トラベルコラム

  • 【連載コラム】トラベルエディターの旅コラム
  • 2013年8月15日更新
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Editor:スミタナオコ

羽田発でシアトルへ!Vol.8  世界最大のボーイング工場で、飛行機の製造工程を見学!(後編)

スタッフが移動に使う全長500メートルにも及ぶ地下道zoom
スタッフが移動に使う全長500メートルにも及ぶ地下道
工場に到着したらスタッフが通る地下道(全長500メートル!)を通って、工場中央のデッキへあがり、上から見学します。巨大な飛行機がすっぽりと入ってしまう工場は、とにかく巨大。ここではおよそ3万人のスタッフが3交代制で働くということで、工場内にはスタッフ用のタリーズがあるところもシアトルらしさを感じます。
工場内にタリーズがあるのもシアトルらしい!zoom
工場内にタリーズがあるのもシアトルらしい!
まずはボーイング777の見学。777は300万個の部品からなり、組み立てから組み立て完成には2ヶ月~3ヶ月かかるそうです。ちなみに2階建てが特徴のボーイング747は600万個以上の部品が必要で、3ヶ月~4ヶ月程度かかるそうです。工場内では、その多種多様なパーツが付けられ、徐々に完成に向かう飛行機を見ることができます。多くの作業員による複雑な工程を経てできあがっていく製造工程は、まさに「工場」という感じです。
ボーイング777の生産工程。手前から半時計回りに完成に近づいていくzoom
ボーイング777の生産工程。手前から半時計回りに完成に近づいていく
一方で、最新機種の787は生産工程は、従来の747、777などと全く違うことに驚きます。787は日本の三菱重工、川崎重工、富士重工をはじめ、世界各国のパートナー企業で作られたパーツを、ここエベレット工場で組み立て行く「モジュール生産」方式を採用。製造ラインはわずか4工程で、前半で機体のベースを作り、後半でエンジンや電気系統の取り付けを行います。コンピューター制御されたシンプルな作業工程は、まさに次世代といった風情です。
ボーイング787の生産ラインは一見とってもシンプルzoom
ボーイング787の生産ラインは一見とってもシンプル
ところで、ボーイングで働くスタッフの方々に一番好きな飛行機は?と聞くと、8割方のスタッフから「もちろん747さ!」という答え。「ジャンボ」の愛称で親しまれるワイドボディで2階建ての堂々とした747は、見ても乗ってもわくわくしますが、スタッフの方々にとっても、格別な愛情と思い入れがあるようでした。
ビジターセンター併設のショップでお土産をzoom
ビジターセンター併設のショップでお土産を
見学を終えたらもう一度「フューチャー・オブ・フライト・アビエーションセンター」に戻り、終了。ここでしか買えないボーインググッズ(Tシャツ、模型、キャップなどなど)をはお土産にぴったり。ご自分の記念にもぜひどうぞ。

ボーイング工場見学は、個人でも訪れることができますが、シアトル市街から離れた場所にあるため、ツアーを利用が便利。工場内では英語での案内となるため、英語が苦手な方は、ぜひ日本語ガイド付きツアーを。より理解が深まり、楽しめることでしょう。

ボーイング工場見学前編はこちら
Future of Flight(フューチャーオブフライト)ウェブサイトはこちら
Editor:スミタナオコ
大学在学中から海外を旅し、そのまま旅行ガイドブックの編集を仕事に。その後、ライフスタイル紙のライター、編集を経て、現在はウェブサイトのコンテンツ制作などに携わる。趣味はダイビング、ハイキング、キャンプ、ビール造りなど。今年はカヌーを始めたい!
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