　Copyright: ref. owner, Bayreuth, Kongress- & Tourismuszentrale

今回の辺境伯オペラハウスの登録は、同オペラハウスがヨーロッパのバロック音楽において重要なモニュメントであることをユネスコ世界遺産委員会が評価したため。バイロイト辺境伯オペラハウスは、ドイツオペラの巨匠リヒャルド・ワーグナーのゆかりの地でもあり、また2013年にはワーグナー生誕200年を迎えることから、来年のテーマに「リヒャルド・ワーグナー生誕200年」を掲げ、バイロイトだけでなく、ライプツィヒやドレスデンなどのワーグナーゆかりの都市で多数の記念イベントを予定しています。

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バイロイト祝祭劇場　Copyright: ref. owner, Bayreuth, Kongress- & Tourismuszentrale

また、バイロイトは、「バイロイト祝祭劇場」で毎年開催されるバイロイト音楽祭（リヒャルト・ワーグナー歌劇祭）は世界的に有名です。

情報提供：ドイツ観光局
　　　　　http://www.germany.travel/jp/