モナコを象徴する施設の一つである「カフェ・ド・パリ・モンテカルロ」が19カ月にもわたる長期間の改装工事を終え、11月14日(火)にリニューアルオープンし、3階建てに建て替えられ、2階にできた新しいテラスからは伝説的なカジノ広場、カジノ・ド・モンテカルロ、オテル・ド・パリ・モンテカルロを一望する。2024年春には、最上階の3階にレストラン「アマゾニコ・モンテカルロ」がオープンする予定。

「カフェ・ド・パリ・モンテカルロ」は、1868年にカジノ広場に誕生。「ル・カフェ・ディヴァン」と名付けられ、“ブラッスリー”のエスプリを体現し 流行に左右されることなく全ての世代に愛されてきた。新しくなった「カフェ・ド・パリ・モンテカルロ」は、2014年に始まったモンテカルロ・ソシエテ・デ・バン・ド・メールの歴史的な大改装プロジェクトの仕上げとなるもので、オテル・ド・パリ・モンテカルロの改装、ワン・モンテカルロの開発、カジノ・ド・モンテカルロの改装、カジノ広場とその中心に位置するジャルダン・デ・ブーリングランの再編とあわせ一連のプロジェクトが終了する。

新しくなった「カフェ・ド・パリ・モンテカルロ」の1階は、アール・ヌーヴォー調の洗練された雰囲気のビストロ。修復された歴史的なステンドグラス、市松模様の大理石、テラゾのモザイク、グリーン、パステルピンク、ワインレッドの色合いの革と木のパネル、高い天井など、フレンチ・ブラッスリーのクラシックなトーンでまとめられている。とりわけ光にこだわり、店内の中央にモニュメントのように飾られているシャンデリアのすぐ下には、大きなカウンターを設置し、カクテルやグラスワインを楽しみながら、新しくラインナップしたライトミールや、シーフードの盛り合わせを楽しめる。

2階は、温かみのある色調や寄木細工の床、テーブルクロスが敷かれたテーブルなど、落ち着いた雰囲気のエレガントな空間。ロマンチックなディナー、友人との食事、ビジネスランチにも最適で、オペラ座の公演やカジノの合間にゆっくりと過ごせる。温かみのある曲線が美しいバーもあり、伝説的なカジノ広場を見下ろせる200平方メートルのテラスもある。

メニューには「カフェ・ド・パリ・モンテカルロ」を象徴する内容がリストに並んでいる。例えば、オニオングラタンスープ、ネギのグリビッシュソース、パテ・アン・クルート、ウフ・マヨネーズキャビア添え、ミルフィーユ、そして1896年に カフェ・ド・パリで誕生したクレープ・シュゼット。当時のイギリスの皇太子が訪れた際に、目の前で炎を上げてフランベして以来、フランベのパフォーマンスは続けられている。

Café de Paris Monte-Carlo
Place du Casino - MC 98000 Monaco
8:00 – 26:00
+377 98 06 76 23
https://www.montecarlosbm.com/fr/restaurant-monaco/le-cafe-de-paris