300年続く福島県の伝統地酒造りが米国シアトルで復活プロジェクト開始!
期間:2014年4月12日から 2014年5月27日まで
[リスヴェル編集部]2014年05月 2日公開

エリア:アジア  > 日本 / ジャンル:コンテスト・募集告知 , 

東日本大震災で被災した福島県双葉町の酒蔵「冨沢酒造店」が300年以上代々作り続けてきた伝統の地酒「白冨士」の復活をかけて、地理的にも気候的にも東北に良く似た米国ワシントン州シアトルを選び、酒蔵建造の準備を進めている。

白冨士は、敷地内に祭られた祠の中にある井戸から湧き出る阿武隈山系の伏流水を仕込み水として使い、代々の杜氏が全工程を手作業で仕込む。米の甘みが感じられる地酒として白冨士など愛されてきたが、2011年3月12日、冨沢酒造店から数キロ先の福島第一原発で水素爆発が起きて以来、酒蔵からの避難を余儀なくされているのが現状。冨沢酒造店は、冨沢家先祖「冨沢理恵門」が相馬公より酒造の許可を賜り、開設された酒造場として享保元年に酒造りを開始。その後福島県双葉町へ移り、約300年に渡り酒造りを続けていた。

株式会社JGマーケティングは、クラウドファンディング プラットフォーム「ShootingStar(シューティングスター)」を通して、福島県双葉町で300年続く伝統の地酒、白富士を復活させるため、資金の募集を2014年4月12日より開始した。シューティングスターは、ノーベル医学生理学賞を受賞した山中伸弥京都大教授や最高齢でエベレスト登頂を達成した三浦雄一郎氏が資金を募ったNPO向けクラウドファンディングサイト「ジャストギビング」を運営するチームにより2013年6月12日に立ち上げられたクラウドファンディングプラットフォーム。

現在、冨沢酒造店は、再び腰を据えて酒造りができる場所としてシアトルを選び、このプロジェクトを通して、総額3億円の建造計画の一部として、新しい酒樽購入のために200万円の調達を目指す。シューティングスターは、現在も東北復興を支える多くのプロジェクトを公開しており、双葉町で300年培った味をつなぐため新天地アメリカへ進出するという老舗・冨沢酒造店の大きな挑戦は、他の東北関連企業をも元気づけるものと考え、達成に向けてこのプロジェクトを支援する。

【プロジェクト詳細】
プロジェクトURL: http://shootingstar.jp/projects/834
目標金額: 200万円
募集期間: 2014年4月12日(土)~2014年5月27日(火)

【お問い合わせ】

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