オーストラリア北東部、クイーンズランド州フレーザー島が正式に「ガリ」に名称変更
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2023年06月26日公開

エリア:オセアニア  > オーストラリア / ジャンル:観光情報・観光局・現地便り , 自然 , 

クイーンズランド州政府観光局は2023年6月7日に、同州で文化的に重要な観光地のひとつであるフレーザー島を伝統的な名称である「ガリ(K’gari)」に正式に名称変更することを発表した。今回の島の名称復帰により、先住民族のバチェラ族の文化が尊重され、正式に認められたことになる。

1992年にユネスコ世界遺産に登録されたガリ(旧フレーザー島)は、75万年以上にわたり砂が堆積してできた世界最大の砂の島。伝統的なバチェラ族の文化において、この島は湖、水路、海岸線、空、熱帯雨林にまつわる壮大な歴史がある。バチェラ族は推定2万年前からその重要性を理解し、それぞれが調和して息づく陸、海、動植物との驚くべき繋がりを築いてきた。

ガリは、クイーンズランド州の州都ブリスベンの北約300kmに位置し、国内外からの観光客に人気のあるデスティネーション。2022年には訪問者数が80万人以上になった。

ガリ(K’gari、旧フレーザー島)について
2009年にユネスコが指定した「大砂漠生物圏」の一部であるガリは、地球上でも特異で自然豊かな場所。島には道路がなく、砂の道や水路に導かれながら、世界遺産に登録されたこの不思議な島の隅々まで行くことができる。ガラスのように透明な真水の湖ブーラングーラ(マッケンジー湖)もそのうちの1か所で、島内に約100ある湖のひとつ。またバチェラ族がブーマンジン湖と呼ぶ世界最大の宙水湖もガリにある。島の北端にあるシャンパン・ロック・プールで水浴びをしたり、そびえ立つカラーサンドの崖を眺めながら75マイル・ビーチをトレッキングしたり、冷たい水のイーライ・クリークでクールダウンしたりして楽しめる。内陸には世界で唯一、砂の島に生育する熱帯雨林もある。

ガリの名称復帰に関する動画
動画(英語):https://youtu.be/xok2Y14QOGw
動画ショートバージョン(字幕有):https://x.gd/IYBXI
WEBページ(日本語):https://www.queensland.com/jp/ja/plan-your-holiday/news-and-articles/fraser-island-renamed-kgari-jp.html

【お問い合わせ】

risvel facebook