JTBは、コロナ5類移行後はじめて迎える夏休みを前に、夏休み期間（2023年7月15日～8月31日）の予約状況による国内・海外人気方面ランキングをまとめた。

【調査方法】
調査実施日： 2023年5月19日（金）
調査対象　：対象出発日のJTB商品の申込者（海外旅行：人員、国内旅行：販売額）
対象出発日：2023年7月15日～8月31日MySTYLE
対象商品　：ダイナミックパッケージJTBMySTYLE、ルックJTB、旅物語の海外募集型企画旅行商品JTBMySTYL

海外旅行（添乗員なし）の全方面合計では、昨年同時期に販売していた方面がハワイ、アメリカに限定されていたことから2022年同期比で約202倍と大幅に回復。人気方面は、ハワイ・グアムを筆頭に、近場の韓国・台湾やシンガポールなどのアジア方面が2019年同様上位にランクイン。ハワイは今年のゴールデンウィークと同様に1番人気で、家族やハネムーンに加えて夫婦からの予約も増加。2位のグアムは子ども連れ家族からの根強い人気が続く。また3位の韓国は、女性グループに加え、家族からも人気。アジア（韓国、シンガポール、台湾など）は現地滞在費用を含め旅行代金を比較的抑えられることや、旅行日数が短く予定もたてやすいことから、間際での予約が伸びていくことが今後想定される。

海外旅行の人気の出発日は、山の日の8月11日（金・祝）が1位。続いて、前日の8月10日（木）、8月13（日）の順。

海外旅行（添乗員付き）はヨーロッパが人気。食事や観光に加え、コロナ禍を機により取りづらくなった博物館や美術館の予約手続きなども含まれていることが人気の理由。参加形態は「夫婦」「家族」「ハネムーン」からの申し込みが増え、特にハネムーンは、食事や観光、移動などの現地滞在費用がすべて含まれている“お得感”により人気が高い。

国内旅行の全方面合計では、2022年同期比約2.5倍と大幅に増加。ゴールデンウィーク期間の予約状況と比較すると、沖縄や北海道などの遠距離が人気。人気の特徴として、1位の沖縄は予約の75％以上が4日間以上の旅行日数で、2位の北海道は、トマム、函館、富良野を訪れる旅行者が増えている。3位の関東は東京ディズニーリゾートが実施している40周年イベントが人気。2022年より人気が急上昇しているは、1位：東京ディズニーリゾートを含む関東、2位：ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを含む関西、3位：東北。テーマパークでのイベントや東北の夏祭りが人気の理由。

国内旅行の人気の出発日は、山の日の8月11日(金・祝)。続いて7月20日（木）～8月4日（金）までの7月後半から8月初旬の予約が多い状況。