明るくゆったりと流れるケアンズの空気に包まれていると、いつの間に、自分がポジティブに、アクティブになっている気がします。一生に一度の思い出に、他ではなかなかできないスカイダイビングに挑戦しました。
テレビのバラエティ番組などでタレントさんがスカイダイビングで大空を飛ぶのを何度か見たことはありますが、まさか私自身が空を飛んでみるなんて思ったこともなかったのですが。
でも、ケアンズの青い空を見上げたら、「怖そう。でも、この空を飛んでみたいな!」と、なぜか決断してしまったのです。
ケアンズには、ふたつの世界遺産があります。グレートバリアリーフの青い海と世界最古の熱帯雨林。これらを上空4,572m(15,000フィート)から見下ろせるなんて、すごくないですか!時速200km、最大60秒間のフリーフォールって、どんな世界なのかまったく想像がつきません。
そして、そんな体験が、ケアンズでは観光客でも簡単に安全にできてしまう。それは驚きでもあります。
スカイダイビングの当日の流れは以下のよう。所要時間は約3~4時間です。
早朝にツアーを催行するスカイダイブ ケアンズに集合。
VTRとインストラクターによる説明を聞きます。
免責同意書にサインをしてから、空中飛行の準備。
スカイダイビングは、インストラクターが一緒に飛んでくれるので、安全にダイブすることはできます。でも、空中での姿勢や着地姿勢など必ず守らなければいけないいくつかのポイントがあります。それらを確認し、ダイブに必要な装備を整えたら、いよいよ飛行機場に移動して離陸です!
緊張する参加者をリラックスさせるように、インストラクターの皆さんはジョークまじりに笑顔で話しかけてくれます。セスナ機は、約4,572メートル上空までぐんぐん高度を上げていきます。
私の背後にはインストラクターのベンさん。彼と絶対離れないようにハーネスなどをきっちりつけて、いよいよ大空にジャンプ!
思い出してみると、ここが一番躊躇する瞬間だったかもしれません。当然、セスナの扉が開いているわけです。開いている扉にドキドキ!そこからどうやって飛び出すのか、心臓がバクバク!
しかし、実際は「さぁ、飛び出すぞ」と思う余裕も与えられないうちに、ベンさんと私は空中に出ていました。
あとはもう訳もわからぬ絶叫タイム。時速200キロで降りる時に当たる風の強さのため、お見せることができるような顔ではありませんが、空を飛ぶというか、空から落ちる?フリーフォールは、「キャー!」「ワァー」「すごーい!」と興奮の嵐。
そして、その後は空中でパラシュートが開かれ、空中遊泳の時間。時間にして5~6分でしょうか。フワリ、風に吹かれながら、何とも気持ちよく、正直に言うと、ここで初めて海も熱帯雨林も見る余裕ができました。
楽しい時間はすぐに過ぎます。離陸に備え、最後は講習で受けたように両足を前に出して、スムーズに着地!
いやぁ、なんともすごい体験でした!
Skydiveのスリル満点のフリーフォールは、担当インストラクターが当日の様子を密着撮影してくれるので、家に帰って動画と画像データで、何度でも振り返ることができます。
考えてみれば、富士山より高い空からのジャンプ。
動画を見ては、自分の経験がいかに特別なものだったか、感動を新たにしています。
なんともブサイクな顔が記録に残りましたが、それもまた、上空15,000フィートの特別な1枚と思い、大切にします。
参考情報:Skydive Australia
https://www.skydive.com.au/