世界遺産検定 準1級新設
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2023年11月24日公開

エリア:指定なし / ジャンル:サービス・商品情報 , 名所旧跡・観光施設 , 

NPO 法人世界遺産アカデミーは、2024年7月開催「第56回世界遺産検定」より新設級の準1級の試験を実施する。準1級は、既存の1級と2級の間に位置づけられる級となる。

準1級の新設は、2級の試験範囲が日本の全遺産+世界の代表的な遺産300件である一方、1級は約1,200件の全遺産が範囲となっており、世界遺産学習を継続するうえで、この差がハードルになっているという意見が多かったことから、また、平均認定率も2級が60%前後であるのに対し、1級は30%前後と大きな開きがあったため、このギャップを埋め、世界遺産の学びを続けやすい環境を整えることが大きな理由である。

準1級では、日本の全遺産+世界の遺産700件を学ぶ。また、これまでとは少し切り口を変えて、「海賊」や「文学」、「無形文化遺産」、「映画」などをテーマに、多くの遺産が対象でも各々の興味から楽しく勉強に取り組める工夫をしている。ニュースにも頻繁に登場する「観光課題」「戦争・紛争」といったテーマも取り上げており、テキストのキャッチコピーに付けた通り「ふみこんで学ぶ」ことができる級。

世界遺産検定は、ユネスコの理念を知り世界遺産活動の輪を広げることを目的に、特定非営利活動法人 世界遺産アカデミーが主催する文部科学省後援の検定。2006年の第1回検定以来、35万⼈以上が受検、20万⼈以上が認定されている。現在、年間の受検者数は約3万⼈。年4回、全国の主要都市で開催しており、現在は4級、3級、2級、1級、最上級のマイスターの5つの級に分かれている(2024年7月検定からは準1級を新設)。20代を中⼼に⼦どもからシニアまで幅広い受検者を集め、メディアからの注⽬も⾼い。⼤学等⼊試優遇や学校での授業にも組み込まれている他、世界遺産に関連する施設・催事などでの認定者向けの優待特典もある。受検者からは「世界遺産を勉強したら、旅がもっと楽しくなった」との声も多く、趣味・教養を深める検定としても⼈気。

【公式HP】https://www.sekaken.jp/

世界遺産検定準1級に対応した公式テキスト
発売日:2023年12月11日
定 価:本体3,500円+税
体 裁:A5判・450ページ
予約・購入:https://book.mynavi.jp/ec/products/detail/id=141428

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