旅の扉

  • 【連載コラム】***独善的極上旅日記***
  • 2026年5月4日更新
フリージャーナリスト:横井弘海

#ゴールデンウィーク 都内でアート散歩⓶ #アーティゾン美術館

アーティゾン美術館外観zoom
アーティゾン美術館外観

 ゴールデンウィーク中盤いかがお過ごしですか?GWに何をするかを決めていない人が4割というデータがあるそうですが、お天気がはっきりしない今年のGW。
 一方、都内では見逃せない展覧会があちこちで開催中です。アート三昧も、お散歩がてらの鑑賞もあり。お薦めの展覧会をご紹介します。

 命が芽吹き、光あふれるこの季節、自然の美しさをたたえるアートには心がいやされます。

展覧会場入口zoom
展覧会場入口

#アーティゾン美術館(東京都中央区)
モネ没後100年
「クロード・モネ— 風景への問いかけ」展

 圧倒的な人気を誇る印象派の巨匠クロード・モネ(1840~1926)が生涯追い続けた「自然とは何か」を体験として問い返す展覧会です。
 没後100年を記念し、ル・アーヴル、アルジャントゥイユ、ヴェトゥイユ、ジヴェルニーなど、モネの創作を語る上で重要な場所と時代から、その画業の発展を丹念にたどります。モネの作品41点を含む、オルセー美術館所蔵の約90点に、国内の美術館や個人所蔵作品を加えた合計約140点。初期から晩年までの変化を一望できます。

 モネは同じ場所を繰り返し描き、光や時間によって変わる知覚そのものを探究しました。風景を「再現」するのではなく、「見るという行為」として提示しました。
本展では創作の背景や動機を、同時代の絵画や浮世絵、写真、工芸作品などの表現との関係の中で読み解き、さらに映像作品によって没入的に体感させてくれます。
 ここで出会うモネは、「自然は固定されたものではない」という問いを投げかける思想家のようにも思えます。観る側の我々もまた、うつろう光と色を感じることで、自分自身の“見る”という体験を見直すことになる——その深さこそが、この展覧会の最大の魅力かもしれません。


展覧会場。アーティゾン美術館はゆったりと鑑賞できるのも魅力です。zoom
展覧会場。アーティゾン美術館はゆったりと鑑賞できるのも魅力です。

会期 2026年2月7日(土) ~ 5月24日(日)
開館時間 午前10時~午後6時
(金曜日、5月2(土)、9(土)、16日(土)、23日(土)は午後8時まで)
※入館は閉館の30分前まで
休館日 5月11日(月) 
※美術館ウェブサイトより来館前に「ウェブ予約チケット」を購入することを推奨。ウェブ予約チケットは各入館時間枠の終了10分前まで販売。
※ウェブ予約チケットが完売となった場合、美術館窓口でのチケット販売はありません。

  https://www.artizon.museum/

フリージャーナリスト:横井弘海
元テレビ東京アナウンサー。各国駐日大使を番組や雑誌でインタビューする毎に、自分の目で世界を見たいという思いが強くなり、訪問国は現在70カ国超。著書に「大使夫人」(朝日新聞社刊)。国内旅行は「一食一風呂入魂!」。美味しいモノと温泉を追いかけて、旅をしています。
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