【バイクで巡るカフェ】埼玉の物流倉庫の一角にあるプラントベースのカフェ

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カフェの外観とバイクがよく似合う

コロナ禍での移動手段のために久しぶりにオートバイに乗り始めた編集部スタッフが、週末にGoogle Mapで大好きなパン屋さんやカフェを探しているうちに新しいコラムを立ち上げることになった。

「バイクで巡るカフェ」　Café to Visit by Motorcycle
「バイクで巡るパン屋さん」　Bakery to Visit by Bike

第一弾コラムのカフェは、大型トラックが行き交う物流倉庫が軒を連ねる埼玉県川口市の領家地区に、四季の移ろいを感じる3000坪のガーデンの中にある「1110 CAFÉ/BAKERY」。2020年にオープンしたプラントベースのメニューを提供しているカフェ。プラントベース（Plant Based）とは、動物由来の原材料を配合せず、植物由来の原材料を使用した食品全般のことで、身体にも自然環境にも優しい。

初めて訪れる場所はいつもワクワクするものだが今回は不安が募る。本当にこっち？と思うほど地図通りに進めど物流倉庫の景色ばかり。しばらくすると低い白い塀の向こうに大きな樹木が見える。信号のない小さな交差点の角の門が空いていて、「入っていいのかなぁ？」と思うほどだが、地図ではここを指しているので入ってみると、大きな桜の樹々のある中庭がドーン！とあり、右奥に駐車場が見えた。「あっ、ここで良いのだと一安心。。。」

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中庭から店内までの雰囲気も物流倉庫の一角とは思えない非日常的な空間

バイクを停めてカフェのあるレンガ調の建物に行くと「1110 CAFÉ/BAKERY」の看板。店内に入るとパンとコーヒーの香りをほんのりと感じた。

時間は午前10時。
早速に注文。
大好きなフレンチトースト（1400円）とラテ（500円）をオーダー。
初めて食べるプラントベースのフレンチトーストに使用しているのは、豆乳、洗双糖、米油、バニラオイル、レモン果汁、季節の果物。動物性乳製品を使っていない店内焼き上げのパンに豆乳がしっかりと染み込んで、ほのかなバニラの香とレモン果汁でさっぱりとした軽いフレンチトースト。季節の果物はイチゴとキウイとバナナの組み合わせ。プラントベースのラテはオーツミルクを選択。

フレンチトーストの他には、朝食「Allday Breakfast」（午前8時〜午後3時）のメニューとしてパンケーキ、ベジベネディクト、パンドミトースト、本日のスタートプレートなどがある。

ランチメニュー（午前11時〜午後3時）には、KNOTたまごサンド、本日のパスタ、本日のカレーなどを用意している。

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この日は天気が良かったので屋外のテラスで

「1110 CAFÉ/BAKERY」のプラントベースのメニューに使用される食材は全国の有機栽培農家が育てた無農薬野菜から厳選している。

調理の際には水ではなくお湯で洗い、野菜自体が持っている酵素やうま味成分をより引き出すために工夫している。

野菜も生きていて呼吸しているのだ。

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店内にはほのかにパンの香りが漂う

また、調理工程で出る野菜の皮などの部分は出汁に使い、さらにその後コンポストへ入れて肥料へと変えていくことも実践しているまさにこれぞエコ。

さらに、毎日の食器洗いには植物から作られた体にも地球にも優しい洗剤を使用する徹底さが素晴らしい。

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パンはテイクアウトもOK

店内で焼き上げられるパンは動物性・乳製品不使用。乳製品を使わなくて焼くパンは一般的に硬く仕上がることが多いが、ここのパンは花から酵母を抽出し、発酵させて作っているため、とても柔らかな食感を保っている。

パンはお持ち帰りもOK。

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店内から中庭を望む。大きな桜の樹木は今年も沢山の花を咲かせたそうです

1110 CAFÉ/BAKERYは、日本の近代化の中で鋳物産業の一端を担ってきた会社「大泉工場」（1917年創業）の敷地内にある。この敷地内には、国の有形文化財に登録された大泉家の洋館と日本家屋がある。洋館は1938年（昭和13）ごろの建築で大谷石を使った石造り２階建て。日本家屋はおよそ80年前に建てられた。家の前にあるクリスマスローズの小径、日本庭園なども散策できる。

1110 CAFÉ/BAKERY
〒332-0004　埼玉県川口市領家5-4-1
午前8時〜午後4時（Food L.O. 午後3時）
月曜日定休（但し祝日の月曜日は営業し、翌日火曜日定休になる）
048-229-1085
無料駐車場完備
Free Wi-Fi／電源利用可能
テラス席はワンちゃんもOK！
https://1110cafe-bakery.com/