旅の扉

  • 【連載コラム】トラベルライターの旅コラム
  • 2026年4月8日更新
よくばりな旅人
Writer & Editor:永田さち子

ニューヨーク気分で本格ステーキを味わえる、 「キンプトン新宿東京」のダイニングエリア

オープンキッチンのグリルで香ばしく焼き上げられた「千葉県産ビーフのテンダーロイン」。zoom
オープンキッチンのグリルで香ばしく焼き上げられた「千葉県産ビーフのテンダーロイン」。

日本に居ながらにして、ニューヨーク・マンハッタンの雰囲気に浸れると評判のホテル「キンプトン新宿東京」。2階のダイニング「ディストリクト ブラッスリー・バー・ラウンジ」にニューヨークの本格的なステーキハウスと、西海岸のムード漂うカリフォルニアラウンジエリアが誕生しています。もともと雰囲気のよさ、フードのおいしさで定評があるダイニング、そのさらなる進化ぶりとは?

ニューヨークと西海岸、両方の気分と料理を味わえる「ディストリクト ブラッスリー バー・ラウンジ

「キンプトン新宿東京」は、ニューヨークのアートシーンをコンセプトにしたラグジュアリーライフスタイルホテル。2階にある「ディストリクト」は、ダイニング、ラウンジ、テラスの3エリアから構成され、カジュアルにもちょっとフォーマルにも、その日の気分や用途で選べるのが魅力です。女性にはブランチやアフタヌーンティー・メニューの人気が特に高かったのですが、ダイニングエリアではディナータイムに新たにニューヨークの本格ステーキメニューが登場し、さらにラウンジでは西海岸・カリフォルニアの雰囲気を楽しめるようになりました。

リラックスした雰囲気でニューヨークスタイルのステーキを味わえるダイニングは、おひとり利用にもおすすめ。zoom
リラックスした雰囲気でニューヨークスタイルのステーキを味わえるダイニングは、おひとり利用にもおすすめ。

ダイニングを訪れた瞬間、目を奪われるのはガラス越しに眺められるキッチンから上がる炎。本場ステーキハウスの臨場感に、一気に気分が高まります。ステーキは本格的なニューヨークスタイル、前菜には国産やカナダ産の新鮮なシーフードもあり、アラカルトもコースもお好み次第。ワインのセレクションも一新し、セラーに並ぶのはすべてカリフォルニア産ワインです。

本場アメリカの料理と日本の食材を巧みにアレンジ
これまでのフードメニューも、本場アメリカの料理に厳選した日本の食材を取り入れていることが特徴だったのですが、新メニューにもその魅力は健在。ステーキ用のお肉は千葉県産や宮崎県産黒毛和牛が中心で、旬の魚介や季節の野菜を使ったものも。ソースやドレッシングにはショウユ、味噌のほか、ワサビ、柚子、伝統野菜なども使い、目と舌を楽しませてくれます。

辛口のカリフォルニア産スパークリングが「赤海老のカルパッチョ」によく合います。zoom
辛口のカリフォルニア産スパークリングが「赤海老のカルパッチョ」によく合います。

この日は、アミューズ・前菜・ビスク(スープ)・ステーキ&デザートの「5 Course」。前菜には「赤海老のカルパッチョ・旨みドレッシング・九条ネギ」をチョイス。濃厚な甘みとねっとりとした食感が持ち味の赤海老を、爽やかな辛みをもつ九条ネギがきりっと引き締めています。オレンジ色が目に鮮やかな「自家製ビスク」には、海老の旨みがたっぷり。メインのステーキは、「千葉県産ビーフのテンダーロイン」を選びました。ステーキのサイドディッシュには、マッシュポテト、ベイクドポテト、ローストカリフラワー、フレンチフライなどのメニューが並びます。その中から、“これぞ、アメリカ!”という一品「マック&チーズ・カルボナーラ風」に決定です。

