『赤毛のアン』作家モンゴメリ生誕150年
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2024年03月29日公開

エリア:カナダ・アラスカ  > カナダ  > プリンスエドワード島 / ジャンル:観光情報・観光局・現地便り , 

(カナダ観光局公式サイト参照)、2024年は、児童文学作品として定評ある『赤毛のアン』の作家、ルーシー・モード・モンゴメリの生誕150年になる。シリーズ第1作となる『赤毛のアン』は、1908年に出版されて以来、これまでの累計発行部数は全世界で推定5000万部に達し、36カ国語に翻訳され、さらに点字版も発行されている。

2017年にはカナダCBCとネットフリックスが共同制作した人気ドラマ『アンという名の少女』(原題:『Anne with an E』)を始め、ドラマ化・舞台化・映画化もされた。また、ミュージカル作品『ミュージカル・赤毛のアン』は、2024年にシャーロットタウンのコンフェデレーション・シアターで上演され、その後は1年おきの上演を計画している。シャーロットタウンのフローレンス・シモンズ・パフォーマンス・ホールで大人になったアンの恋愛を描く『アン&ギルバート』も上演される。モンゴメリ生誕150年を記念して、プリンス・エドワード島州(PEI)では、モンゴメリと不朽の名作『赤毛のアン』に捧げる文学の祝典が盛大に開催される。

『赤毛のアン』の聖地巡礼であれば、やはりカナダ最小の州であるプリンス・エドワード島州であろう。アンが暮らした美しい島を見ようと、世界中から多くのファンが訪れる。アンの家があるアボンリー村は架空の地名だが、PEIの北岸に位置するキャベンディッシュがモデルになっている。主人公のアン・シャーリーは、カナダ文化の象徴的な存在となり、物語を生み出した作家モンゴメリは国宝級の存在となった。

カナダの国定史跡に指定されている赤毛のアンの家グリーン・ゲイブルズ・ヘリテージ・プレース、L・M・モンゴメリのキャベンディッシュ国定史跡、モンゴメリが暮らしたキャベンディッシュの家、キャベンディッシュ合同教会、キャベンディッシュ共同墓地、モンゴメリ・パーク、アボンリー村の「赤毛のアン」ストア、グリーン・ゲーブルズ・ハウス、お化けの森、バルサム・ホロウ・トレイル、恋人の小径、そしてグリーン・ゲイブルズの大規模修繕工事を終え、展示ホール併設の新ビジターセンター、ギフトショップ、カフェが装いも新たに生まれ変わった。モンゴメリが作品で生き生きと描いた美しい舞台を訪ねる新しい文学ツアーも始まった。

聖地巡礼マップは次のURLよりダウンロードできる(英語)。
https://lmmontgomeryliterarytour.com/wp-content/uploads/2020/01/LMM-Map-Letter-Web-Bilingual.pdf

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