クラブツーリズム×東北大学共同研究 旅行の認知症予防効果を研究
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[リスヴェル編集部]2016年07月13日公開

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旅を通して出会いや感動を提供する大手旅行会社「クラブツーリズム」と「東北大学加齢医学研究所」は、旅行が脳にもたらす健康作用についての共同研究を2016年7月より開始した。

シニア世代の旅行に強みを持つクラブツーリズムと脳科学分野の世界的権威である東北大研究所が連携し、「生涯健康脳」研究の一環として、「旅行」と「認知症予防・抑制」の相関関係について医学的見地から調査・研究するもの。

共同研究に先立つ事前調査として、2016年5月に60歳以上の男女45名を対象にアンケートを実施したところ、頻繁に旅行に行くほど、あるいは明確な動機を持って旅行に行きその動機が満たされるほど、主観的幸福感が高くなる可能性が示唆された。

今後は、「旅行に行く頻度の高い高齢者は、主観的幸福感やストレスコーピング(対処)能力が高く、認知機能が保たれている。また、旅行前・旅行後で脳に変化があり、主観的幸福感は向上、認知機能は低下抑制が見られる」という仮説を検証するために、心理学的な質問紙調査や認知機能検査、脳のMRI検査等を行い、更に詳しい調査を3年間かけて行っていく。

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