自然、芸術や文化が息づくイタリア・プーリア州
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2023年10月23日公開

エリア:ヨーロッパ  > イタリア / ジャンル:観光情報・観光局・現地便り , 名所旧跡・観光施設 , 

イタリアの地形をよく長靴の形で表現するが、そのかかとに位置するプーリア州(伊:Puglia、英:Apulia)は、城、高貴な宮殿、歴史的地区やバロック建築など、古代ローマやギリシャの遺跡が中世建築の傑作とともに残る歴史と文明が息づく場所である。

多くの文明が栄えたこの土地では、数千年にわたる変遷の跡を今でもはっきりと目にすることができる。ギリシャ文明、ローマ文明、ビザンチン文明に続いて、ノルマン王朝、シュヴァーベン王朝、アンジュー王朝が何世紀にもわたって続いたという驚くべき痕跡が発掘調査によって明らかになった。また、なだらかな丘陵地帯には、緑豊かなオリーブ畑やブドウ畑に囲まれた小さな歴史的な町並みが広がっている。また、何キロも続く海岸線には、要塞や灯台のある小さな港から白い砂浜、透き通った海を目の前に交互に臨むことができる。

プーリア州には3つのユネスコ世界遺産がある。
・ホーエンシュタウフェン家のフェデリコ2世によって建てられた神秘的な「カステル・デル・モンテ(デル・モンテ城)(Castel del Monte)」
・とんがり屋根がユニークな「アルベロベッロのトゥルッリ(Trulli of Alberobello)」
・モンテ・サンタンジェロにある神聖な「ロンゴバルド族統治時代の至聖所(Lombard Sanctuary of Monte Sant’Angelo)」

プーリア州は料理も存分に楽しめる。プーリア州は肥沃で鉄分を多く含む赤土として知られているため、生産される野菜の味が濃く美味しい。特産のオリーブオイル、トマトをたっぷりと使った素材の味を楽しめるシンプルな料理が多い。また、豆類を使った料理も豊富。さらに、アドリア海で獲れる新鮮な魚介類を使った料理は絶品で、肉類は、豚肉、仔羊、山羊等の料理もある。広大な小麦畑から収穫される良質のセモリナ粉も有名なので、パスタ料理も忘れてはならない。

年末までの主なイベント:

11月
「フカコステ・エ・コッチェ・プリアトリイェ(Fucacoste e Cocce Priatorije)」
生者と死者の交流を記念してランタンや焚き火が灯されるオルサーラ・ディ・プーリア(Orsara di Puglia)で行われるイベント。地元の人々はグリルしたお肉とムセタグリェ(muscetaglje)と呼ばれる特別なお菓子で祝う。

12月
「クリスマスの光(Lights of Christmas)」
ユネスコの世界遺産に登録されているとんがり屋根のアルベロベッロのトゥルッリは、クリスマス・シーズンが本格化するとイルミネーションの光とクリスマスのモチーフに包まれる。

「人間プレゼーピオ(Presepi viventi)」
地域の洞窟がベツレヘムとなり、キリスト降誕の場面を役者たちが再現。ターラント近郊のクリスピアーノでは人気のあるプレゼーペが上演される。

イタリア政府観光局ENIT プーリア州紹介サイト
https://bit.ly/italia-it-en-puglia

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