天気予報によると、首都圏から郊外にかけて、ゴールデンウィーク後半になると良いお天気になりそうです。
どこも人出は多いですが、この季節しか見ることができない景色があると聞けば、出かけたくなるのも心情。
富士の麓の春の風物詩『富士芝桜まつり』は、芝桜と富士山のおりなす息を呑む絶景。
5月26日まで開催されています(※時期により変動あり)。
本栖湖までやってくると、富士山もずいぶん間近に見えますが、その富士のすそ野に首都圏最大級のピンクのじゅうたんが広がっています。芝桜の数は約50万株。
芝桜(シバザクラ/学名:Phlox subulata)は、4~5月に、赤・桃・白・紫などの径1.5㎝ほどの小さな花を咲かせます。花の形がサクラに似ていて、芝生のように地面を覆って育つことから芝桜と呼ばれるそうです。
「富士芝桜まつり」では、ピンクやパープルなど7品種。よく見ると花弁の形にもそれぞれ特徴があります。
色鮮やかな芝桜の競演によるこのまつりは毎年好評で、インバウンドのお客様にも人気が高く、今年17年目を迎えました。
今年のテーマは「息をのむ、ピンク。」
長く楽しめる芝桜ですが、ゴールデンウィークの今は見頃です。お天気が多少悪くても、傘を差しながら散策している方は少なくありません。
もちろん富士山が顔を出し、芝桜と両方が楽しめたなら、それは最高!
SNSにアップしたくなるようなフォトスポットも多数あります。
これらが、なかなか良いのです。
「ピンクの海を旅する小舟」「幸せの黄色い扉」「ピンクのベンチ」「虹色のサークルベンチ」に加えて、今年は新たに、東京藝術大学デザイン科箭内研究室の学生とコラボレーションしたフォトスポット「飛び出す絵本の世界」が登場しました。
物語の中の主人公になった気分でポーズを取ると、富士山と芝桜が幻想的にモデルさんを彩ってくれます。フォトスポットには多くの人が列をなして撮影の順番を待っていますが、童心に帰って思い出の1枚を残してみてはいかがでしょう?
リゾートには、関東最大級の英国式庭園「ピーターラビット™ イングリッシュガーデン」もあります。
今年3年目を迎えて、約300種類の草木や花々、樹木も成長し、景観がますます素敵になっています。
イギリス人ガーデンデザイナーのマーク・チャップマン氏がデザイン監修を手掛けました。
英国の湖水地方の農園を舞台にした『ピーターラビットのおはなし』絵本シリーズの世界観を再現した庭園で、ピーターラビットの物語のキャラクターたちがあちこちでお出迎え。物語のなかに入ったような気分になれるかもしれません。カフェ、ミュージアム、ショップも併設しています。
英国育ちの友人曰く、「湖水地方よりこちらのほうが気候が良くて明るい」とのこと。さらに美しい富士山が目の前に雄大にそびえているという何とも素晴らしい庭園です。
英国にいるような気分で休日を満喫したくなるのは、ピーターラビットファンだけではないでしょう。
雄大な富士山の景色と美味しい空気。地元の食材を使用した様々なグルメや店舗も充実しています。
お洒落なカフェでゆったり食事をするのも良いですが、個性豊かなキッチンカーがたくさん出ているので、好みのものを屋外でつまむのも爽快な気分。
テーブルをシェアしたタイからの女性ふたり連れは、「桜えびやきそば(700円)」と富士山の形をした「フジヤマハニーカステラ(1本700円)」を食べながらニッコリ。
土産物店の人に聞いた話では、訪日客の皆さんに人気なのは富士山にちなんだお土産だそうです。富士山を愛するのは日本人だけではないのかと思うと、ちょっとうれしいです。
私の個人的なお気に入りは、「桔梗信玄餅ソフト(600円)」です。やはり山梨と言えば、信玄餅。
そして、食べ物ではありませんが、無料で配布しているカードがかわいかったです。ワンコの顔や女の子のドレスの部分が切り抜いてあります。カードを富士山や芝桜にかざして写真を撮り、さっそくSNSにアップしました。
*「富士芝桜まつり」情報
・開催期間
2024年4月13日(土)~5月26日(日) ※時期により変動あり日程
・入場料金
おとな(中学生以上) 1,000~1,300円
こども(3歳以上) 500~700円 (但し、日程により入場料金が異なります)
・駐車場は混雑により入場を制限し、周辺の臨時駐車場にご案内する場合があります。
・富士本栖湖リゾート
〒401-0338 山梨県南都留郡富士河口湖町本栖212
・最新情報、詳細は富士芝桜まつり公式サイトへ
https://www.fujimotosuko-resort.jp/flower/shibazakura/index.html