ワイン選びはソムリエにおまかせするのが正解! デザートのプレゼンテーションも楽しい
ワインのセレクションはお任せし、「赤海老のカルパッチョ」にはよく冷えたスパークリングを、ステーキには赤ワインをおすすめいただいたところ、これが大正解!
スパークリングは、「LOUIS POMMERY CALIFORNIA BRUIT」。シャンパーニュメゾン「ポメリー」の監修によりカリフォルニアで造られた辛口スパークリングです。赤ワインの「NAPA HIGHLANDS CABERNET SAUVIGNON」は、果実味があり滑らかな口当たり。しっかりとしたタンニンが、藁とハーブでスモークしたステーキにぴったりでした。

左/アミューズのミニスライダー。サイズは小さくても、パテにはビーフの旨みがぎっしり! 右/「自家製ビスク」と、赤ワインはナパバレーのカベルネソーヴィニヨン。zoom
左/アミューズのミニスライダー。サイズは小さくても、パテにはビーフの旨みがぎっしり! 右/「自家製ビスク」と、赤ワインはナパバレーのカベルネソーヴィニヨン。

デザートに選んだ「ベイクドアラスカ」は、アイスクリームをスポンジとメレンゲで包んで表面をさっと焼き上げるもの。温かいメレンゲと冷たいアイスクリームが口のなかで混ざり合う味わいが魅力のデザートです。

上/グリルで焼き上げたステーキを藁とハーブでスモークし、さらに香り豊かに。下/付け合わせの「マック&チーズ」は、これだけでもご馳走。テーブルで仕上げる「ベイクドアラスカ」は、サプライズ感たっぷりで盛り上がること間違いなし。zoom
上/グリルで焼き上げたステーキを藁とハーブでスモークし、さらに香り豊かに。下/付け合わせの「マック&チーズ」は、これだけでもご馳走。テーブルで仕上げる「ベイクドアラスカ」は、サプライズ感たっぷりで盛り上がること間違いなし。

カジュアルからちょっとフォーマルまで、用途を選ばず楽しめる
ニューヨークの本格ステーキを提供するレストランと聞くと少々かしこまったイメージがありますが、このラウンジはフォーマルすぎず、ほどよく力が抜けているのがいい感じ。私たちが訪れた夜、周りのテーブルは海外からのゲストが大部分だったのですが、あるカップルはワイン1杯と前菜をサクッと食べて、あるカップルはしっかりステーキメニューを堪能。おひとりディナーを楽しむゲストの姿もありました。カップルや気がおけない友人同士で訪れるのはもちろん、思い立ってふらりと訪れるのもよさそう。また、新宿駅に近いロケーションの便利さ、ホテルのダイニングという安心感はおもてなしにも使え、大切なゲストにリラックスしたディナータイムを過ごしてもらえそうです。都心でこういうお店を1軒知っていると、ディナー選びの楽しみがぐんと広がるだけでなく、“ちょっとセンスのいいひと”と思われるに違いありません。

カクテルに合う前菜、フィンガーフードなど、シェアして味わえるメニューも豊富だから、いろいろなシーンに使えそう。zoom
カクテルに合う前菜、フィンガーフードなど、シェアして味わえるメニューも豊富だから、いろいろなシーンに使えそう。

◆ディストリクト ブラッスリー バー・ラウンジ
東京都新宿区西新宿3-4-7
キンプトン新宿東京2階
TEL 03-6258-1414
ディナー18:00~23:00(ラストオーダー:フード21:00・ドリンク22:00)
https://www.kimptonshinjuku.com/jp/

Writer & Editor:永田さち子
スキー雑誌の編集を経て、フリーに。旅、食、ライフスタイルをテーマとし、記事を執筆。著書に、「自然の仕事がわかる本」(山と溪谷社)、「よくばりハワイ」「デリシャスハワイ」(翔泳社)ほか。最近は、旅先でランニングを楽しむ、“旅ラン”に夢中!
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