香港の風水師 マック・リンリンに聞く旧正月最強開運香港旅行ガイド②
期間:指定なし
[香港政府観光局]2024年02月 1日公開

エリア:アジア  > 香港 / ジャンル:イベント・フェスティバル , 観光情報・観光局・現地便り , アート・カルチャー・歴史・ミュージック

◆健康と順風満帆を祈る
300年近い歴史を誇る九龍城の侯王古廟は、無病息災を願うのに最適な場所とされ、旧暦6月16日に行われる侯王寶誕の期間中は、特に多くの人で賑わいます。侯王の本尊とは別に、寺院には中国占星術の五行と組み合わせた十二支を司る60の神である太歲も祀られています。毎年、特定の干支はその年の支配神と衝突する「犯太歲」とみなされ、その干支の人は不運に見舞われる危険があります。辰年の「不運」な干支は、辰、戌、卯、丑です。これらの年に生まれた人は、「太歲衣」を買って自分の名前と生年月日を書き、線香を供えて太歳神に祈る儀式を行うことで、その年の災いを鎮めることができるといわれています。

◆万全と結実を祈る
辰年を完璧なものにするためには、「あらゆるリクエストに応える」ことで有名で、旧正月には特別な装飾が施される黄大仙は外せません。旧正月には、華やかに飾られたこの寺院で、この街最大の伝統行事のひとつである「搶上頭炷香」が行われます。地元の人々は、最初に寺院に入り線香をあげた者が最大の祝福を受けると信じています。そのため、旧正月大晦日の真夜中頃になると、大勢の参拝者が寺院に集まり、我先にとお線香をあげに走ります。1位になるのは至難の業ですが、旧正月期間中いつでも黄大仙で線香をあげ、辰年の幸運を祈ることができます。

黄大仙には、愛と結婚を司る神、月老神像もあります。恋愛成就を願う者は、花や果物を月老神像に供えて願い事をすることができます。月老神像の両脇には、神話に登場する恋人たち「金子」と「玉女」の像があります。月老は結婚にふさわしい男女の足に赤い糸を結ぶと言われているので、参拝後に「金子」や「玉女」の足に触れて、早期の良縁を祈ることができます。

◆運気上昇を願う
香港の旧正月旅行で運気を上げたいなら、ぜひ沙田にある車公廟へ!大勢の参拝者が旧正月の3日目に、扇風機のような銅製の羽根がついた風車がある象徴的な寺院に押し寄せます。旧正月の2日目が車公の誕生日ですが、地元の人々の多くは3日目に車公廟を訪れることを好みます。というのも、3日目は「赤口」で、人々が喧嘩をしやすい日だと信じられており、この争いの起こりやすい日には友人や家族と会うのを避けるために、寺院を訪れることを選びます。

車公廟で幸運を祈るには、特別な風習があります。寺院に入ったら、太鼓を3回叩いてから、銅製の羽根でできた幸運の風車「轉風車」を回します。前年に良いことがあった場合は、時計回りに回すと上昇傾向が保たれ、そうでない場合は、反時計回りに回すと不運を追い払うことができるといわれています。寺院で売られている風車を持ち帰り、今年の吉方位である南西か北東に置くと、さらに運気がアップするでしょう!
風水では、「山は人を制し、水は富を制す」と言われ、旧正月には山と水を見るのが新年の幕開けにふさわしい縁起の良い方法とされています。香港の雄大な山水景観の美しさを堪能するには、ピーク・トラムに乗ってビクトリア・ハーバーの全景を眺めたり、ランタオ島の大仏を見学した後、30分ほどで行ける「香港のベニス」と呼ばれる大澳の漁村を魅力的に散策するのがおすすめです。

自然のスピリチュアルなエネルギーを感じられるもうひとつの魅力は、法定古蹟(記念建造物)に認定されている大潭水塘(タイタム貯水池)です。この遺跡は、壮大なダムと百年前の石造りの橋が有名で、簡単なハイキングコースの途中でフォトジェニックなスポットの鑑賞ができます。

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