マオリ暦の新年「マタリキ」に美しいニュージーランドの星空をライブ配信
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2020年07月17日公開

エリア:オセアニア  > ニュージーランド / ジャンル:自然 , 

ニュージーランド政府観光局は、マオリ暦の新年を祝う「マタリキ(Matariki)」に因み、星空保護区として認定されているテカポ湖の星空を7月19日(日)にニュージーランド政府観光局の日本語公式ツイッターで、21日(火)に公式フェイスブック(英語)でライブ配信を行う。

ニュージーランドには国際ダークスカイ協会(IDA)が認定した星空保護区が3か所あるが、中でも世界最南端の天文台マウント・ジョン天文台があり、世界で最も美しい星空を観測できるといわれるテカポ湖(マオリ語Takapō)からライブ中継となる。

先住民マオリと星の繋がりは深く、マオリにとって星の位置を知ることは夜の航海には欠かせないものだった。マオリの探検家クペは星を道標としながらニュージーランドに辿り着いたといわれている。マタリキは主に「星の名前」「星団の名前」「マオリ暦の新年」の3つを指している言葉。

マオリ暦の新年のマタリキは、毎年6月から7月にかけて夜明けに北東の星空にマタリキ星団が姿を現した時から始まる。マオリ暦の新年は毎年変わり、今年は7月13日から開始。どの日をマオリ暦の新年とするかは部族により異なるため、日本の正月のようにマタリキは何日も続き各地で祝う。

また、マタリキには収穫の吉凶を占う意味もあり、マタリキの星が明るく見えたら、その年は大漁豊作と考えられている。その間は親戚、友人とご馳走を食べて祝うと同時に、亡くなった人々に思いを馳せ、天と地を繋ぐものとして凧揚げが大事な役目を担っている。

星空ライブ配信概要
日 時: 2020年7月19日(日) 19:00~(日本時間)より30分程度
内 容: テカポ湖の星空ライブ中継でマタリキをはじめマオリ文化と星空の関係について解説
ナビゲーター: テカポ湖で26年星空ツアーを催行するダークスカイプロジェクト共同経営者の小澤英之氏
配信方法: ニュージーランド政府観光局公式Twitterで配信 https://twitter.com/purenzinjapan
参加費: 無料
注意: 時差の関係上、実際にマタリキが見える時間が日本時間午前2時頃のためマタリキが見えない時間帯での実施となる。マタリキが見られる7月21日のライブ配信(英語)は現地時間5:30~(日本時間2:30~)を予定。

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